三味三昧 笛三昧

津軽三味線奏者、笛・尺八奏者、たまに胡弓奏者、なぜかアマ無線家
音楽好き趣味三昧人間「くまりん」のお気楽日記です

藤本わかば会民謡ゆかたざらい

2018年06月28日 00時25分38秒 | 民謡・尺八・笛

24日(日曜日)は、「藤本わかば会」さんの民謡ゆかたざらいでした。

私は尺八で出演。
過去のブログを見てみたら、師匠の後を引き継いで2012年から尺八で出演していまして 、今年が7回目のゆかたざらいでした。

毎年この時期はイベントが多くて、しっかりリハーサルに出てチェック出来ないことも多かったのですが、今年は幸いにも他のイベントと重なることも無く、事前の音合わせ、リハーサルと順調に準備をすることが出来ました。

会場は南砺市の福野文化創造センター「ヘリオス」です。
平成3年3月3日に開館したそうで、もうすぐ30年だそうです。
ユニークな形の会館です。










さて、自宅氷見から南砺市福野までは約1時間のドライブです。
例年6月の最終週に催される藤本わかば会のゆかたざらいは、大体梅雨真っ最中の為じめじめの天気のことが多いのですが、今年は梅雨の晴れ間でまるで夏のような天気でした。

私の担当は全45曲中、26曲。
大慌てで尺八譜を書いた曲もあったり、ほとんど吹くことがない曲もあったりで、早めに会館に入って控え室で一通り練習してチェックしました。

リハーサルはやり直しがあったりで大変ですが、本番は粛々と進んでいきます。
私はステージへ出たり入ったり、ステージに居残ったりと、段取りをしっかり把握するのが大変でした。

しかし毎年思うのですが、こちらの会の三味線はしっかり揃っていて本当に素晴らしいです。
そのうちこっそりこの中に加わりたいものだといつも思って見ています(笑)















こちらの会は、毛氈の上に正座なのです。
一昨年の足首の手術以後、正座はちょっと無理だったので大きめの正座椅子を持って出たりしていたのですが、今回はなるべく正座椅子は使わない方向で頑張ってみました。
オープニングのひなぶり三番そうの時と、4~5曲ステージ居残りの時だけ正座椅子を使って、あとは正座椅子無しで頑張りました。

足首はボルトで固定されて動かないのですが、足首よりつま先側の関節の柔軟性でカバーしてくれているようで、何とか5分ほどの正座は大丈夫のようです。
病院では「正座はどうかな・・・、」と言われていたので5分がリミットとは言え、進歩したので良かったです。


終演後は恒例の懇親会。
とは言っても、例年の如く、会主の藤本秀清富先生、鳴り物の山田鶴勝先生、そして私と皆さんの余興の伴奏で大忙し。楽しい時間はあっという間に過ぎ去っていきました。
民謡の会なので、カラオケ無しの生伴奏は良いですね。




会主の藤本秀清富先生


2次会の後は、鳴り物の山田鶴勝先生ご一行の車に同乗させていただき、帰宅。
今年の藤本わかば会ゆかたざらいも無事に終了しました。


今回、最近ブログの更新が少ないね、と何人からか言われました。
楽しみにしている方も多いようで、初心に返って頑張って書きたいと思います。
とりあえずはその日のうちに手っ取り早くInstagramで写真をアップして、後日しっかりブログに書こうかなと考えています。
スマホをお持ちの方はInstagramでフォローしてみてください。


7月以降、またイベントが詰まっていますので、老体に鞭打って頑張りたいと思います。


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日民の富山県連合大会でした。

2018年03月19日 00時21分50秒 | 民謡・尺八・笛
昨日は日民(日本民謡協会)の富山県大会でした。


私は尺八担当。所属する松博会の会員の伴奏と、あとは長岡すみ子の会の会員さんの伴奏を少し。
ステージへ出たり入ったり、ステージ上手へ行ったり下手へ移動したり。
またステージ上で上手から下手へ移動したり、、、と忙しい一日でした。

