@ kill time

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スポーツ観戦、映画鑑賞、旅行紀、読書、食べ歩き等の身近な話題を紹介します。

ラストエンペラー

2025年01月28日 | 映画

「ラストエンペラー」を観ました。

1950年、ハルピン。

ソ連での抑留を解かれ母国へ送還された大勢の中国人戦犯の中に、清朝最後の皇帝・溥儀の姿があった。

手首を切って自殺を図った彼は、薄れゆく意識の中、波乱に満ちた自身の半生を思い起こしていく。

 

1988年・第60回アカデミー賞で作品賞をはじめとする9部門に輝いた歴史大作。

若い時に観て、また観直したいと思っていたが、やっぱり観直してよかった。

清王朝から中華民国から満州国から中華人民共和国への変容。

辛亥革命や北伐や日中戦争や文革が起きる激動の時代。

紫禁城から出たことのない溥儀はそんな時代の移り変わりがわからない。

時代の流れに逆らえず、政治の渦に揉みくちゃにされ、時代に消されてしまう。

壁の中でしか生きられなくなった人間の切なさが壮麗に描かれています。

坂本龍一の音楽は紫禁城の美しさと溥儀の悲しき人生を思わせる名曲です。

3時間超でも面白かった!

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シックス・センス

2025年01月23日 | 映画

「シックス・センス」を観ました。

小児精神科医マルコム・クロウは、診ていた患者から撃たれてリハビリ生活を送ることに。

そして復帰した彼が最初に診ることになった患者は、8歳のコール少年。

彼には「第6感」、つまり死者を見る能力があった・・・

1999年の作品ですが、今でも時代を感じさせない名作です。

主人公の精神科医と死人が見えてしまい周りから化物と言われている少年のやりとりで静かに物語が進みます。

アクション俳優として有名なブルース・ウィルスの落ち着いた演技も見所です。

ジャンルではホラーやサスペンスに分類されていますがヒューマンドラマとして素晴らしい映画です。

最後に全てのピースが繋がったシーンにやられました!

母と息子の絆、母と祖母との絆、そして夫婦の絆に感動です。

 

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フォレスト・ガンプ/一期一会

2025年01月20日 | 映画

「フォレスト・ガンプ/一期一会」を観ました。

知能指数が人よりも劣っていたが、母親に普通の子どもと同じように育てられたフォレスト・ガンプは、小学校で優しく美しい少女ジェニーと運命的な出会いを果たす。

俊足を買われてアメフト選手として入学した大学ではスター選手として活躍する。

卒業後は軍隊に入り、ベトナム戦争で仲間を救って勲章をもらい、除隊後はエビ漁を始めて大成功を収める。

しかし、幼い頃から思い続けているジェニーとは再会と別れを繰り返し・・・。

 

これも名作ですね。

1994年度作品 アカデミー賞最優秀作品賞6部門受賞

フォレストはバス停のベンチに座ってバスを待ちながら、同じバス待ちの人に、自身のこれまでの生涯を語り始める。

知能が低いが故、深い意味などは考えられずに、ただ言われるがまま、そして思うがままに行動してゆくフォレスト。

当時のアメリカの社会情勢を背景にして、フォレストが時代を駆け抜けていきます。

「人生なんて風に漂う羽のようなもの」

「人生はチョコレートの箱。開けてみるまで中身は分からない」

人生に対して意味を求めるのではなく、目の前にある”今”と言う時間を謳歌するのことこそが、在るべき人生の過ごし方なんじゃないのか・・・

何回観ても、心が穏やかにじわーっと暖かくなる映画です。

しかし、トムハンクスはすごいですね!

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ショーシャンクの空に

2025年01月18日 | 映画

「ショーシャンクの空に」を観ました。

ショーシャンク刑務所に妻とその愛人を殺害した罪で若き銀行の副頭取だったアンディが入所してきた。

最初は刑務所の「しきたり」にも逆らい孤立していたアンディだったが、刑務所内の古株で“調達係”のレッドは彼に他の受刑者達とは違う何かを感じていた。

無実の罪ながら投獄されたが、決して希望を捨てず、自由を得られる明日を信じ続けるアンディ。

レッドはそんなアンディに、「刑務所で希望をもつのは禁物」だと忠告する。

2年後のあるときアンディは監視役のハドレー主任が抱えていた遺産相続問題を解決する報酬として、受刑者仲間たちへのビールを獲得する。

この一件を機に、アンディは刑務所職員や受刑者仲間から一目置かれる存在になっていく・・・。

 

この作品も名作ですね〜! 何度か観ていますが、正月休みに再び見直しました。

脚本、演出、撮影、キャスティングと、どれを取っても素晴らしい!

30年も前の作品なのに古さを感じさせません。

含蓄のある言葉の数々。

『不運がこれ程恐ろしいとは』、『ジワタネホに住みたい』、『必死に生きるか、必死に死ぬか。俺は生きるぞ。』

レッドとアンディの友情。

人種差別がはびこる時代のアメリカで白人と黒人の壁を乗り越えて互いを尊重し、信頼している関係が魅力的です。

レッド役のモーガンフリーマンはやっぱり名優です!

