日帰りバスツアー
日が暮れるのを待って、最後に向かった先は御殿場高原「時之栖(すみか)」です。
ここのイルミネーションは昨年11月14日から3月8日まで点灯されています。
バスを降りて少し歩くと眩い光が現れました。
「光の回廊」です。
「光の回廊」の中へ入ってみました。
「光の回廊」のあまりの美しさに目を奪われっぱなし!!
回廊を通り抜けて外へ出てみました。
つづく・・・
庭にはクリスマスローズやスノードロップなどの可憐な花が咲いていました。






園内には市内の農家から移築された1723年築の茅葺屋根の家があり「母屋」になっています。
また、しだれ桜が三品種四本生育されており、最も大きな桜は樹齢120年と推測されています。
「登山服姿の秩父宮殿下」の銅像が富士山に向けて設置されています。
敷地の中は高山植物などが育成され、ロックガーデンもありました。
また秩父宮様が焼き物を作った窯「三峰窯」が残されているそうです。
皇室が住まわれた家などそう観る機会はありませんが、残念ながら室内は撮影禁止です。
ただ、「吊るし雛」がある部屋だけは撮影する事ができました。
「秩父宮記念公園」を出て、途中「わさびの郷」で時間調整。
左側が富士山の裾野に夕日が沈む所ですが残念ながら山頂は雲がかかっています。
右側が今回のバスツアーのおまけ?で貰った「かまぼこ型消しゴム」です。
そして、日が暮れるのを待って向かった先とは・・・。
まだまだつづく、バスツアー!
「松田山」の次に向かったのが御殿場にある「秩父宮記念公園」です。
「秩父宮記念公園」は、大正天皇の第二皇子で、昭和天皇の弟である秩父宮雍仁親王・勢津子妃が過ごされた元別邸を整備、公開した公園です。
静岡県御殿場市の箱根外輪山の麓にあり、勢津子の遺言により御殿場市に寄贈されたのち公園となりました。

鬱蒼とした杉の林を抜けた所にある管理事務所に「つるし雛飾り」がありました。




「つるし雛飾り」は伝統工芸の一種で雛祭りの際に、糸の先に布製の人形などを吊るしてひな人形とともに飾るものです。











静岡県東伊豆町稲取地区の「つるし雛飾り」と福岡県柳川市の「さげもん」、山形県酒田市の「傘福」を称して日本三大手芸とすることがあるそうです。
管理事務所を抜けて庭園に出ました。
つづく・・・。
「チェンジリング」
現在公開中
監督:クリント・イーストウッド
出演:アンジェリーナ・ジョリー、ジョン・マルコヴィッチ、ジェフリー・ドノヴァン
「Changeling」とは。ヨーロッパの伝承で、「取り替え子」のことを指す。
1928年。
ロサンゼルスの郊外で息子・ウォルターと幸せな毎日を送る、シングル・マザーのクリスティン。
だがある日突然、家で留守番をしていたウォルターが失踪。
誘拐か家出か分からないまま、行方不明の状態が続き、クリスティンは眠れない夜を過ごす。
そして5ヶ月後、息子が発見されたとの報せを聞き、クリスティンは念願の再会を果たす。
だが、彼女の前に現れたのは、最愛のウォルターではなく、彼によく似た見知らぬ少年だった・・・。
子どもを思う母親の一途の愛情、
巨大な権力組織に対する小さくて無力な個人の不屈の戦い、
犯罪映画としてのサスペンス
1920年代のロス市街が見事に再現された画面
映画をみる楽しさと感動に満ちていている作品です。
しかもそのストーリーが実際の出来事とは!
アンジェリーナ・ジョリーの演技も非常にすばらしい!
クリント・イーストウッド監督、流石にいい映画を作りますね!
この映画のお勧め度:☆☆☆☆☆
「曽我梅林」の次に向かったのは足柄平野にある松田山西平畑公園です。
ここでは伊豆河津町から移植された早咲きの「河津桜」が観賞でき、現在「まつだ桜まつり」が開催されています。
山上の園内から足利平野を眼下に遠く富士山も眺められるという風光明媚な処で、その急斜面に「河津桜」が植えられています。
上空にはパラセイラーが優雅に飛んでいました。
空から見た満開の桜はさぞ綺麗な事でしょうね。
また、「ふるさと鉄道」と云う子供達に大人気のミニ鉄道も走っていました。
そして、「河津桜」と競うように花を咲かせていたのが「菜の花」です。
桜の淡いピンクと菜の花の黄色のコントラストが目に鮮やかで、一足早く春爛漫の風情を堪能しました。
また、「梅見月」、「花待月」とも云われるそうです。
先週末、「早春5大花めぐり」と題された日帰りバスツアーへ行ってきました。
最初に向かった場所は神奈川県小田原です。
小田原を云えば、箱根駅伝の中継地点でも有名な小田原蒲鉾の老舗「鈴廣」に立寄りました。
店の前には桜が早くも咲いていました。




