木内 一裕 /アウト & アウト

木内 一裕 著　「アウト & アウト」を読みました。

 

探偵見習いで元ヤクザ。

矢能が呼び出された先で出くわしたのは、死体となった依頼主と妙な覆面を被った若い男。

図らずも目撃者となり、窮地に追い込まれた矢能。

しかし覆面男は意外な方法で彼を解放した。

これが周到に用意した殺人計画の唯一の誤算になることも知らずに。

最も危険な探偵の反撃が始まる・・・。


木内作品を読むのは「藁の楯」、「水の中の犬」に続き３作目です。

本作は2作目の「水の中の犬」の続編になっています。

主人公は元やくざの探偵・矢能。

元やくざだけあり、度胸としたたかさを兼ね備え、はったりの押し出しも強い頼もしい奴。

前作の縁で小学２年生の女の子栞と同居してます。

年の割りにしっかりした大人の考えを持ち、矢能の痛いところを突いてくる厳しさ優しさを合わせ持っている女の子です。

この栞との関係が殺伐としたハードボイルドストーリーの中でも一服の清涼剤となっています。

軽快な会話とスリル溢れるストーリー展開は読んでいて楽しく、読後感も良好です！！

前2作よりもこちらの方が面白かった！！


この小説の満足度：☆☆☆☆　

藁の楯

「藁の楯」

現在公開中

出演：大沢たかお、松嶋菜々子、岸谷五朗、伊武雅刀、永山絢斗、藤原竜也、山崎努



孫娘を殺害された政財界の大物・蜷川が、新聞に

「この男を殺してください。清丸国秀。御礼として10億円お支払いします。」

と行方不明の犯人殺害を依頼する全面広告を掲載。

日本中がにわかに殺気立ち、身の危険を感じた犯人の清丸国秀は福岡県警に自首する。

警察は警視庁警備部SPの銘苅一基、白岩篤子ら精鋭5人を派遣し、清丸を福岡から警視庁まで移送させる。

しかし、清丸への憎悪と賞金への欲望にかられ、一般市民や警護に当たる警察官までもが5人の行く手を阻む・・・。


たまたま時間が出来たので観に行きました。

結論から言うと、原作を読んでから観にいくんじゃぁなかったな～・・・。

原作と多少内容は変わってはいましたが、読んでいる時に頭の中で描いたイメージを超える出来ではなかったです。

原作を知れなければそこそこ楽しめたのかも知れませんが・・・。

それでも役者陣のそれぞれ役になりきった熱演ぶりは見事です。

特に若い永山絢斗が良かった。

藤原竜也の人間の屑っぷり？も見事です。

大沢たかおの最後まで熱い正義感や男気も良し。

松嶋菜々子もかっこよく、岸谷五郎さんもいい味だしていました。

でも、イマイチ現実感が無いんだよね～！！

この映画のお勧め度：☆☆☆　

釣行２日目

一夜明けて・・・

お疲れ気味のＯ所長を起こさないように気を遣いながらも、釣りキチY平さんとHさんは４時半に起床です！！　

元気あるな～！！と云うよりも・・・朝早く自然に目が覚めてしまうお年頃なのですよ！！

外を見ると天気は若干曇りながら波は静かです。



すでに釣りを始めている人達もいます。　それこそ、元気あるな～！！



負けてはいられない！！　我々も早速支度をして、イザ！　磯へ！！　



どうですかこの景色！！　見渡す限りの岩場！！　



ここは釣り場が広くていいですね～！！　これならば隣の人の糸に絡んでお祭り状態になる心配はない！！



さて、釣り糸を垂らして当たりを待ちます。　漁師さんでしょうか。　遠くに小舟も浮かんでいます。



釣り始めて１５分ほどでＨさんの竿に当たりが！！　

上げてみると、何とダブルで付いていました！！





下は昨日と同じアイナメ、上の魚は何でしょう？　あまり見た事がない魚だな・・・。

両方とも小振りなのでリリースです。

その後は当たりがなく、朝食の時間が近づいてきたので一度ホテルへ戻ります。

こちらがその朝食のメニュー！　朝食も海の幸が一杯です！！　