伴奏した人は22人。これに加えて松博会の合奏が1曲。
何とかぼけた頭脳を駆使して上手へ下手へと移動していたのですが、最後にうっかりミスをして上手袖から下手ステージへ移動してちょっとひやっとしましたが、何とか無事に一日終了することが出来ました。


miyuはこの4月から中学生。
日民の大会は、新年度の学年で区分けされるので(全国大会が夏に開催されるため)今年からは中学生の部です。

今年の中学生の部のエントリーはわずか4人。
松博会から2人、長岡すみ子の会から2人、いずれも上手な子ばかりで、少数激戦でした。
miyuの他はいずれも中学2、3年生なので、今回は勝ち目はないかなとも思っていましたが・・・。

去年は麦屋節だったので、今年は越中おわら節でのエントリーです。
この日に合わせて毎週毎週特訓をした成果が実ったのか、何とか2位入賞でした。
2位まで東京の大会に出場出来るので、今年も東京へ行けることになりました。
本人は1位でなくてトロフィーは貰えず賞状だけだったので、かなり不満だったようですが、上級生相手によく頑張ったと思います。




毎年同じく看板の前で記念撮影。


名前の読みを間違えられて笑ってます。












私の身長を追い抜くのも時間の問題のようです。



今年も8月には東京へ行きますので、皆さんよろしくお願いいたします。
また旅費の貯金をしなくては・・・
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南砺市の施設へボランティア演奏に行って来ました。

2018年03月02日 21時20分11秒 | 民謡・尺八・笛

先月のことですが、21日に南砺市の某施設へボランティア演奏に行って来ました。
縁あって年に何度も通っている施設です。

実は当初12月に演奏に行く予定にしていたのですが、ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが例の手術後のすったもんだでキャンセルになっていました。
で改めて2月にお伺いした訳です。


さて今回はいつものメンバーに加えて、私の津軽三味線教室の生徒さんのデビュー戦でした。
仕事がサービス業のためなかなか週末に休みが無くて、イベントに引っ張り出す機会がなかったのですが、たまたま水曜日が休みだったので、彼女の初舞台となりました。

kazahanaで演奏に行くときは、音響といってもそんなに大荷物にはならないのですが、民謡となるとマイク、スタンド、ケーブルと人数分要るのでなかなかの荷物になります。
FITに荷物満載で出発します。

ボランティア演奏に行くのに高速道路を使うのはもったいないので、下道を走ります。
高速道路を使えば40分ほどで行けますが、下道だとほぼ倍の1時間15分ほどかかります。


今回生徒さんが来てくれたので、津軽三味線の合奏曲も入れて、次のような津軽づくしのメニューでした。

・本調子メドレー(花笠音頭~ソーラン節~真室川音頭)
・津軽六段合奏
・津軽タント節
・道南口説
・津軽じょんから節旧節~新節合奏
・津軽あいや節
・鰺ヶ沢甚句
・津軽甚句


いつもの通り、スタッフにカメラを渡して撮っていただきました。



この日の出演者です。



オープニングのメドレー中



六段演奏中(生徒さんデビュー戦)



道南口説熱唱中





津軽じょんから節新節合奏中



津軽あいや節熱唱中



鰺ヶ沢甚句熱唱中



いつもよりたくさんの方に見に来ていただきました。



デビュー戦の彼女はさすがに緊張していたようでボロボロの演奏でしたが、良い経験になったことと思います。
実戦が何よりも良い経験になりますからね。

今月はボランティア強化月間でもないのですが、ボランティア演奏が目白押しで・・・。
頑張って一つずつやっていきます(^^)v
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魚津市金太郎温泉に出演してきました。

2018年03月02日 00時00分08秒 | 民謡・尺八・笛

3月になりました。
2月は大雪に何度もやられた上に、本業も副業もとにかく忙しくて大変でした。

ブログを書く余裕など無く、何度かお手軽にインスタから画像をアップしましたが、よくぞ体が持ちこたえてくれたものだと思います。
3月に入ってようやくほっと一息つくことが出来ました。

まずは2月末の7日間連続「金太郎劇場」出演のお話をば・・・。


1月末に長岡すみ子先生から、2月に魚津市の金太郎温泉の金太郎劇場に出演するので、その昔録音したシンセサイザーのカラオケのオーディオテープから、必要なものを抽出してCDにしてくれないかという依頼がありました。
ま、そういう作業は嫌いでもないし、二つ返事で引き受けたのですが、それからまさかの展開になろうとはこの時は知る由もありませんでした。