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ニュー・シネマ・パラダイス

2025年01月16日 | 映画

「ニュー・シネマ・パラダイス」

ローマのシチリア島の村。

映画好きの少年・「トト」(サルバドーレの愛称)は映写技師のアルフレードと仲良くなりさらに映画へのめり込む。

恋や兵役を経て故郷を離れたサルバドーレ。

やがて映画監督として成功をおさめたサルバトーレのもとに、老いたアルフレードの訃報が届く。

彼の脳裏に、「トト」と呼ばれた少年時代や多くの時間を過ごした「パラダイス座」、アルフレードとの友情がよみがえってくる・・・

 

第62回アカデミー賞外国映画賞受賞作品。

この作品を観るのは3〜4度目になります。 

正月休みにAmazonプライムで鑑賞しました。

私の故郷の北海道の小さな村にも小学生の頃まで小さな劇場が1館有りました。

その劇場では通常時は映画が上映されていて、村祭りや大きな行事の時には演劇の舞台として使われて、村人の娯楽の場所になっていました。

その後、テレビの普及でその映画館は閉館してしまいました。

この映画の舞台であるシチリア島の村と全く同じ状況です。

私も就職で上京した当時は、休日は朝から名画座に行って一日映画を観て過ごしていました。

サルバドーレの様に映画監督にはなれませんでしたが・・・

戦争で父を失ったトトにアルフレードは時には父のように、時には人生の師として様々な事を教える。

「故郷を捨て二度と帰って来るな」がトトと交わした最後の言葉。

それから30年後、葬儀の為に再び故郷へ戻ったトトに渡されたアルフレードの片見の品とは・・・

良い映画は何度観ても良いものですね〜!

 

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映画「もしも徳川家康が総理大臣になったら」

2024年08月04日 | 映画

映画「もしも徳川家康が総理大臣になったら」を観てきました。

コロナ禍の2020年、首相官邸でクラスターが発生し、総理大臣が急死した。

かつてない危機に直面した政府は最後の手段として、歴史上の偉人たちをAIホログラムで復活させて最強の内閣をつくることに。

江戸幕府を作った伝説の男・徳川家康を総理大臣に据え、織田信長や豊臣秀吉といった偉人たちが集結した夢のような内閣が誕生する。

その圧倒的なカリスマ性と実行力に日本中が熱狂する中、アナウンサー志望の新人テレビ局員・西村理沙はスクープを狙い、政府のスポークスマンを務める坂本龍馬に接近するが……。

 

「テルマエ・ロマエ(2012)」シリーズや「翔んで埼玉(2018)」シリーズの武内英樹 監督の新作ということで楽しみにして行きました。

新型コロナによる危機を救うためにAIで歴史上の偉人を蘇らせて政権を任せる。

徳川家康、豊臣秀吉、織田信長、坂本龍馬、徳川綱吉、徳川吉宗、足利義満、北条政子、紫式部、聖徳太子

全てのキャスティングがドンピシャでした。

特に三英傑(家康+秀吉+信長)の野村萬斎、竹中直人、Gacktの演技が光りました。

しかし、コメディかと思ったら途中から真面目な政治映画になっちゃった・・・

面白い題材で良い役者も揃っているのにストーリーが中途半端です。

最後まで破茶滅茶コメディの方が良かったのになぁ〜!

 

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キングダム 大将軍の帰還

2024年07月12日 | 映画

「キングダム 大将軍の帰還」を観てきました。

春秋戦国時代の中国。

馬陽の戦いで、隣国・趙の敵将を討った秦国の飛信隊の信(しん)たちの前に趙軍の真の総大将・龐煖(ほうけん)が突如現れた。

自らを「武神」と名乗る龐煖(ほうけん)の急襲により部隊は壊滅的な痛手を追い、飛信隊の仲間たちは致命傷を負った信を背負って決死の脱出劇を試みる。

一方、その戦局を見守っていた総大将・王騎は、龐煖(ほうけん)の背後に趙のもう一人の化け物、天才軍師・李牧(りぼく)の存在を感じ取っていた・・・

2019 年の「キングダム」、2022 年の「キングダム2」、2023 年の「キングダム3」に続く第4作です。

全て映画館で観ていて本作の公開を心待ちにしていました。

本作は秦の大将軍・王騎の物語です。

大沢たかおが演じる「王騎」と、吉川晃司が演じる「龐煖(ほうけん)」によるアクションシーンの迫力がすごい!

