「テイク・シェルター」
公開:2011年
出演:マイケル・シャノン、ジェシカ・チャステイン、
巨大竜巻、黄色い雨、空を覆う黒鳥の大群・・・・・。
その悪夢はある日突然始まったー。
田舎町の工事現場で働くカーティスは、耳の不自由な娘ハンナと妻サマンサと慎ましくも幸せに暮らしていたが、ある時を境に、たびたび大災害の悪夢に悩まされるようになる。
そのあまりに恐ろしいイメージは日ごとにリアルさを増していき、やがてその恐怖に取り憑かれてしまうカーティス。
近いうちに必ずや地球規模の天災が発生すると信じてやまない彼は、家の近くに深く穴を掘り、避難用シェルター作りに没頭し始めるが、家族や友人はまったく彼の行動に理解を示さず、むしろ不信感を募らせる一方だった・・・・。
果たして、カーティスの常軌を逸した言動は哀れな妄想なのか、それとも・・・・。
巨大ハリケーン「サンディ」がアメリカ東部に上陸しました。
そんな折、Hさんはタイムリー?にもこんな映画を観ました。
カンヌ映画祭など、さまざまな映画祭で絶賛されたサイコスリラーです。
未知の大災害が起こると云う予知夢をたびたび見る様になった主人公。
ついには家族や仕事を犠牲にしてまで避難用のシェルターを作ってしまう。
周囲の人間からしてみれば常識を逸した行動と映るのですが、本人は居ても立ってもいられない・・・。
極限状態に追い込まれてゆく主人公の心理過程をマイケル・シャノンが見事に演じています。
派手な嵐のシーン等は一切ないので、やや冗長の感はありますが、ジリジリとした緊張感が最後まで続き画面に釘付けでした。
この映画のお勧め度:☆☆☆☆