荒俣 宏 著 「新宿チャンス」を読みました。
現代建築の枠を結集した双頭の摩天楼・新都庁舎。
凍てついた夜、この工事現場で魔除け柱が掘り返させた。
その瞬間、封印されていた怨念が息を吹き返す―。
工事中に続発する事故。
地下水の噴流。
怪火。
そして、遂には作業員までもが消息不明に。
都庁職員の要請で、風水師黒田龍人とミヅチは、庁舎に巣喰う“魔”の正体を暴こうとするが…。
新宿を舞台にした風水ホラー。
トッカピという韓国の独脚(カカシ)の霊と戦う。
コイツらの戦いは胡散臭さ全開ですが結構面白い!
表面的にはエクソシストのような悪魔払い、鬼神封じといった感じのホラーですが、ストーリー的にはあまり恐怖は感じません。
風水についての解説入門書として、とても面白い読み物になっています。