チャッチャチャチャチャチャ♪チャチャッチャ~♪チャチャッチャ~♪チャラ~ラ~~♪――パパパパパパパン♪
――ナミちゃん(オレンジ)を探せっ!!
本日紹介するナミちゃん(オレンジ)はこちら!――↑ヘイ!タクシー!!
写真撮ろうと走ってるタクシーを追い駆けてったら、誤解した運ちゃんが車を停めてくれました。
……御免、運ちゃん、紛らわしい真似して。(汗)
最近馬鹿ギャグ書いてなかったから、どうにもパワーが落ちてる気がする…。
という訳でちょいと練習の積りで即興馬鹿劇場開幕。
即興なんで、オチなかったらゴメンして。
てゆーかまともな話だと思って読まないで下さい。(苦笑)
ル=ルフィ、ゾ=ゾロ、ナ=ナミ、ウ=ウソップ、サ=サンジ、チ=チョッパー、ロ=ロビン、フ=フランキー、ブ=ブルック
……まぁ説明せんでも解るでしょうが。(笑)
【即興麦藁馬鹿劇場 ―第1幕―】
血の河温泉殺人事件、混浴風呂に揺らめく白骨死体、
美女2人に惑わされた男2人の断末魔が、暗い湯殿に谺する!!
北へ南へ、西、東、波に揺られて、どんぶらこ。
そんな旅の一座でも、時には陸に上がって、のんびり湯なぞに浸かりたいと思うもの。
これはそんな一時を記録した話だとでも思いねえ。
ル「うっひょーー!!すっげーー!!奥には滝が有って、お湯がザブザブ流れてくっぞー!」
有頂天でルフィが叫ぶ。
服を投げ捨て1番乗りした彼は、さながら川の如く流れる温泉に、勢い良く飛び込んだ。
洞窟内に――だっぱーん!!!と派手な音が轟き、湯柱が天井高くまで立ち昇る。
一足遅く駆けつけたウソップが、それを見てルフィに教育的指導を入れた。
ウ「おいルフィ!!!いきなり温泉に飛び込むなんてマナー違反だぞ!!他のお客に迷惑懸けちまうだろうが!!」
彼はルフィに1番乗りを奪われ、頗る悔しかったのである。
ル「他にお客なんて居ねーぞ!俺達の貸切だ♪それより早く入れよ!この風呂湯が冷たくて、川みてーで気持ち良いぜ!!」
ウ「何ィ!?本当かァァ!!?――っしゃああ!!!行くぜェ~~~~!!!」
ウソップは気合を込めて雄叫ぶと、ハイジャンプして飛び込み、ルフィに負けない高さの湯柱を立ち昇らせた。
説明が前後するが、此処は某山奥に在る、1軒宿の温泉である。
宿の名物は全長50mの天然洞窟温泉風呂。
起伏に富んだコースは途中で二手に分かれ、一方の奥の滝からは、ざんぶざんぶと豊富な湯を湧出していた。
それでまぁ詳しい経緯は省くとして、ルフィ海賊団はそこへ湯治目的というか、ぶっちゃけ遊びに来たのである。
ウ「うおっ!?…本当だ、まるで湯冷ましみてェにぬるいぞ、このお湯。成る程…これが『冷泉』ってヤツかァ~~」
ル「『冷泉』って何だ??」
ウ「ナミが言うには……ア~~……難しい説明は忘れちまったが、要は冷たい温泉の事を言うらしい」
ル「冷てーのに『温泉』なのか??むじゅんしてるじゃねーか!」
ウ「や、それがな!入ってる間は冷たくても、湯から上がったらポッカポカで、暫く経っても体が温いまんまでいるっつう話だ」
ル「へー……………解った!『不思議温泉』ってヤツだな!」
2人が話してるそこへ、扉を開けて、チョッパー・サンジ・フランキー・ゾロ・ブルックが、股間も隠さずゾロゾロと入って来た。
そして川の様に流れる湯を見た途端、ウソップやルフィほどではないが、やはり有頂天になって、ざんぶと勢い良く湯に体を沈めた。
サ「おおっ!ナミさんの言う通りだ!…こりゃあ、あたかも川に浸かってるみてェな気分だな」