鯵の干物が旨い！！　御飯が進む！！　朝食は一日の元気の源です！！

その後、ざばっと朝風呂に入り（もちろん露天風呂じゃ～！）、今度は海釣りは人生初体験と云うＯ所長も同行して再び磯へ！！



釣り場が近いといいね～！！



朝の潮風が爽快です！！



沖には自衛隊の船も浮かんでいました。　横須賀の基地が近いですからね～。



そうこうしていると、Ｈさんの竿に再び当たりが！！　　

釣り上げると再びこんな魚が・・・・。　



一見カワハギのような形ですが、肌がヌメリとしていて、嘴がフグのように鋭い・・・。　

釣りキチＹ平さんによると、この魚は”北枕（キタマクラ）”と云うフグの仲間で皮と内臓に毒があり食べると死に至る事もあるので、この名前が付いたのだとか・・・。

”北枕（キタマクラ）”・・・、釣り人にとっても嫌われ者の魚です。

その後はまともな当たりはなく時間だけが過ぎて行きます。

まあ、ひたすら竿先を見つめて時間が過ぎてゆく事も含めて”釣りの醍醐味”です。

天気も良くてこのまま一日中釣りをしていたい・・・・、処ですが・・・。

昨日通り抜けてきた商店街が混雑する11時から１５時までは車両通行禁止になり、Ｏ所長も午後からは所用があるとの事で残念ながら撤収です！！



3年ぶりの海釣りでかなり意気込んで来た割には釣果はイマイチでしたが、それでも久々の釣りは楽しかった！！

城ケ島にはまた折をみて来たいと思います。

次回こそは大物を釣り上げよう！！

釣行１日目

と云う事で週末は久々に釣りへ行ってきました。

道中ネクサス７を使用してブログを更新しましたが、如何せんまだ操作になれていなので文章の打ち込みに時間が掛かる事とネクサス７の弱点である付属のカメラが内側に着いていて風景が撮りづらい為に写真を添付出来ませんでした。

改めて写真付きで紹介しましょう！

一路神奈川県の三浦半島の突端を目指します。

途中高速ＳＡのトイレでこんな光景を見ました。



なんと！　赤ランプの上にツバメが巣を作り子育ての真っ最中です。　ん～！　微笑ましい～！！



そして目指す三浦市に到着！



港が見えてきました！！



こちらがこの日の釣り場の三崎港の堤防です。　大勢の人が釣りを楽しんでいますね～。



上半身裸で日光浴をしている若者もいます。

遠くに見える橋が城ケ島との連絡橋です。　



時折、城ケ島を一周する遊覧船が通ります。



我々も早速釣り始めました。

３０分ほどでまずは釣りキチＹ平さんに当たりが！！　

釣り上げたのがこちらのアイナメです。



幸先いいな～！！　

と思ったものの、その後暫らく当たりは来ず・・・。

日も高くなり水温が上がってお魚さんも昼休みらしい・・・。

まあ、のんびり釣りましょうか！！



しばらくして、ようやくＨさんの竿にも当たりが！！

釣り上げたのは又してもアイナメ！！　



しかし釣果は残念ながらこの２匹のみ。

本日の釣りは切り上げて仕事で後から合流する事になったＯ所長を迎えに三崎口駅へと向かいました。



Ｏ所長も合流して再び三崎港から見えた連絡橋を渡り城ケ島へ向かいます。



途中に城ケ島ダイビングセンターがありました。



城ケ島はダイビングスポットとしても人気があります。

さらに進んで、今晩のお宿はこちらの狭い商店街の道路の先にあります。　



道幅が狭いね～！！　上にテントも張り出しているので大型車の通り抜けはかなり厳しいです！！

お店の人に誘導してもらいながらなんとか商店街を通り抜けると目の前にはこの景色が！！



今晩の宿はこちらの城ケ島京急ホテルです。



北原白秋作詞で有名な歌「城ケ島の雨」を知っていますか？　かなり昔の歌ですが・・・。

”雨は降る降る　城ケ島の磯に　利休鼠の雨が降る～♪　”　



