ばぶちの仕事しながら司法試験を突破し弁護士になりました

仕事をしながら司法試験に合格したばぶち(babuchi)の試験勉強記録+その後です。

名板貸

2012年09月28日 23時15分41秒 | 商法
名板貸人の責任で、オークションの運営者に対する責任追及の地裁判例があるそうです。

インターネットオークションの落札者が代金を支払ったが商品の交付を受けていないため、オークションの運営者に責任追及した事案。


裁判所は、取引の相手方が出品者であるか運営者であるかを識別困難とさせるような状態を運営者が作出したと認めるに足りる証拠はない、と商号使用許諾者責任(名板貸人の責任)を否定した。

これは外観作出の帰責性でしょうか。
それとも外観自体の存在がないということでしょうか。


こうなるとショッピングモールである楽天とその出店企業との間でも同じような問題があるでしょう。

外観が認められれば、そのような造りにしている外観作出の帰責性はありそうですから、誤認(無重過失)があるかどうかになるでしょうか。

やるべきこと

2012年09月28日 11時07分26秒 | その他
無念の発表から2週間が過ぎました。

今後やるべきことは何かを考えてみます。

これは私のような受験生がやるべきことですので、一般的に当て嵌まるわけではありません。



1.スタイルを変える。

答案のスタイルは確立できていると思います。

とすれば書く内容の充実度を図ることかと思います。

基本的事項を飛ばさない。
原則を書く。
問いに答える。
流れを意識する。
規範と当て嵌めを意識する。

そのためには正確な知識が必要です。
所持品検査
訴因変更
独立当事者訴訟
経営判断原則


2.苦手分野を無くす

得意分野を伸ばしても点はあまり伸びません。

上がり幅が大きい苦手分野を無くすのが得策です。

生存権
教育
団体自治
手形法
商法総則
会社構成
判例の規範、知識


3.演習書を全部やらない

買った演習書を全部解く必要はないと思います。
時間があればやればいいだけです。

それよりも苦手分野や必須分野のみ解くのが効率がいいです。

取締役責任、第三者責任
取締役の競業避止義務、支配人
合併、吸収
株主総会の取消、無効

共同正犯と錯誤
収賄罪

逮捕の現場
再逮捕、別件逮捕

瑕疵担保
譲渡担保
時効
不法行為

訴え提起
既判力
二重訴訟


4.判例は短答とともにやる

判例の重要性は誰もが認めているところですが、一から全部潰すのはあまり効率的ではなく、既に知っている知識の確認に留まることが多いと思います。
なので、短答を潰しながら出てきた記憶が曖昧な判例を読み解く方が合理的です。

新株予約権

2012年09月28日 00時29分47秒 | 商法
募集新株予約権と募集株式では、有利発行となる基準が異なります。

新株予約権は同じ権利内容のものが考えにくく、市場価格が想定しにくいからです。


なので、行使時の株式の価値と払い込み価額との差額が報酬と考え、提供されるべき職務の対価として著しく過大かどうかによって判断することが有力です。