20年ほど前のテープから必要なものだけを取り出してアナデジ変換するのですが、さすがに音質の悪さは否めません。
おそらくイコライザーやエフェクターを駆使すればそこそこの音まで復元できるのでしょうが、生半可な知識ではお話にならないので、とりあえずオーディオインターフェイスに付いている各効果のつまみを回して多少はマシな音にしてパソコンに取り込みました。

で、後日そのCDを長岡先生に届けたところ、私にも出演してくれないかとのこと。
2月22日~28日の7日間ですよ、、、それも毎日通いで。
本業のほうも雪どけと共に超忙しくなってきていたのでどうしようか迷ったのですが、尊敬する長岡先生直々のお願いなのでこちらも二つ返事で受けることにしました。






氷見から魚津市の金太郎温泉へは、日中なら車で1時間10分ほどで行けるのですが、朝の9時入りなので間違いなく通勤ラッシュに引っかかります。
初日の22日は余裕を見て7時30分に自宅を出ました。
幹線を避けて裏道を走り、射水市でR8に出てしばらくは順調に走っていたのに、富山市を目前にして大渋滞にはまってしまいました。

氷見は晴れていたのですが、富山市だけ局地的に30センチほど積もる大雪になっていたようで、この大渋滞を抜けるのに1時間半かかり、結局金太郎温泉に着いたのは10時でした。
氷見から魚津市の金太郎温泉まで2時間半、初日から1時間の遅刻でした。



私の担当は、「お立ち酒」と「秋田長持ち唄」の尺八伴奏。それから長岡先生の衣装替えの間の5~6分間津軽三味線の独奏をするという役割です。
5~6分という事なので、津軽よされ節と津軽じょんから節を続けて演奏することにしました。
各3分弱で計6分弱です。
初日は遅刻のためウォーミングアップも不十分で結構ミスもあったのですが、毎日調子が良くなって最終日が自他共に認める一番良い演奏でした(笑)


以下画像を何枚か。
ステージ袖は私の撮影、客席からのものは頂き物です。



布橋おんなみち










山中雨情




独奏中


お立ち酒






フィナーレ


今回のスタッフ


私の担当楽器でした。
尺八はお立ち酒が1尺4寸、秋田長持ちが2尺。



初日に民謡メドレーのカラオケののキーが高くて何とかならないかと言われて、自宅に帰って本業をかたづけた後に作業に取りかかりました。20年前のカラオケだったので、若い頃は平気だったけど今となってはちょっと高くて辛かったそうです。
きっと簡単にキーを操作できるパソコンソフトがあるのだと思いますが、あいにくそんな物は持ち合わせていません。
苦肉の策でMP3レコーダーに付いているキーコントロールの機能を使うことにしました。

カラオケのWAVE音源をMP3に変換してレコーダーにコピーします。で、キーを1度下げて再生してそれを再度オーディオインターフェイスを介してパソコンに取り込み何とか作業完了。
元の音源がテープから取り込んだもので音質が悪いので、これで何とか我慢してもらいました。


魚津市は私の出身地。さすがにビックリする事がありました。
何と奇遇なことに、この温泉の支配人が何と私の高校の同学年でした。
たしか隣りのクラスだったと思いますが、これには驚きました。
音響を担当していただいた方も私と同学年で、共通の友人もいまして、奇遇なことは重なるものです。

もう一つビックリしたのが、初日のお客さんに、氷見の私の住んでいる地区の長寿会ご一行さんが来ていらっしゃったことです。知っている顔もいらっしゃいまして奇遇なことです。
前日の晩から泊まりだったそうで、昼食後に帰って行かれました。



というわけで、怒濤の金太郎劇場7日間は、無事に終了しました。
初日は勝手もわからず失敗が多かったのですが、毎日の反省がものを言い、日に日に手際も良くなり最終日は余裕で終了しました。

毎日の通いの時間も大変でしたが、良い経験をさせて頂きました。
結局温泉には一度も入ることが出来ず、今度ゆっくりと温泉に浸かりに行きたいと思います。
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美鈴乃会おさらい会でした。

2018年02月06日 23時23分57秒 | 民謡・尺八・笛

2月4日(日曜日)は、砺波市の美鈴乃会さんのおさらい会でした。

今年は第2回目のおさらい会です。
昨年の第1回から、三味線の伴奏を全面的に任せられておりまして、普段三味線での出番がなかなか回ってこない私にとっては大変嬉しい話です。
今年も張り切って三味線三昧してきました。