フ「底に砂利が敷いてあるのも野趣溢れてて感じ出てるぜ!」
ゾ「天井が岩じゃなくて、星でも見えたなら、更に風流だろうがな。…それと酒が欲しいぜ」
ル「何言ってんだゾロ!どーくつになってるから楽しいんじゃねーか!なってなかったら、ただの川だ!」
サ「そうだな…この湯の温度で露天だったら、流石に寒くて居られねェ。正に川に浸かる様なもんだ」
ブ「まあ宜しいじゃないですか、星の見えない洞窟であろうとも。…こうして仄かなランプの下、仲間と共に裸になって湯に浸かる…しみじみと骨身に沁みて来るじゃあないですか」
ゾ「…そりゃ、おめェは人一倍沁みるだろうよ」
フ「ダイレクトに『骨』だかんなァ」
ブ「私…気持ち良過ぎて、何だかダシでも出て来そうですよ、ヨホホホホ!」
サ「やめろ!!そういう気持ち悪ィ事言うのはっっ!!」
ブ「いやいや、私彼是88年生きてますが、仲間と温泉に入るなんて初めての体験。長生きはするもんだと感動に打ち震えているのです。――死んじゃってますけど、私!!ヨホホホホ!!」
サ「だからもういいってのそのパターン!!!黙って湯に浸かっとけ!!!」
ゾ「まったく風流じゃねェなァ」
チ「オレも初めて温泉入ったァ~~!!楽しいなァ~~♪気持ち良いなァ~~♪じっとしてると流れて行くぞォ~~♪」
ウ「気分は『流れるプール』だよな♪」
ル「おいウソップ!!チョッパー!!滝登ってって1番奥まで探検しよーぜ!!」
ウ&チ「「オーーー!!!」」
ウソップ&チョッパーは高々と手を挙げると、バシャバシャと湯を蹴立てて、先に奥へ向かったルフィを追い駆けて行った。
入れ違うようにナミとロビンが、男達が来たのとは反対の方向から、胸に白いバスタオルを巻き付けた姿でやって来る。
サ「んナミっすわんvvvロビンちゅわんvvv――さささっ早く湯に浸かって!!俺の両隣が空いてるよォ~~vv」
ナ「え~~!?濁り湯じゃないのォ~~!?ロビン、どうするゥ?」
ロ「私は別に構わないけど…」
男達の浸かる湯が透明なのを知り、ナミは入るのを躊躇してみせる。
彼女に付き合うように、ロビンも中々入ろうとはせず、2人は1段高い岩の上に何時までも立ち竦んでいた。
サ「どどどどうしたのさ2人共?ややややだなァ、Hな事なんて誰も考えてねェって!ななな仲間じゃないか俺達!ききき気にせずお早くさあカモンッ!」
ゾ「声裏返ってるぞ、お前」
フ「そうだ!!!仲間じゃねェか俺達!!!隠し事なんて水臭ェ!!!この俺の様に包み隠さず全てを晒して語り合おうぜ、ベイベッ!!!」
そう高らかに叫んだフランキーは、湯から立上がると全裸で仁王立ちして見せた。
そのまま「アウッ!!」とか「オウッ!!」とか奇声を発しながら、腰を振って独り浅草サンバを踊って見せる。
――すると突然湯の中から数本の腕がニョキニョキと伸び、あっと言う間に彼の体を拘束して川底に沈めてしまった。
沈んだ場所からは、暫くゴボゴボと泡が浮き上がっていた……
ロ「混浴だからといって、女性の前で全裸を晒すのはマナー違反よ。守れない人は、この私が湯から出さないっっ」
ナ「さっすがお姉様♪グッジョブ♪」
今まで和気藹々と湯に浸かってた男達の頭上に、何となく緊迫したしじまが降りる。
そこへタイミング良くルフィとウソップとチョッパーが、ザブザブ賑やかな水音を立てつつ戻って来た。
ル「奥見て来たぞーー!!…思ってた以上に深かったぜ!!」
