Hさんの「渋谷らー麺ロード」
横山秀夫 著 「第三の時効」を読みました。
殺人事件の時効成立目前。
現場の刑事にも知らされず、巧妙に仕組まれていた
「第三の時効」とはいったい何か!?
6篇からなる連作短編集。
F県警捜査一課を舞台に繰り広げられる濃厚な人間ドラマ。
捜査一課長田畑、「理詰め」で捜査をすすめる1班長朽木、「冷血」と呼ばれる公安上がりの2班長楠見、そして「カン」を重視する3班長村瀬
個性的かつ人間的な登場人物たちが警察という舞台で激しく争いあう。
ある時は主役に、ある時は端役になり重なり合う登場人物たち。
それらを裁判、張り込み、記者、頭脳戦、過去を背負う人々などをすべて異なる切り口で描く。
巧妙に張りめぐらされた伏線。
二転三転する真相。
最後におとずれる驚きの結末。
一気に読ませる警察小説の傑作短編集。
流石、横山秀夫。
はずれがない!!
先日、TVのニュース番組で見た、このちょっと変わった形の食器。
「ラーメンスプーン」というものらしいです。
ラーメン大好きHさん、こんな話題にも食いつきます!
このように麺だけをすくい上げる事もできれば、
スープだけを飲む事も出来る。
もちろん麺もスープも両方同時に楽しむ事ができるなかなかの優れもの。
ニューヨークの現代美術館内のショップで発売されているとの事。
確かに箸を使えないニューヨーカーにとっては便利な商品かもしれません。
日本では、関東ではほとんど見ませんが、「スガキヤ」と云う東海地方を中心に2府10県で約330店舗(その内半分は愛知県内、名古屋市内には約60店)もある「ラーメンと甘味の店」で使用されているとの事。
割り箸なら、使った後はゴミになるけど、スプーンなら洗えば何回でも使え、環境に優しいということだそうです。
しかし、実際には割り箸を使わずにラーメンスプーンだけで、ラーメンを食べている人を見ることはほとんどないらしい・・・。
その理由とは・・・
これでラーメンを食べると、スープが飛んじゃう!
飛ばさないようにするには、麺を少しずつすくって食べなければならないのだそうです。
ラーメンは熱いうちに、フ~フ~息を吹きかけながら一気に食べるのが醍醐味なのに、これでは残念ながらまったくの興醒めですね。
やっぱり、ラーメンは箸とレンゲで味わうのが一番なようです。
久坂部 羊 著 「無痛」を読みました。
神戸市内の閑静な住宅地で、これ以上ありえないほど凄惨な一家四人残虐殺害事件が起こった。
凶器のハンマー他、Sサイズの帽子、LLサイズの靴痕跡など多くの遺留品があるにもかかわらず、捜査本部は具体的な犯人像を絞り込むことができなかった。
そして八カ月後、精神障害児童施設に収容されている十四歳の少女が、あの事件の犯人は自分だと告白した。
見るだけですぐに症状がわかる二人の天才医師、
「痛み」の感覚をまったく持たない男、
別れた妻を執拗に追い回すストーカー、
殺人容疑のまま施設を脱走した十四歳少女、
そして刑事たちに立ちはだかる刑法39条―。
一体、犯人は・・・。
刑法39条
(心神喪失及び心神耗弱)
心神喪失者の行為は、罰しない。
心神耗弱者の行為は、その刑を減軽する。
実際医師でもある著者が書いた作品
心神喪失ならば犯罪責任を逃れられる刑法の抜け穴
現実に存在する「無痛症」
痛みを感じないと人間はどうなるのか?
「他人の痛みを理解しない人間」は、平気で自分の興味や欲望のために、人を傷つけ、そして殺す・・・。
『無痛』というタイトルですが、
実は読んでいるこちらの心が痛くなる・・・。
ミステリーとしても読み応えあり。
「24 -TWENTY FOUR- シーズン7」を観終わり、次は何のシリーズ物を観ようかなと思っていた所、たまたまTVで「ターミネーター サラ・コナー・クロニクルズ」の第一話目を観ました。
映画の「ターミネーター 」シリーズは全作公開と同時に観ていますが、TVシリーズとは?
このシリーズのDVDはすでに今年1月に発売されており、レンタルショップにも並んでいるのを見かけましたが、物語の中身が判らなかったので今まで観ずにいました。
舞台は「ターミネーター2」から5年後の1999年、アメリカ。
T-1000型ターミネーターの襲撃から、未来の救世主となる息子ジョンを守り通したサラ・コナーは、サイバーダイン社のマイルズ・ダイソン殺害犯として、警察の追跡を逃れながら暮らしていた。
ある日、ニューメキシコの高校に転入したジョンの前に、クロマティと名乗るターミネーターが出現!