出番前の元気なときの集合写真



前回に引き続き音響一式も私の担当で、運搬から設営まで大変です。
当日に設営していてはあまりにも時間が短すぎるので、前日の夜に設営しました。


セッティング完了図


私の定位置からの風景



いつもは尺八奏者としてしか見られていない私ですが、この日はすべて三味線担当。
尺八には昨年同様、北日本民謡舞踊連合会で尺八固定伴奏としていつも一緒に行動してお世話になっている才川慎山さんにお願いしました。
なかなか他ではこの組み合わせの風景は見られませんよ(笑)

前夜のリハーサルの時には星空だったのに、夜中から降り始めた雪が結構積もっていてビックリ。
そういえば、昨年の美鈴乃会おさらい会の時も大雪で大変だったことを思い出しました。
こちらの会のおさらい会の時は雪が降るものと思っていないといけないようです。


私の担当は以下の通り。
唯一休めたのは、秋田長持ち唄の時だけでした・・・(~_~;)

・オープニング・本調子メドレー(花笠音頭~ソーラン節~真室川音頭)
・北海盆唄
・鰺ヶ沢甚句
・秋田節
・長者の山
・外山節
・真室川音頭
・十日町小唄
・能登麦屋節
・よさこい鳴子踊り
・黒田節

ここから私の貫昭会チーム
・津軽六段
・津軽よされ節独奏
・津軽じょんから節旧節~新節合奏
・津軽じょんから節独奏

再び美鈴乃会
・こきりこ節
・古代神
・四ッ竹節
・お小夜節
・麦屋節
・越中おわら節

これより賛助出演
・長崎のんのこ節(miyuの唄)
・祇園小唄
・ナット節
・秋田荷方節(太鼓の天の声さん)
・道南口説(miyu)
・越中おわら節(miyu)

ここからは美鈴乃会会主の中島美和子さんの唄
・喜代節
・博多カッチリ節
・秋田長持ち唄(唯一この時だけ休めました)
・山中節~山中鉄砲獅子踊り

フィナーレ
・津軽甚句


これだけ一人で弾いたので、さすがに疲れました。
調弦は三味線が何人もいると大変ですが、自分一人だと楽なものです。
三味線は、津軽が短棹と正寸、民謡が短棹の計3棹で使い回しましたので、時間短縮になりました。

miyuは、長崎のんのこと道南口説の2曲の筈だったのですが、急遽越中おわら節も追加になって、それでも文句も言わずちゃんと唄ってくれました。


12時開演、午後3時終演。32曲でちょうど3時間でした。
長々4時間以上もやるよりも、このくらいで終わった方がちょうど良いですね。



天の声さん




miyu


美鈴乃会会主


おさらい会終了後は場所を変えて懇親会。
私はまたまた特技のノンアルコールで酔っ払ったつもりです。







来年は、私の会の生徒さん達にももっとたくさん弾いてもらって、私の負担を軽減してもらわなくてはと思っています。


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とやま青少年伝統芸能祭

2018年01月22日 18時53分43秒 | 民謡・尺八・笛

昨日は毎年1月恒例の「とやま青少年伝統芸能祭」でした。






前任の尺八の先生からバトンを引き継いではや7年、青少年の尺八後継者が出現すれば私の役目も終わるのですが・・・。
唄・三味線・お箏の若者は結構いるのですが、どうも鳴り物と尺八・笛は魅力が無いのかなぁぁ・・・


さて、20日(土曜日)がリハーサル、21日(日曜日)が本番という慌ただしいスケジュールです。
miyuはというと、弟がサッカーを始めたものでママは手一杯のため、両日共に自宅で着物を着て私が会場まで連れて行くというジャーマネ兼伴奏者でした。

毎年この伝統芸能祭の時期は、雪が降って大変な思いをするのですが、今年は雪ではなく雨で楽ちんでした。
でも今週半ばからまた雪のようで、気が重いです。
また、これも例年インフルエンザの流行する時期で、この舞台でインフルエンザをもらってきたこともあるので、気休め自己防衛のマスクを着用して会場へ行きました(実際あまり効果はないそうです・・・)。


私の担当は7曲

・長崎のんのこ節・・・笛(miyuの唄です)
・出船音頭
・麦屋節
・祇園小唄
・黒田節
・越中おわら節
・南部俵積み唄・・・笛

たった7曲なのですが、リハも本番も待ち時間が長くて疲れました。
と、毎年書いているような気がします。
結構音響がしっかりしていて、気持ちよく吹くことが出来ました。


