ばぶちの仕事しながら司法試験を突破し弁護士になりました

仕事をしながら司法試験に合格したばぶち(babuchi)の試験勉強記録+その後です。

雷と刑法克服(未必の故意)

2006年07月16日 01時10分17秒 | 刑法
今日は、東京地方は雷が凄かったです。2秒に1回光ったり、家の近くで光ったと同時に爆発的な音がしたり、窓がビリビリ揺れていたりと凄かったです。
北朝鮮からの爆撃かと思いました。


刑法をやってます。択一対策との効果が相まって、今まで曖昧なところが片付いてきました。特に未必の故意と過失論の部分です。

今日から試験ですね。来年は絶対受ける予定です。


未必の故意
未必の故意は故意と過失を画する概念

■結果発生の認識+発生しても良いとする認容(認容説)
・結果発生の認識あり、認容もあり=未必の故意
・結果発生の認識あり、認容なし=認識ある過失
×認容という心理状態は不明確

■認識した結果発生の可能性の程度で区別(蓋然性説)
・結果発生の蓋然性を認識=未必の故意
・結果発生の単なる可能性を認識=認識ある過失
×蓋然性と可能性の区別困難
×故意の本質は意思的要素≠認識的要素ではない

■行為者が認識した犯罪事実を自己の行動動機としたか(動機説)
・認識し、自己の行動の動機とした=未必の故意
・認識したが、自己の行動の動機としない=認識ある過失


まとめると、
認容説は認識と認容
蓋然性説は結果発生の可能性
動機説は認識と動機の関係
かな