危うく殺されそうになるジョンだったが、彼を守るために2027年の未来から送り込まれた美少女型ターミネーター、キャメロンに間一髪のところで救われる。
突如、目の前に現れた2体のターミネーターに驚愕するサラ。
軍事コンピュータ、スカイネットの反乱による人類抹殺計画「審判の日」は、まだ完全に回避されてはいなかったのだ。
スカイネットの開発を目論む「後継者」がいたのか?
それは一体誰なのか?
そして、キャメロンから新たな「審判の日」が2011年に迫っていることを知らされたコナー親子は、再び立ち上がるのであった・・・。
このとおり、映画の『ターミネーター2』の事件後の世界が舞台となっていて、『ターミネーター3』および『ターミネーター4』とは異なる時系列での出来事と設定されています。
当然俳優も全員違いますが、第一話目を見た限りでは結構面白そうでした。
フジテレビの土曜ドラマ枠(23:10~23:55)で第1・第2シーズンと合わせ全31話の放送がされるとの事。
TVでやってくれるならこれ幸い!
これからはこのシリーズを続けて録画して観る事に決定!!
危うく殺されそうになるジョンだったが、彼を守るために2027年の未来から送り込まれた美少女型ターミネーター、キャメロンに間一髪のところで救われる。
突如、目の前に現れた2体のターミネーターに驚愕するサラ。
軍事コンピュータ、スカイネットの反乱による人類抹殺計画「審判の日」は、まだ完全に回避されてはいなかったのだ。
高橋 義夫 著 「狼奉行」を読みました。
羽州(うしゅう)上山藩の若き武士・祝靱負(いわい ゆきえ)はお家騒動の余波で山代官の下役に配される。
雪深い山奥で、藩の中央とは離れつつも、藩の政争に巻き込まれてしまう祝靱負。
その祝靱負も、みつや古沢十兵衛ら土地に根付いた者と生活していくうちに、次第に心が変化していく。
家格に合わぬ役目に力を尽す寡黙な若者に襲いかかる自然の脅威。
狼の来襲、かせぎ病(狂犬病)の流行…。
風雪は人を磨き、いつしか青年は大きく成長を遂げていた―
雪深い羽州の山奥、狼奉行と呼ばれた若き武士祝靱負の清冽な生きざまが、在地の役人や村役人などの地についた生態と共に描かれた作品。
祝靱負の心の変化の過程に読み応えがある。
厳しい自然の中で生活する人間の逞しさも読みどころ。
自然と人間ってやっぱり関係が深いのだと思います。
第106回直木賞受賞作品
ほかに「厦門心中」「小姓町の噂」を収める。
今回は渋谷マークシティの井の頭線渋谷駅から急坂を上り、一本左に入ったところにある「はやし」です。
丁度昼食時に行きましたが、やはり、結構、混んでいました。
行列が出来ていなければ、白いのれんに「はやし」と書かれているだけなので、らーめん店と思わず通りすぎてしまうようなちょっとした料亭風の店構え。
渋谷は上品なラーメン屋さんが少ないので、こういったお店は貴重です。
店の前に小さなお品書きが置いてありました。
メニューはラーメン700円、味玉ラーメン800円、焼き豚ラーメン1,000円の3種類のみ。
メニューには出ていませんが、塩味も選択可能だそうです。
大盛りやライスはありません。
店内はカウンター席のみ、食券制です。
マスターは、どことなく、フレンチシェフのような感じで、奥さんとお二人で運営しています。
落ち着いた雰囲気でお店の感じはとても良いです。
私が選んだのは「焼き豚ラーメン」。
具はチャーシュー3枚、太いメンマが2本、味玉、ネギ、ノリ。
見た目がとても美味しそう!!
麺は中太ストレート麺でした。
チャーシューは厚みがあり、脂身少なめでしっかりとした噛みごたえ。
味玉は半熟とろ〜り。
そして、一押しがメンマ!!
極太で肉厚なふたつのメンマは味がしっかり染みて柔らかく食べやすい。
やや小さめの丼の入った茶濁したスープは、魚介系と動物系がバランス良くまとまっていて濃厚なのに爽やかな後味を舌に残します。
久々に飲むのが止められないスープに出会いました!!
場所がちょっと遠いですが、また食べたいと思うらーめんでした。
ちなみに、営業時間はお昼の時間(11:00~15:00頃、売り切れ終了 定休 : 日曜日、祝日)だけです。
先日TVで缶詰を酒のつまみとして提供する「缶詰バー」が近頃人気だと云うニュースを見ました。
カウンターや壁の棚に缶詰を並べてあり、客が選択した缶詰を開けて提供するそうです。
酒を飲まない人から見たら、缶詰を肴に飲むのなら、家で飲んでも一緒じゃないかと思うでしょうが、やはり外で飲む酒と、家で飲む酒は味が違います。
店側にしてみれば、缶詰はまとめ買いして置いても、日持ちがして、管理がしやすいですし、食材ロスも少なく、人件費も安くすむと、これ程良い商品はありませんね。
レトルト食品でも温める必要がありますが、缶詰は缶を開ければすぐに食べることができて、おつまみとしてはうってつけです。
店によっては缶を開けるだけでなく、少し手を加えた料理として提供する所もあるそうです。
そんな「缶詰バー」の「缶詰人気ランキング ベスト3」は何だと思いますか?