試食の蒲鉾が美味かった!
バスへ戻り今回のツアーについている昼食の小田原駅の名物駅弁「ミニ鯛めし弁当」を食べながら最初の目的地「曽我梅林」へ向かいました。


「ミニ鯛めし弁当」 鯛のそぼろの味が絶妙です。
「曽我梅林」に着きました。
小田原に梅が多いのは戦国時代北条氏が梅の実を兵糧用にする為に城下に植えさせたのが始まりだそうです。


花見の人も沢山いました。


「曽我梅林」は中河原、別所、原梅林の総称で、約35,000本の白梅があります。
毎年2月、霊峰富士と箱根の山々を背景に白加賀、杉田、曙などの梅が観賞できます。
残念ながらこの日は富士山山頂の雲がかかっていました。
今年は暖冬で早咲きの品種の花はもう散っていましたが、枝垂れ梅が満開でした。
















この期間、梅まつりが開かれ、郷土芸能の寿獅子舞(ことぶきししまい)や、流鏑馬(やぶさめ)などさまざまなイベントが開催されているそうです。
「12人の怒れる男」
製作:2007年 ロシア
出演:セルゲイ・マコヴェツキイ/ニキータ・ミハルコフ/セルゲイ・ガルマッシュ
ロシアのとある裁判所で、センセーショナルな殺人事件に結論を下す瞬間が近づいていた。
被告人はチェチェン出身の少年、ロシア軍将校だった養父を殺害した罪で第一級殺人の罪に問われていた。
検察は最高刑を求刑。
有罪となれば一生、刑務所に拘束される運命。
3日間にわたる審議も終了し、市民から選ばれた12人の陪審員による評決を待つばかりとなった。
彼らは改装中の陪審員室代わりに指定された学校の体育館に通されて、全員一致の評決が出るまでの間、携帯電話を没収されて幽閉される。
乱暴なチェチェンの少年が世話になったロシア人の養父を惨殺した―
そのような図式で簡単に断罪しようとする空気があり、挙手による投票で、ほぼ有罪の結論に至ると思いきや、陪審員1番がおずおずと”有罪に同意できない”と言い出した。
陪審員1番は自信なさげに”結論を出すには早すぎるのではないか”と疑問を呈し、”このまま手を挙げて終わりでいいのか”と、他の男たちに問いただした・・・
1957年製作のアメリカ映画をロシアでリメイクした作品
密室劇にもかかわらず、
次第に白熱する議論、
その中で徐々に浮かび上がってくる12人それぞれの人生の軌跡や価値観、
シーソーゲームのように二転三転する評決の行方、
さらに加えて
現代ロシアならではのさまざまな問題・・・・
多民族国家ゆえの偏見の存在
多様な価値観による混乱
新体制への不満など
それらが非常に鋭く、またわかりやすく描かれていています。
感動し、圧倒され、最後まで緊迫した展開から目が離せない。
日本でも裁判員制度がまもなく開始されますが、”人が人を裁くと云う事の難しさ、重さ”を感じさせます。
オリジナルのファンの方にも,オリジナルを知らない方も,お勧めできる素晴らしいリメイク作品です。
2008年アカデミー賞外国語映画賞ノミネート
この映画のお勧め度:☆☆☆☆☆