ウ「段々になっててよー!マジ滝みてェなの!」
ル「上から段々ジャンプしたり、面白かったよなァー♪お前らも見て来いよ!」
チ「湯が湧き出してるトコ、まるで鍾乳洞みたいだった――って、あれ??フランキーは底で何やってんだ??」
サ「…ああ、こいつはその…潜水…ダイビングっつうか…」
チ「ダイビング???」
ブ「ああそうだナミさん!私、本日うっかり聞くのを忘れてました!――今日はどんなパンツはいてますか!?」
ナ「って日課にしてんのか、あんたはァーーー!!!」
――カコーン!!!とブルックの頭蓋骨に風呂桶がヒットした。
ブ「いえ私なりに雰囲気を和ませようと…にしても何時もながらテキビシィ~~~。ヨホホホホ!」
ナ「もっと別な和ませ方を考えろっ!!――大体ねェ~~、パンツなんてはいてる訳ないでしょ!」
ブ「……は?」
サ「……は?」
ブ&サ「「はいてないィィ!!?」」
ブルックとサンジが仰天して叫ぶ。
サ「そそそそれはつまり今ノーパンで居るって事かい!?ナミさん…!!!」
ナ「何、変な言い方してんの?はいて入る馬鹿なんて居る訳ないじゃない。ねェ、ロビン?」
ロ「ええ、それが当然のマナーだわ」
サ「ロロロビンちゃんもォォ!!?」
パンツハイテナイ、パンツハイテナイ、パンツハイテナイ、パンツハイテナイ、パンツハイテナイ……
ノーパン、ノーパン、ノーパン、ノーパン、ノーパン、ノーパン、ノーパン、ノーパン、ノーパン、ノーパン…………
2人が今、パンツをはいてないという事実は、サンジとブルックに少なからぬ衝撃を与えた。
「パンツをハイテナイ」という事はつまり「ノーパン」。
「ノーパン」という事はつまり「パンツをハイテナイ」。
自分達の前に立つ2人の美女は今「ノーパン」。
バスタオルを巻いたその下には「パンツをハイテナイ」。
ノープロブレム、ノースモーキング、ノーパンツ。
貴方は勇気を持って「ノーパンツ」と言えますかァ?
そこまで考え及んだ所で、遂に体内の水道管が破裂した。
――ブッシュウゥゥゥ~~~~~~~……!!!!!!
チ「ギャア~~~~!!!!サンジとブルックが突然鼻血噴いたァァ~~~~!!!!」
ル「どっひゃあーーー!!!まるで間欠泉だっっ!!!」
ウ「凄ェ湧出量だ!!軽く温泉の上行ってるぜ!!!――てゆーかブルックはどっから出してんだよ!!?」
ゾ「けどまあ、お蔭で湯が濁ったじゃねェか!入れよ、お前ら!」
ナ「入れる訳ないでしょ!!こんな血の池地獄!!!」
ロ「と言うより血の大河ね」
ウ「そういやァ、『涙で渡る血の大河』なんて歌が、どっかに有ったよな」
チ「なあ、所で……フランキー浮いて来ねェんだけど、引き上げなくって大丈夫なのか…?」
それからも、2人の鼻からはドクドクドクドク…そりゃあ凄い勢いで血が流れたそうじゃ。
真っ赤な血は瞬く間に透明だった湯を染めて、何時しか温泉は血の河に変わって行ったんじゃと。
――これが、××村『血の河温泉』の由来じゃ。
とっぴんぱらりのぷう。
……こういうネタが浮かぶ自分は、色々と幸せな人間だと思う。(自嘲)
てゆーか「能力者は水に浸かると力が抜けるんじゃ?」って疑問は、この際忘れてくれたまえ。(笑)
【私信】
ふふさん…7/13~定時で帰れるようになりそうです。
いえ、その頃から夏休みに入る人達が出て来て、結果仕事が出来ず、早く帰るしかない状況に陥るだけですが…。(苦笑)
取敢えず、9月中旬からが怖い…。
――ナミちゃん(オレンジ)を探せっ!!