私は、1位「さば水煮」、2位「さんま蒲焼」、3位「くじら大和煮」(まだ売ってる?)と予想したのですが・・・。
そのニュースによると、
1位 「ウインナーソーセージ」
私も食べた事がありますが、確かに汁に漬かっているのに噛むとパリッとした食感はとても缶詰とは思えません。
これはビールに合います。
2位 「ハバネロ醤油味サーディン 」
これは結構新しい商品ですかね。
私は食べた事がないです。
イワシ缶で醤油ベースの味に世界一辛いと言われるハバネロでピリっと辛口だとか。
イワシは一つ一つ手で詰めているとのこと。
これもビールに合いそうです!
3位 「アスパラホワイト 」
これは食べた事があります。
グニュ~としたアスパラガスにマヨネーズをつけて食べるとこれも美味い!
缶詰を肴に缶ビールに缶チュウハイ!
値段も安く上がりそうです。
缶詰にも色々ありますが、私の飲んだ後の締めはやっぱりカラオケカン!です。
ビックエコーでもいいですけど・・・。
これは食べた事があります。
缶詰を肴に缶ビールに缶チュウハイ!
値段も安く上がりそうです。
缶詰にも色々ありますが、私の飲んだ後の締めはやっぱりカラオケカン!です。
ビックエコーでもいいですけど・・・。
火星に憧れる高校生だったぼくは、現在は新聞社の科学部担当記者。
過激派のミサイル爆発事件の取材で同期の女性記者を手伝ううち、高校時代の天文部ロケット班の仲間の影に気づく。
非合法ロケットの打ち上げと事件は関係があるのか・・・。
高校時代に「いつかは火星に」を目指して模型ロケットを作って飛ばしていた5人の仲間が,30前後になってから1人の呼びかけをきっかけに集まり,自分たちで有人宇宙ロケットを開発して飛ばしてしまうというライトミステリーの筋立てで宇宙に憑かれた大人の夢と冒険を描いた青春小説。
私も高校時代に科学研究会と云う同好会で「水圧ロケット」を飛ばしていた経験があります。
この物語の主人公たちは、高校生時代の夢を、大人になってから取り戻し、実現してしまうのです。
昔を思い出してわくわくしながら読めました。
宇宙へのロマンあふれるストーリーもさることながら、火星文学の系譜からロケット開発史やその具体的な技術に至るまで、平易で丁寧な説明がさりげなく散りばめられており、「宇宙ファン」が読むにも十分耐える内容になっていると思います。
「核弾頭を運べばミサイルに、人間を運べばロケットになる。」
そんな現実を抱えていてもロケットは飛んでいく。
若き日の真摯な情熱を思い出してみたい方や、宇宙を愛する向きにはお勧めの一冊です。
第15回サントリーミステリー大賞優秀作品賞受賞
著 「夏のロケット」を読みました。
8月にブログで紹介した「ペルセウス座流星群」は残念ながら極大になる8月13日の夜、関東地方は雲に覆われて観る事が出来ませんでした。
そのリベンジ!ではありませんが、またまた「流星群」を観るチャンスが到来しました。
今度は「オリオン座流星群」です。
「オリオン座流星群」はオリオン座の中でふたご座との境界付近に放射点があり、その母天体は、かの有名なハレー彗星!!
この流星群は2006年に突然活動が活発化しました。
そして、これは2010年まで続くと見られており、次に活動が活発化するのは何と70年後!といわれています。
来年この時期に天気が良いとは限りませんので、今年が生きてる内に観れるラストチャンス!かも。
しかも、今年は観測の邪魔になる月明かりのない絶好の条件です。
すでに19日から始まっており23日の明け方まで見ごろが続きます。
月が沈み、オリオン座が東の空に高く上る午後10時ごろから出現。
南東の空のオリオン座から放射状に流れ、どの方角でも見られ、明け方(4時ごろ)が最もよく見え、好条件で1時間に50個も数が増えるとか。
望遠鏡や双眼鏡などは不要で、”肉眼で広く空を見る”のがこつで「屋外で暗さに目を慣らし、レジャーシートなどに寝転がって観察する」のがいいそうです。
ちなみに、下の写真が今朝3:00過ぎに我が家のベランダから観た流星群です。
え?何も見えない?
それは目が暗さに慣れていないから・・・。
日の出前の写真がこちら。
明けの明星(金星)だけがはっきりと見えました。
国立天文台では特設ホームページを設置し、観測を呼びかけています。
今夜あたり早起きして夜空を眺めてみてはいかがでしょう。
虫の音もよく聞こえますよ。
国立天文台の特設ホームページはここです。