関口 尚 著 「パコと魔法の絵本」を読みました。
そう遠くはない昔、あるところに変な人ばかりが集まる病院があった。
院内一の嫌われ者だった大富豪の偏屈じじい大貫は、そこで絵本好きな少女パコと出会った。
ある日、勘違いからパコの頬を叩いてしまった大貫は、彼女が事故の後遺症で一日しか記憶がもたない病気だと知る。
翌日、何事もなかったように大貫に近づいたパコだったが、彼が自分の頬っぺたに「触れた」ことは覚えていた。
「ねえおじさん、前にもパコのほっぺに触ったよね?」
彼女に詫びるために、大貫は病院の皆に頭を下げ、一緒にパコの愛読する絵本を演劇として演じてくれと懇願する・・・。
映画のCMを見て、勝手に”子供向けのファンタジー”だろうと思っていたら、 全然違っていました。
内容は割とリアルで、登場人物すべてが優しく、心に染みる物語です。
世代を問わずに読める作品だと思います。
映画は観ていませんが、日本アカデミー賞の優秀作品賞にも選出されて、こちらも評判が良かったようですね。
「牛天神 北野神社」を出て、今度は「伝通院」へ向かいました。
「伝通院」は、正式には無量山 傳通院 寿経寺(むりょうざん・でんづういん・じゅきょうじ)、または小石川 伝通院ともいい、浄土宗の寺です。
徳川将軍家の菩提寺で徳川家康の生母於大の方の墓があります。
また、江戸三十三箇所観音札所の第十二番札所となっています。
他にも豊臣秀頼・本多忠刻の妻千姫、幕末の勤皇志士清河八郎、作家の佐藤春夫、柴田錬三郎、指圧療法の浪越徳治郎などの著名人が埋葬されています。
その次に訪れたのは坂の途中にある「小石川善光寺」。
この坂を「善光寺坂」と呼び、坂上に立派な椋(むく)の老樹があります。
この椋には、坂上にある伝通院の修行僧・沢蔵司(たくぞうす)の魂が宿っているという言伝えがあり、大事にされています。
そして、別称を「こんにゃくえんま」と呼ばれる「源覚寺」へ。

眼病にご利益のある閻魔と、歯痛にご利益のある地蔵を祀るお寺で す。
江戸時代後期、眼病を患った老婆に閻魔が自らの右目を与えて癒し、
それに感謝した老婆が自分の好物のこんにゃくをお礼に供えた、という故事により、本堂の閻魔像にはこんにゃくが供えられるそうです。

一方、歯痛を抱える人は境内にある「塩地蔵」に塩を供えて祈り、
完治の折には塩の量を倍にしてお礼参りをすることになっているそうです。


「こんにゃくえんま」から少し行った所には柔道の総本山「講道館」がありました。
入り口には「姿三四郎」 のモデルといわれた講道館創始者「嘉納治五郎」の銅像が建っています。
さらに春日町交差点近くの文京シビックセンター(文京区役所)の前の公園には「春日局」の像もありました。


その文京シビックセンターの最上階25階は展望ラウンジとなっており、東京の街並みが一望できます。




光の反射を避けるため、展望室内は暗めで、窓も斜度が付いているなど、夜景鑑賞のための工夫がされています。
展望ラウンジは入場無料で土・日も開館しています。
スカイレストラン 「椿山荘」もありますよ。
両国へプロレスを観に行く前に文京区「小石川」を散策する事にしました。
最初に訪れたのは「牛天神 北野神社」です。
この神社は学問の神様として有名な天神様、菅原道真公をお祀りしています。
ここでは菅原道真公が好んだと云う、梅にちなんで毎年この時期に「牛天神紅梅まつり」を催しています。
境内ではお茶会も催されていました。
訪れた人には豚汁やしょうが湯、甘酒などが無料で振舞われます。
この豚汁が美味かった! 下はしょうが湯です。(甘い!)
そもそも、「牛天神」の由来は、源頼朝公が岩手県奥州へ征討の途中に、ここで岩に腰掛け休憩したとき、夢に、牛に乗られた菅原道真公が現れ、願いが叶うことを告げられました。
その後、夢の中の牛に似た石が御身体とされ、太宰府天満宮より御魂を勧神されたのが牛天神境内にある“ねがい牛”の由来です。
この“ねがい牛”に願いをかけると願いごとが叶えられると、今日まで多くの人々に信仰されているとか。
今年は丑年。
縁起を担いで「牛天神」にお参りしてみてはいかがでしょう。