本日紹介するナミちゃん(オレンジ)はこちら!――↑ヘイ!タクシー!!
写真撮ろうと走ってるタクシーを追い駆けてったら、誤解した運ちゃんが車を停めてくれました。
……御免、運ちゃん、紛らわしい真似して。(汗)
最近馬鹿ギャグ書いてなかったから、どうにもパワーが落ちてる気がする…。
という訳でちょいと練習の積りで即興馬鹿劇場開幕。
即興なんで、オチなかったらゴメンして。
てゆーかまともな話だと思って読まないで下さい。(苦笑)
ル=ルフィ、ゾ=ゾロ、ナ=ナミ、ウ=ウソップ、サ=サンジ、チ=チョッパー、ロ=ロビン、フ=フランキー、ブ=ブルック
……まぁ説明せんでも解るでしょうが。(笑)
【即興麦藁馬鹿劇場 ―第1幕―】
血の河温泉殺人事件、混浴風呂に揺らめく白骨死体、
美女2人に惑わされた男2人の断末魔が、暗い湯殿に谺する!!
北へ南へ、西、東、波に揺られて、どんぶらこ。
そんな旅の一座でも、時には陸に上がって、のんびり湯なぞに浸かりたいと思うもの。
これはそんな一時を記録した話だとでも思いねえ。
ル「うっひょーー!!すっげーー!!奥には滝が有って、お湯がザブザブ流れてくっぞー!」
有頂天でルフィが叫ぶ。
服を投げ捨て1番乗りした彼は、さながら川の如く流れる温泉に、勢い良く飛び込んだ。
洞窟内に――だっぱーん!!!と派手な音が轟き、湯柱が天井高くまで立ち昇る。
一足遅く駆けつけたウソップが、それを見てルフィに教育的指導を入れた。
ウ「おいルフィ!!!いきなり温泉に飛び込むなんてマナー違反だぞ!!他のお客に迷惑懸けちまうだろうが!!」
彼はルフィに1番乗りを奪われ、頗る悔しかったのである。
ル「他にお客なんて居ねーぞ!俺達の貸切だ♪それより早く入れよ!この風呂湯が冷たくて、川みてーで気持ち良いぜ!!」
ウ「何ィ!?本当かァァ!!?――っしゃああ!!!行くぜェ~~~~!!!」
ウソップは気合を込めて雄叫ぶと、ハイジャンプして飛び込み、ルフィに負けない高さの湯柱を立ち昇らせた。
説明が前後するが、此処は某山奥に在る、1軒宿の温泉である。
宿の名物は全長50mの天然洞窟温泉風呂。
起伏に富んだコースは途中で二手に分かれ、一方の奥の滝からは、ざんぶざんぶと豊富な湯を湧出していた。
それでまぁ詳しい経緯は省くとして、ルフィ海賊団はそこへ湯治目的というか、ぶっちゃけ遊びに来たのである。
ウ「うおっ!?…本当だ、まるで湯冷ましみてェにぬるいぞ、このお湯。成る程…これが『冷泉』ってヤツかァ~~」
ル「『冷泉』って何だ??」
ウ「ナミが言うには……ア~~……難しい説明は忘れちまったが、要は冷たい温泉の事を言うらしい」
ル「冷てーのに『温泉』なのか??むじゅんしてるじゃねーか!」
ウ「や、それがな!入ってる間は冷たくても、湯から上がったらポッカポカで、暫く経っても体が温いまんまでいるっつう話だ」
ル「へー……………解った!『不思議温泉』ってヤツだな!」
2人が話してるそこへ、扉を開けて、チョッパー・サンジ・フランキー・ゾロ・ブルックが、股間も隠さずゾロゾロと入って来た。
そして川の様に流れる湯を見た途端、ウソップやルフィほどではないが、やはり有頂天になって、ざんぶと勢い良く湯に体を沈めた。
サ「おおっ!ナミさんの言う通りだ!…こりゃあ、あたかも川に浸かってるみてェな気分だな」
フ「底に砂利が敷いてあるのも野趣溢れてて感じ出てるぜ!」