さてここで問題です！！　”利休鼠の雨”って一体どんな雨なのでしょう？　　（正解は自分で調べてみてね！！）

こうして、ホテルに到着！！



露店風呂に入るのが楽しみです！！



部屋はもちろんオーシャンビュー。



風呂に入ってさっぱりとした後は大広間で夕食です。



三崎港と云えばやっぱりマグロ！！　マグロづくしをいただきました！！



食事の後はホテル内のカラオケボックスで軽く腹ごなし！？



軽くのつもりがついその気になって３時間も歌ってしまった・・・。

さて、明日は頑張って早起きしてホテルの目の前の磯で大物を釣り上げるぞ！！

釣行２日目へつづく。

ただいま帰宅中

昨日は夕方まで三崎口の港で釣りを楽しんだ後城ヶ島のホテルに泊まり今朝4時半からホテルの前の磯で再び釣りをして現在帰宅中です。道路が混まない内に帰ろう！

ただいま釣り中

三浦半島の三崎口港にて釣り中。釣果はy平さんのカサゴ1匹のみです。

ようやく渋滞を抜けた！

ようやく神奈川県についた。いやいや混んでます。横浜から横須賀へ。目的地まであと1時間くらいか？

久々の海釣り

今日は釣りキチY平さんと久々に釣りにいきます。ただいま首都高速を羽田方面へ向かっていますが土曜日とあつて渋滞中。目ざすは神奈川県の三浦半島。何時 に着くかな？釣り場が近い人が羨ましいね。まあ、のんびりいきましよう！初めてネクサス7でモバイル更新しています。引き続き更新予定です。

ビースト・ストーカー／証人

「ビースト・ストーカー／証人」

公開：2012年　香港

出演：ニコラス・ツェー、ニック・チョン、チャン・ジンチュー、リウ・カイチー




刑事のトンは凶悪犯を追跡中に事故を起こした上、誤って女性検事アンの幼い娘の命を奪ってしまう。

以来、自責の念に苛まれ続けることに。

3ヵ月後、アンのもう一人の娘リンが誘拐される。

犯人の目的はアンが担当する裁判で犯罪組織に不利になる証拠の隠滅。

しかし、実行犯はある事情から犯罪に手を染めた元ボクサーのホン。

トンはリンを救出するべく、単独でホンの行方を追うのだったが…。


題名にある「ストーカー」の映画でもなければ「証人」が中心になるストーリーでもありません。

ある事件で子供を死なせてしまった刑事と子供の母親、彼女のもう一人の娘を誘拐した男の物語、

偶然起こった事件が発端となりそれぞれに苦悩を抱えた3人が複雑に絡み合いながら物語は進んでゆきます。

何故こんな事に・・・。

ラストで完全に符合した瞬間に”なるほど！　そうつながるのか！”と思わず納得！！

かなり強引なストーリー運びですが、全編に誘拐犯と刑事の息詰まるような追跡劇が展開されて見応えは十分です。

題名の「ビースト」＝「獣」という表現だけは内容にピッタリでした！

この映画のお勧め度：☆☆☆☆　

木内 一裕水／の中の犬

木内 一裕　著　「水の中の犬」を読みました。



探偵の元にやってきた一人の女性の望みは恋人の弟が「死ぬこと」。

誰かが死ななければ解決しない問題は確かにある。

だがそれは願えば叶うものではなかった。

追いつめられた女性を救うため、解決しようのない依頼を引き受けた探偵を襲う連鎖する悪意と暴力。

それらはやがて自身の封印された記憶を解き放つ。


木内作品は「藁の楯」に続き2作目です。

元刑事の中年私立探偵が主人公の3つの短編がつながる連作となっています。

物語そのものは「藁の楯」と同様に全体的に暗めのバイオレンス小説です。

依頼人も依頼内容も一筋縄ではいかない事情を抱えており、探偵はただの探偵らしからぬ挙動によりどんどん傷を負い、裏の世界の住人に目をつけられてますます深みにはまる・・・。

主人公がボロボロになりながらも信念を曲げずに突き進む姿がスピーディに描かれていて一気に読み進めることができました。

この小説の満足度：☆☆☆☆