~こころに吹く風~

1952年生まれの みよです。
人生の花野に遊びたい。
心躍ることも心塞ぐことも綴ります。

整骨院とピクニック

2019年03月16日 | 健康
熊野古道歩きを控えて、ふと気付くと腰が痛い。まったくも~鈍感なんだから! いつからって、イタリアを歩いている時から。でもこの数日腰が海老さんになっています。
木曜日には海外からの友人を迎えるというのに腰が曲がっているんじゃいやだなぁと、ネットで整骨院を探して水曜日に行って来ました。
歩き過ぎによる疲労ですって。歩くのがこんなに楽しいのに、いやになっちゃう。
今は腰は伸びています。まあ、大したことはありません。

整骨院の駐車場がわからなくて駅前スーパーの駐車場に停めたので、駐車料金を浮かすために買い物をしてレジに向かうと、グリコにバッタリ会いました。
腰の施術のあとはあまり歩かないように言われてしまったので、今日はお弁当を持ってほんの少しだけお散歩するつもりでした。負荷をかけようと思って、車にペットボトル入りザックも用意してあったけれど、それを背負うのはやめました。
グリコと一緒にピクニック!









お弁当食べて、お喋りして、グリコを家に送りました。

29日目 ガッリーナ~ラディコーファニ(Gallina~Radicofani)10/27

2019年03月13日 | イタリア巡礼路を辿る旅(Via Francigena)
5:00起床、 6:40出発
群雲から月が覗く






遠くに羊の群れ。
1時間ほど歩いた所に巡礼者のために休憩場所を提供して下さっている民家がありました。


水とテーブルの上にお菓子。ありがたいです。

この民家の隣りにはアグリツーリズモの宿がありました。
私は巡礼旅の間に一日だけでいいから贅沢をしてアグリツーリズモに泊まれたらいいなぁと思っていました。それで、巡礼路のコース上にあるこの宿を日本を出発する前に予約してあったのです。
でもいろんなことがありまして、キャンセル料が発生しないギリギリにここをキャンセルして、昨日泊まったB&Bに変更したのでした。






荒々しい景色です。素敵!
雨が降ったと思うとサッと陽が射す天気です。カンカン照りでないから素敵だなんて言っていられる(^^)
晴天だったら秋と謂えどもきっと暑くて大変だと思います。












FRANCIGENAの文字が書いてありますが、これはマラソンコースの標識です。




途中、沢山の犬に取り囲まれる場面もありました。羊を追うために飼われているのかなぁ。
小石を投げたら(いけないんですけど、怖かったから)、それを餌だと思ったのか、みんなそちらの方へ戻って行きました。


お~っ!ラディコーファニの町が見えて来ました。私の中で「憧れのラディコーファニ!」なんです。
「イタリアのvia francigenaのコース中でどこが一番ハードな所?」と質問すると、みな一様に「サン・クイーリコ・ドルチャからラディコーファニへの道」と答えるのです。私たちはそこを2日かけて歩きました。このコースを一日で歩いた巡礼者たちが倒れ込むように水を飲む水場がありました。


あと一息ですが見えてる割にはまだまだ遠かったです。でもモンタルチーノへの昇りに比べれば何のその(^^)


白馬!絵の中の世界みたいです。東山魁夷を思い浮かべました。








開けた場所へ出ると、強風で吹き飛ばされそう。体を持って行かれないように踏ん張って歩きました。

12:40夢見ていたラディコーファニの町に到着。
まずバールでトマトパスタとオレンジジュースでランチ。
メニューはイタリア語の文字ばかり。何を頼んだら良いのかわからないので、いつもトマトのパスタです。店のオススメを聞けば良かったのに、そんな簡単なことを思いつかない私たちでした。










ここが巡礼宿。まだ閉まっています。


ドアに「着いたら電話するように」と張り紙があります。困ったなぁ。私の電話は使えないのです。
教会を見学していたフロリダからのご夫婦が、「バルで電話を頼みなさい。私は少しはイタリア語を話せるから頼んであげる」と助けてくださり、無事にオスピタレーロに連絡できました。
オスピタレーロもイタリア語オンリー。
チェックインの手続きを済ませ、翌日のアックアペンデンテの宿を予約していただき、設備の説明を受けて、お別れのハグ。
彼は両腕にR子と私を一人ずつ抱えてハグしてしてくれました。その腕の力があまりにも強かったので、私は胸にグッと来てしまって、そのまま彼の胸で泣き出してしまいました。
「どうしたの?」と不思議そうなので、翻訳アプリ(オフラインで可)を使って「電話が壊れて使えなくて不安なんです」と言うとそれはそれは心配してなんとか慰めようとハグの雨あられ。イタリア語をペラペラペラペラ。一言も理解できないのですが、その気持ちがとても嬉しかった。