ゾ「天井が岩じゃなくて、星でも見えたなら、更に風流だろうがな。…それと酒が欲しいぜ」
ル「何言ってんだゾロ!どーくつになってるから楽しいんじゃねーか!なってなかったら、ただの川だ!」
サ「そうだな…この湯の温度で露天だったら、流石に寒くて居られねェ。正に川に浸かる様なもんだ」
ブ「まあ宜しいじゃないですか、星の見えない洞窟であろうとも。…こうして仄かなランプの下、仲間と共に裸になって湯に浸かる…しみじみと骨身に沁みて来るじゃあないですか」
ゾ「…そりゃ、おめェは人一倍沁みるだろうよ」
フ「ダイレクトに『骨』だかんなァ」
ブ「私…気持ち良過ぎて、何だかダシでも出て来そうですよ、ヨホホホホ!」
サ「やめろ!!そういう気持ち悪ィ事言うのはっっ!!」
ブ「いやいや、私彼是88年生きてますが、仲間と温泉に入るなんて初めての体験。長生きはするもんだと感動に打ち震えているのです。――死んじゃってますけど、私!!ヨホホホホ!!」
サ「だからもういいってのそのパターン!!!黙って湯に浸かっとけ!!!」
ゾ「まったく風流じゃねェなァ」
チ「オレも初めて温泉入ったァ~~!!楽しいなァ~~♪気持ち良いなァ~~♪じっとしてると流れて行くぞォ~~♪」
ウ「気分は『流れるプール』だよな♪」
ル「おいウソップ!!チョッパー!!滝登ってって1番奥まで探検しよーぜ!!」
ウ&チ「「オーーー!!!」」
ウソップ&チョッパーは高々と手を挙げると、バシャバシャと湯を蹴立てて、先に奥へ向かったルフィを追い駆けて行った。
入れ違うようにナミとロビンが、男達が来たのとは反対の方向から、胸に白いバスタオルを巻き付けた姿でやって来る。
サ「んナミっすわんvvvロビンちゅわんvvv――さささっ早く湯に浸かって!!俺の両隣が空いてるよォ~~vv」
ナ「え~~!?濁り湯じゃないのォ~~!?ロビン、どうするゥ?」
ロ「私は別に構わないけど…」
男達の浸かる湯が透明なのを知り、ナミは入るのを躊躇してみせる。
彼女に付き合うように、ロビンも中々入ろうとはせず、2人は1段高い岩の上に何時までも立ち竦んでいた。
サ「どどどどうしたのさ2人共?ややややだなァ、Hな事なんて誰も考えてねェって!ななな仲間じゃないか俺達!ききき気にせずお早くさあカモンッ!」
ゾ「声裏返ってるぞ、お前」
フ「そうだ!!!仲間じゃねェか俺達!!!隠し事なんて水臭ェ!!!この俺の様に包み隠さず全てを晒して語り合おうぜ、ベイベッ!!!」
そう高らかに叫んだフランキーは、湯から立上がると全裸で仁王立ちして見せた。
そのまま「アウッ!!」とか「オウッ!!」とか奇声を発しながら、腰を振って独り浅草サンバを踊って見せる。
――すると突然湯の中から数本の腕がニョキニョキと伸び、あっと言う間に彼の体を拘束して川底に沈めてしまった。
沈んだ場所からは、暫くゴボゴボと泡が浮き上がっていた……
ロ「混浴だからといって、女性の前で全裸を晒すのはマナー違反よ。守れない人は、この私が湯から出さないっっ」
ナ「さっすがお姉様♪グッジョブ♪」
今まで和気藹々と湯に浸かってた男達の頭上に、何となく緊迫したしじまが降りる。
そこへタイミング良くルフィとウソップとチョッパーが、ザブザブ賑やかな水音を立てつつ戻って来た。
ル「奥見て来たぞーー!!…思ってた以上に深かったぜ!!」
ウ「段々になっててよー!マジ滝みてェなの!」
