私が所属する事務所に4年間在籍していたH田副所長が11月一杯で定年退職する事になり、今日はその送別会です。
H田副所長は常にあのハリケーン所長の猛威に曝される立場にいました。
その猛威たるや、凄まじいものがありましたが表面上は”柳に風?”とばかりに(本人の内面までは判りませんが)、受け流し定年まで勤め上げました。
職場を去る人には、同じ事務所に所属している職員がお金を出し合って「御餞別」を渡すのが慣例となっています。
H田副所長にも送別会で渡すべく全員からお金を集めて、その封筒の表書きをハリケーン所長に書いてもらいました。
その表書きがこれ。
「御銭別」。
「おぜにべつ」?
なんか、中身が入っていないみたい・・・。
横山秀夫著 「看守眼」を読みました。
いつか刑事になる日を夢見ながら、二十九年間、留置管理係として過ごした近藤。
まもなく定年を迎える彼は、殺人容疑をかけられながら釈放された男を、ひとり執拗に追う。
「死体なき殺人事件」の真相を見抜いたのは、看守の勘だった・・・。
表題作他、「自伝」「口癖」「午前五時の侵入者」「静かな家」「秘書課の男」のミステリー6つの短篇集。
看守、ライター、家裁調停委員、県警警部、元記者、県知事秘書と色んな職種の事件が語られる人の心理を描いたもの。
一編ごとのストーリーの展開、オチがいい。
一話一話は完全に独立していて派手な展開はないものの、人間味溢れ、バラエティに富んでる一冊。
通勤途中に読むには最適かも。
「3時10分、決断のとき 」
製作:2007年 アメリカ
出演: ラッセル・クロウ, クリスチャン・ベイル
アリゾナで小さな牧場を営むダンは、かつては狙撃の名手だったが南北戦争で片足を負傷して以来、妻と2人の息子と苦しい生活をおくっていた。
そんなある日、町へ向かったダンは強盗団のボス、ベン・ウェイドが保安官に捕まる現場に居合わせる。
ウェイドはユマ行きの列車が出発する駅まで連行されることになるが、ダンは報酬目当てに護送役に名乗りを上げる。
危険が予想されるなか、はたして列車が出発する3日後の午後3時10分までにベンを送り届けることができるのか…。
拳銃、ライフル、馬、牛、幌馬車、鉄道、インディアン、酒場、保安官、そして賞金稼ぎ・・・。
オープニングの駅馬車強盗からクライマックスとなる街中での銃撃戦まで、久々に西部劇らしい西部劇を堪能ししました。
ただ本作の真価はそれだけではありません。
人間ドラマの中にこそあります。
腕が立つのは言うに及ばず、飄々としたユーモアをも漂わせる悪党を、人間的魅力たっぷりにラッセル・クロウが演じています。
思うに任せぬ牧場経営、戦場で傷めた脚といった鬱屈を抱えながらも、家族のために黙して働くダンを演じるのはクリスチャン・ベイル
演技よし、演出よし、キャラよし、物語よし、文句の付けどころがありません。
冒頭から終わりまで、のめり込めました。
この映画のお勧め度:☆☆☆☆☆
ここが流れるプールを丁度半周した場所。
手前のプールの中にある噴水もライトアップされるはずがこの日はなぜか点灯されず残念。
それでもキレイです!
下の写真はお気に入りの一枚です。
その下も綺麗に撮れました。
もうすぐ12月。
クリスマスシーズン真っ盛りとなります。
また、どこかのイルネーションを見に出かけたいと思っているHさんでした。
造形イルミネーションが開催されている流れるプールの入り口に到着。
中へ入りました。
ここのセンターハウスは夏はプールに来る大勢の客で賑わっている建物です。
さらに中へ。
この造形イルミネーションは来年1月11日まで午後5時から午後9時まで点灯されています。
入場は無料で受付で100円以上の協力金を支払うと蛍光ブレスレットが貰えます。
流れるプールのまわりのイルミネーションが見えてきました。
こちらの作品は秩父市ふるさと創造課が中心となり多くの市民と企業の協賛で運営されているそうです。
プールの水面に映るイルミネーションはなかなか幻想的です。
流れるプールを半周しました。
まだまだイルミネーションは続きます。
「平林寺」で紅葉の自然美を見た後は「秩父ミューズパーク」で11月20日から展示された造形イルミネーションを見に行ってきました。
「秩父ミューズパーク」
埼玉県秩父市および秩父郡小鹿野町にまたがる地域にあり、埼玉県や秩父市、西武鉄道グループによるリゾート施設および県営公園。
広大な敷地の中に音楽堂 ・野外ステージ ・展望ちびっ子広場 ・旅立ちの丘・ミューズの泉・パルテノン(休憩施設)・ステンドハウス(休憩施設)・スポーツの森 などがあります。
「旅立ちの丘」
このモニュメントは全国各地で歌われている卒業ソング「旅立ちの日に」の発祥の地「秩父」をPRし、さらに広く歌い継がれていくことを祈念してつくられその先端は展望デッキになっています。
手すりは五線譜をイメージ、ここに夢や希望のことばを書き込んだ「土鈴」「絵馬風の木札」を音符のように吊すことができます。
「展望デッキからの景色」
秩父市街地と武甲山
秩父市街地
広場から武甲山を望む
「ミューズの泉」
ギリシャ神殿をイメージしたステージと円柱からなる噴水と水面に浮かぶ9体のミューズ像により表現された大広場
「パルテノン」