一段落してから町を散策しました。








食料を買った小さな商店のおばちゃんが陽気で傑作なんです。イタリア語しか話せないのに、滅茶苦茶面白かった(^^)

シーザ峠からずっと一緒だったスイス人が暗くなってから到着しました。街灯なんてないのに、ここまでどうやって来たんだろう?
彼はオスピタレーロに教わったリストランテへ食事に出かけ、帰って来た時にドアが開かなくてガチャガチャやっていたので開けてあげました。
私は「ボナノッテ(おやすみなさい)」と彼の背中に言いました。
すると、自分の部屋の方へ行ってしまっていた彼は戻って来て、私の目を覗き込み「sleep well」と。
ずっと一緒だったのに、初めてちゃんと会話した気がしました。(実際は挨拶や事務的な話はしていたのですが)
心細いと、些細なことが心に染みるんですね。
スイス人の彼とはこの時が最後で、もう会うことはありませんでした。

今日の歩き 17.5km

《宿情報》
Spedale Santi Pietro e Giacomo
Eメール: doneliasantori@libero.it
電話 : 338 7982255
住所 : Via dello Spedale、
寄付、16ベッド、食事なし、キッチン
予約は受け付けない
以前は食事との儀式があったらしいが、なくなっていた。

早春の花散歩

2019年03月09日 | ウォーキング
久し振りのウォーキング。春の花が咲いて楽しい!


畑の隅に白梅の大木。近所の梅が1本また1本と切り倒されて宅地になって行くのが悲しいです。
この梅の木には頑張ってほしい。



サンシュユ


















15km歩きました。


仕上げに駅前で道明寺を1つだけ買って、お茶はレモンとジンジャーのハーブティー。

28日目-② サン・クイーリコ・ドルチャ~ガッリーナ(Sant Quirico d'Orcia~Gallina)10/26

2019年03月07日 | イタリア巡礼路を辿る旅(Via Francigena)
サン・クイーリコ・ドルチャを11時に出発。
埃っぽい道を歩きました。


遠くに見えるのはサン・クイーリコ・ドルチャの町です。








巡礼路を見失い、バーニョ・ヴィニョニという温泉地に迷い込んでしまいました。巡礼路はここをかすめて行くのです。中まで入ってみたいと思っていたので、却ってラッキーでした(^^)


巡礼路の標識が全然なく、R子にメールをしても繋がりません。
イタリア入国からちょうど1か月でSIMカードの有効期限が切れたようだとようやく気付きました。2か月用のSIMカードを買ったのに。ネットも電話も使えないなんて!地図アプリも使えないんです。困りました。
大廻りをしてやっと「Via Francigena」の標識を見つけ出すと、そこのベンチでR子が待っていてくれました。








サン・クイーリコからラディコーファニまでのルートは一番楽しみにしていた景色の中を歩きます。
セメントの粉のような道を歩き、陽をさえぎるものがなく暑かったです。それでも私はワクワクでした。




この日のルートには水がないと聞いていましたが、ガッリーナまでの間に2か所ありました。(住民の方に飲める事を確認しました)




ガッリーナ、遠かったです。前方に建物が見えて、あれかな?と思っていると道がカーブして町が遠のきます。












本日2か所目の水場です。


宿は巡礼路から少しはずれた場所でした。この辺りに巡礼宿はないのでB&Bです。
バス・トイレ付きベットルーム。共用のキッチン。綺麗な宿でした。
キッチンはあるけれど、食材を売っている店はありません。宿の近くのリストランテは廃業していました。バルには固いパンとハムが有りました。夕食はそれです。
隣りの部屋にはスイス人。

今日の歩き 21.5km (トッレニエリ~ガッリーナ)

《宿情報》
☆Affittacamere Albafiorita
住所 Via delle Querciole, 8
電話 0577880118, 3407079401, 3383851104
メール piuvenere@live.it
https://albafiorita.jimdo.com/
朝食付き30ユーロ、洗濯機2ユーロ

奇想の系譜展(江戸絵画ミラクルワールド)

2019年03月03日 | 絵画

水曜日に東京都美術館で開催中の「奇想の系譜展~江戸絵画ミラクルワールド」を見て来ました。
2時過ぎ、チケット売り場も会場も並ぶことなくスイスイでした。
会場内は人がたまっている所もありましたが、ゆっくり鑑賞できたと思います。

私はこういう絵が大好きで、楽しみにしていました。
伊藤若冲、曽我蕭白、長沢芦雪が特に良かった。結構ワクワクしました。


我が家の窓辺です。
窓の外は白梅。お隣に梅の大木が3本あります。
白くモヤモヤと霞んだ花を眺めて、しあわせ~^^