合戦シーンも映像に不自然なところはなく、リアリティーが満載です。

ストーリーは原作に忠実で、胸熱、感動的で、涙なしでは観れませんでした。

楊端和(ようたんわ)役の長澤まさみ、謎多き武将・摎(きょう)役の新木優子も華が有りました。

最後は大納得のエンディングでした。

エンディングのONE OK ROCKの曲もしっくりきて良かったです。

なるべく音響の良い大スクリーンの映画館で観た方が良いと思います。

 

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ゴジラ-1.0

2024年03月01日 | 映画

「ゴジラ-1.0」を観てきました。

 

第二次世界大戦末期の日本。特攻隊員「敷島」は特攻前に死ぬのが怖くなり、守衛隊基地に着陸する。その日の夜、怪物「ゴジラ」が襲撃する。なんとか生き延びた敷島は日本に生還するも両親を失い、焼け野原で赤ん坊を抱えて一人強く生きる女性、大石典子に出会う。生き延びた人々が日本復興を目指すなか、追い打ちをかけるかのようにゴジラが出現する・・・

今年のアカデミー賞にノミネートされるなど、なかなか評判の高い作品と云う事で、遅ればせながら観に行きました。

封切りからかなり経っていますが観客席はそこそこ埋まっていました。

これまでの単なる怪獣映画とは違い、終戦直後の時代を背景にした人間ドラマが描かれています。

復興を目指す日本に出現したゴジラは容赦なく破壊と殺戮を繰り返します。

人間への殺意に満ち溢れた表情は恐ろしいくらいです。

流石にアカデミー賞の視覚効果賞にノミネートされているだけは有ります。

米国や政府が政治的に動けない中、民間人による有志が集いこの危機的な状況に向かっていく・・・

そこには戦争を生き抜いた昭和の人間の強さを感じさせます。

果たして、彼等はゴジラを倒す事が出来るのか・・・

これまでの“ゴジラ”シリーズにはない、感動と涙が有りました!

「ALWAYS 三丁目の夕日」や「永遠の0」を制作した山崎貴監督の手腕に拍手です!!

 

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映画「ゴールデンカムイ」

2024年01月25日 | 映画

映画「ゴールデンカムイ」を観てきました。

日露戦争での鬼神のごとき戦いぶりから「不死身の杉元」の異名を持つ杉元佐一。

戦後北海道の地で耳にしたアイヌの埋蔵金の秘密を網走刑務所の脱獄囚たちが握っていると知る。

アイヌの少女アシリパは埋蔵金を奪った男に父親を殺されており、その仇を討つため杉元と行動をともにすることに。

一方、大日本帝国陸軍第七師団の鶴見篤四郎中尉と、戊辰戦争で戦死したとされていた新選組副長・土方歳三も、それぞれ埋蔵金の行方を追っていた

埋蔵金をめぐる壮絶な戦いが幕を開ける――

 

野田サトルが週刊ヤングジャンプに連載していた漫画の実写映画化でテレビアニメ化もされている人気作品です。

原作に忠実で、雰囲気も上手く再現されていて、キャラクターの配役も違和感ありませんでした。

戦闘シーンもリアルで素晴らしかった! 特に馬橇のシーンは迫力が有ります!

主演の山崎賢人は同じく漫画が原作の「キングダム」のキャラクターの信と被るのではと心配でしたが、不死身の杉元になり切っていました。

アリシバ役の山田杏奈の演技も新鮮で良かったです。

玉木宏が演じた大日本帝国陸軍中尉・鶴見篤四郎も原作キャラにピッタリでした。

北海道の冬の凍える寒さ、自然の過酷さ、その自然を敬いながら暮らすアイヌの生活ぶりも上手く表現されていました。

いや〜、期待以上の出来で続編が楽しみです!

原作を知らない方にもお勧めです!!

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翔んで埼玉〜琵琶湖より愛をこめて〜

2023年11月24日 | 映画

「翔んで埼玉〜琵琶湖より愛をこめて」を観てきました。

東京都民から迫害を受けていた埼玉県人は、麻実麗(GACKT)率いる埼玉解放戦線の活躍によって自由と平和を手に入れた。

麗は「日本埼玉化計画」を推し進め、埼玉県人の心をひとつにするため、越谷に海を作ることを計画する。

そのために必要な白浜の美しい砂を求めて和歌山へと向かう。

そこで麗は、関西にもひどい地域格差や通行手形制度が存在しているのを目の当たりにする。

そして大阪のめぐらせた陰謀が、やがて日本全土を巻き込む東西対決へと発展していく。

初日の鑑賞です。 映画館内の壁には登場人物のポスターがずらりと飾られていました。

前作が面白すぎたので、期待値MAXできました。

キャッチコピーどおりの「壮大な茶番劇」が再び!?

確かに、前作同様、ここまで徹底的かつ真面目にバカをやれば、逆にすがすがしく楽しい!

しかし、小ネタがたくさんあって面白かったのですが、やはり前作の目新しさには勝てませんね。

武蔵野線のネタはまずまずでしたが。。。

関西の小ネタは住んだことが無いので想像するしか有りませんでしたが、中でも”とびたくん“が大活躍でした!

今回は二階堂ふみの出番が少なくGACKTの実質的な相方は杏さんでした。

片岡愛之助が敵役の大阪府知事をノリノリで演技しています。

オチがかなり笑えました! 埼玉県人なら確かに納得です!!

エンドロールのミルクボーイの滋賀ネタも面白かった!!

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