ギリシャ神殿風のデザインの柱をもつ吹き抜けの床面積282㎡、160人収容の避難休憩施設。災害時には、避難生活が送れるように配慮されている。
「ステンドハウス」
ステンドグラスを配した床面積540㎡、310人収容の休憩施設。
「野外ステージ」
円形劇場をイメージした収容人員5,000人(イス席 1,300人・芝生席 3,700人)のステージ。 演劇、各種コンサート、映画等多目的に利用されるほか、利用がないときは、芝生席を憩いの場として開放されています。イス席には、ドーム型の屋根があり、雨天でのイベントも可能なほか、災害時には被災者の救援・救護活動の拠点としても利用できます。
「イチョウ並木」
時刻はもうすぐ17:00。
辺りはすっかり夕闇に包まれてきました。
「スポーツ森プールサイド」で造形イルミネーションが点灯される時間です。
先を急ぎました。
つづく・・・
「平林寺」で紅葉を堪能した後、歩くこと5分で道路の反対側にある「睡足軒(すいそくけん)の森」へ到着。
ここも、国指定天然記念物「平林寺境内林」の追加指定地域で、9,379m2を有する緑豊かな景勝地です。
この敷地の中にある「睡足軒」は昭和の近代の三茶人(益田鈍翁、原三渓、松永耳庵)の一人と称される松永安左ヱ門氏が飛騨高山の田舎家を移築させ、これを「草庵」として茶会を楽しまれていたそうです。
その後、昭和47年に「平林寺」に譲渡され、寮舎「睡足軒」として利用されていましたが、近年無住状態が続き、平成14年に施設を有効利用して欲しいとの事で新座市に無償貸与されました。
「睡足軒の森」は紅葉シーズンの11月30日まで夜間特別開園しライトアップされています。
散策通路に沿って御覧のような沢山の風車が設置されていました。
夜間ライトアップされると、凄く綺麗そうですね。
さて、時刻はお昼をとうに過ぎてしまい、御腹が空きました。
「平林寺」のそばにある手のべうどんで人気のお店「たけ山」へ。
昼時を過ぎてもお店の前には順番待ちのお客が行列していました。
その店頭ではなぜか「石焼いも」が販売されていました。
あま~い、さつまいもの香りが食欲を誘います。
ここはうどんを食べるまで我慢、我慢で順番待ち。
待つ事30分で店内へ。
店内は中央が高い天井の和風造りとなっています。
オーダーしたのは
名物のずわい蟹のてんぷらが入った「たけ山うどん」
天ぷら付き「釜あげうどん」
手延べ麺はコシがあって、つるつる、しこしこ。
ダシは羅臼昆布を使用しているそうです。
寒い冬にはぴったりの一品でした。
足元にはどんぐりがいっぱい。
真っ赤な紅葉だけではありません。
赤と黄色、そして針葉樹の緑。
光が織り成すコントラストが眼を楽しませてくれます。
「平林寺の紅葉」は12月10日頃まで楽しめるそうです。
皆様、3連休をいかがお過ごしですか?
この3連休中、珍しく仕事が入らなかったHさん、昨日は埼玉県新座市の「平林寺」へ行ってきました。
「平林寺」は武蔵野の野火止台地に約13万坪の境内を有する臨済宗の禅寺で、正式名は「金鳳山平林禅寺」といいます。
「平林寺」の建造物を取り囲むように、約43haにも及ぶ国指定天然記念物「平林寺境内林」が広がっています。
この境内の武蔵野の面影を色濃く残す雑木林は関東第一の紅葉の名所となっています。
昨日は暖かい日差しにも恵まれてその紅葉を見ようと大勢の見物客が訪れていました。
「平林寺」は南北朝時代の1375年武蔵野国騎西郡渋江郷金重村(現在の岩槻市)に大田備中守によって建てられましたが、1580年、豊臣秀吉の岩槻城攻により、伽藍の大半を焼失します。
「平林寺」の大檀那である大河内家から松平家の養子となった老中の松平信綱が、川越藩主となると、彼の所領である、野火止に野火止用水をつくり、この地に「平林寺」を移転させようとします。
しかし、その計画が実施される以前に彼は亡くなりました。
その後、彼の息子輝綱により、彼の遺言は、実施され全てをこの野火止に移転されました。
この後、川越城主の柳沢吉保の支配地などになりますが、再び「平林寺」は大河内松平の支配することになり明治まで続きました。
そんな「平林寺」の関東第一の紅葉の様子は明日です!
「ザ・バンク 堕ちた巨像」
公開:2008年 アメリカ
出演: クライヴ・オーウェン, ナオミ・ワッツ, アーミン・ミューラ=スタール
世界の富裕層から莫大な資金が集まる、欧州を代表する巨大銀行IBBC。
しかし、その取引には、ある違法行為の疑いが・・・。
ニューヨークの検事局のエレノア・ホイットマンと共同で捜査に乗り出した、インターポール捜査官のルイ・サリンジャー。
ベルリン、リヨン、ルクセンブルク、ミラノ、ニューヨーク、そしてイスタンブールへ。
次々と消されていく証人や証拠に翻弄されながら、彼らの追跡は国境を越えていく。
世界屈指のその銀行の資金は、いったい何処から流れているのか・・・。
金融界の深い闇に切り込んだ骨太の作品。
巨大銀行の不正を暴こうとするICPOの捜査官サリンジャーとNY検事のエレノアに次々と困難が立ちはだかる、
緊張感の途切れないサスペンスでかなり硬派なストーリー。
そんな中にも ドイツ、イスタンブール、イタリア、ニューヨークなどの美しい街並が織りこまれています。
後半のグッゲンハイム美術館での銃撃戦は秀逸!
この映画のお勧め度:☆☆☆☆