角田光代 著 「八日目の蝉」を読みました。
逃げて、逃げて、逃げのびたら、私はあなたの母になれるだろうか…。
東京から名古屋へ、女たちにかくまわれながら、小豆島へ。
偽りの母子の先が見えない逃亡生活、そしてその後のふたりに光はきざすのか・・・。
野々宮希和子は不倫相手の生後6か月になる赤ちゃんを連れ去り逃亡し、自分の娘”薫”として育て始める。
そして彼女は3年半もの間、逃亡生活を続けた。
誘拐された娘の”薫”は、理不尽な逃亡生活に付き合わされながらも、 あふれるほどの愛情をいっぱいに受けてまっすぐに育っていた。
しかし唐突に逃亡劇は終わってしまう。
希和子の逮捕と共に本当の親元へ帰され、今は大学生となった”秋山恵理菜”。
恵理菜もまた妻子ある男の子供を身ごもる・・・。
さまざまな事件や環境の中でも、必死に生きていくことの力強さ、人の営みの尊さを感じさせる一冊です。
「八日目の蝉」というタイトルがとても奥が深いのですが、その意味とは・・・。
第二回中央公論文芸賞受賞作。
goo blog お知らせ
goo blog おすすめ
カレンダー
最新記事
- 久しぶりの海外旅行•••その12 シンガポール シー・アクアリウム
- 久しぶりの海外旅行•••その12 シンガポール セントーサ島
- 久しぶりの海外旅行•••その12 シンガポール マウントフェーバー
- 久しぶりの海外旅行・・・その11 シンガポール 観音堂・フォート・カニング・パーク
- 久しぶりの海外旅行・・・その10 シンガポール SPECTRA(光と水のシンフォニー)
- 久しぶりの海外旅行・・・その9 シンガポール リバークルーズ
- 久しぶりの海外旅行・・・その8 シンガポール アラブストリート、チャイナタウン
- 久しぶりの海外旅行・・・その7 シンガポール マーライオン公園
- 久しぶりの海外旅行・・・その6 シンガポール ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ
- 久しぶりの海外旅行・・・その5 シンガポール マリーナベイ・サンズ
カテゴリー
最新コメント
- ウォーク更家/渋沢栄一を訪ねて・・・その3 旧渋沢邸「中の家(なかんち)」
- ウォーク更家/都庁舎プロジェクションマッピング「TOKYO Night & Light」・・・その4
- ウォーク更家/Sさんのドジャー・スタジアム観戦記・・・その1
- ウォーク更家/江戸川公園の桜
- 赤羽岩淵/台湾料理「麗郷 (レイキョウ)渋谷店
- Hさん/小伝馬町 北インド料理『DESI TANDOOR B.B.Q. 日本橋』
- 悠くんママ2/小伝馬町 北インド料理『DESI TANDOOR B.B.Q. 日本橋』
- ksptokyo21/大洗町 ゲストハウス結(ゆい)
- 窪です/大洗町 ゲストハウス結(ゆい)
- lovestory5631/池袋西口イルミネーション・・・その2(東京芸術劇場〜ホテルメトロポリタン)
バックナンバー
ブックマーク
- goo
- 最初はgoo