ル「上から段々ジャンプしたり、面白かったよなァー♪お前らも見て来いよ!」
チ「湯が湧き出してるトコ、まるで鍾乳洞みたいだった――って、あれ??フランキーは底で何やってんだ??」
サ「…ああ、こいつはその…潜水…ダイビングっつうか…」
チ「ダイビング???」
ブ「ああそうだナミさん!私、本日うっかり聞くのを忘れてました!――今日はどんなパンツはいてますか!?」
ナ「って日課にしてんのか、あんたはァーーー!!!」
――カコーン!!!とブルックの頭蓋骨に風呂桶がヒットした。
ブ「いえ私なりに雰囲気を和ませようと…にしても何時もながらテキビシィ~~~。ヨホホホホ!」
ナ「もっと別な和ませ方を考えろっ!!――大体ねェ~~、パンツなんてはいてる訳ないでしょ!」
ブ「……は?」
サ「……は?」
ブ&サ「「はいてないィィ!!?」」
ブルックとサンジが仰天して叫ぶ。
サ「そそそそれはつまり今ノーパンで居るって事かい!?ナミさん…!!!」
ナ「何、変な言い方してんの?はいて入る馬鹿なんて居る訳ないじゃない。ねェ、ロビン?」
ロ「ええ、それが当然のマナーだわ」
サ「ロロロビンちゃんもォォ!!?」
パンツハイテナイ、パンツハイテナイ、パンツハイテナイ、パンツハイテナイ、パンツハイテナイ……
ノーパン、ノーパン、ノーパン、ノーパン、ノーパン、ノーパン、ノーパン、ノーパン、ノーパン、ノーパン…………
2人が今、パンツをはいてないという事実は、サンジとブルックに少なからぬ衝撃を与えた。
「パンツをハイテナイ」という事はつまり「ノーパン」。
「ノーパン」という事はつまり「パンツをハイテナイ」。
自分達の前に立つ2人の美女は今「ノーパン」。
バスタオルを巻いたその下には「パンツをハイテナイ」。
ノープロブレム、ノースモーキング、ノーパンツ。
貴方は勇気を持って「ノーパンツ」と言えますかァ?
そこまで考え及んだ所で、遂に体内の水道管が破裂した。
――ブッシュウゥゥゥ~~~~~~~……!!!!!!
チ「ギャア~~~~!!!!サンジとブルックが突然鼻血噴いたァァ~~~~!!!!」
ル「どっひゃあーーー!!!まるで間欠泉だっっ!!!」
ウ「凄ェ湧出量だ!!軽く温泉の上行ってるぜ!!!――てゆーかブルックはどっから出してんだよ!!?」
ゾ「けどまあ、お蔭で湯が濁ったじゃねェか!入れよ、お前ら!」
ナ「入れる訳ないでしょ!!こんな血の池地獄!!!」
ロ「と言うより血の大河ね」
ウ「そういやァ、『涙で渡る血の大河』なんて歌が、どっかに有ったよな」
チ「なあ、所で……フランキー浮いて来ねェんだけど、引き上げなくって大丈夫なのか…?」
それからも、2人の鼻からはドクドクドクドク…そりゃあ凄い勢いで血が流れたそうじゃ。
真っ赤な血は瞬く間に透明だった湯を染めて、何時しか温泉は血の河に変わって行ったんじゃと。
――これが、××村『血の河温泉』の由来じゃ。
とっぴんぱらりのぷう。
……こういうネタが浮かぶ自分は、色々と幸せな人間だと思う。(自嘲)
てゆーか「能力者は水に浸かると力が抜けるんじゃ?」って疑問は、この際忘れてくれたまえ。(笑)
【私信】
ふふさん…7/13~定時で帰れるようになりそうです。
いえ、その頃から夏休みに入る人達が出て来て、結果仕事が出来ず、早く帰るしかない状況に陥るだけですが…。(苦笑)
取敢えず、9月中旬からが怖い…。