画像は家内がこっそり撮ってくれました。












miyuインタビュー中





松博会の青少年メンバーです。


例年のアングルで撮ろうと思ったら雨のため看板がちょっと遠い位置になりました。










今週末は土曜日がリハーサル、日曜日は新年会。
なかなかゆっくり休む暇は無さそうです。
去年は術後のため行けなかったスキーも行きたいのですが・・・

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「越中荷方節」

2018年01月19日 23時46分06秒 | 民謡・尺八・笛

一昨年の秋に、北日本民謡舞踊連合会の副理事長の坪内先生から一本のカセットテープを預かりました。
坪内先生の唄で「越中荷方節」という民謡が録音されていました。
ん十年前の録音だそうです。

先生からの指令は、この「越中荷方節」の三味線をコピーして弾いてもらいたいという宿題でした。
もともとは尺八唄だったそうなのですが、秋田荷方節のように軽快な三味線の手が入っていて実に素晴らしい演奏です。

とりあえずデジタル化して、コピーがしやすいようにして、暇を見て少しずつ作業を始めたのですが、唄に消されて三味線が聞こえないところがあったりでなかなか作業は進みません。
おまけに次から次から宿題の山に忙殺されて、ついつい忘れ去られようとしていました。

こんな事ではいけないと思い、昨年末から今年の正月にかけて忙しい合間を縫って、何とかやっとこさ三味線パートのコピーが完了。
せっかくなので、そのまま和楽器の楽譜エディター「和楽一筋」を使って、デジタル化を完了しました。
デジタル化しておけば、修正も楽なのでこれで一安心です。

何と楽譜は5枚になりました(^^ゞ


これが5ページまで続きます。

唄は6番目まであって、1~3番と4~6番がほぼ同じ節なのですが、三味線はほぼ即興で弾いておられるようで1番から6番まで全部違う手を弾いておられます。
これだけの三味線を即興で弾かれるなんて、コピー作業をしながら感心するばかりでした。

津軽三味線の手も入っているし、瞽女さんの三味線の手も入っているようです。
まだご健在らしいのですが、なぜか三味線はぱたっとやめてしまわれたようで、残念な事です。


これからの作業は、即興でバラバラに弾いておられる三味線の手をなるべく統一して、誰でも弾けるように手直しをすることと、私がしっかり伴奏できるように練習することです。
まだまだ先は長いのですが、もうひと頑張りしなくてはね。


せっかくの素晴らしい演奏を皆さんにも聞いていただきたいと思い、富山の風景をスライドショーにしてYouTubeに公開しました。
ぜひ皆さん聞いてみて下さい。

こちら



今年中にはぜひどこかで演奏出来ればいいなぁ、と考えています。
ご期待下さい。


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氷見市連合婦人会の初会で演奏してきました。

2018年01月18日 00時41分31秒 | 民謡・尺八・笛

14日(日曜日)は、氷見市連合婦人会の初会で演奏してきました。

家内が氷見市連合婦人会の役員をしている関係で、3年ほど前から毎年オファーをいただいていたのですが、きまって他のイベントと重なってなかなか出演することが出来ませんでした。
今年は連合婦人会のほうで日程を合わせていただいたようで、ようやく初会での演奏をすることが出来ました。

胡弓と太鼓を誰かにお願いしなければいけないかとも考えていたのですが、「お孫さんと二人でお願いします」との事でしたので、なんとmiyuと私、爺孫での演奏でした。


当日は週末からの大雪もようやく峠を越して、朝から大変良い天気でした。
道路の除雪はというと、幹線は何とか除雪出来ているものの、我が家の周辺は全然除雪が追いついてなくてあちこち凸凹のびどい状態です。
なんせ、氷見市で60センチ近く積もったらしいので、ちょっとビックリでした。
息子の家は高岡市伏木ですが、こちらはもっと多くて80センチはあったようです。


さて、20分ほどでお願いしますとのことでしたので、メニューは次の通り。

・麦屋節
・津軽よされ節独奏
・越中おわら節
・津軽じょんから節独奏
・道南口説

でした。


miyuの唄は、麦屋節、越中おわら節、道南口説です。
続けて唄うのはしんどいかなと思いましたので、一曲おきに私の独奏を入れました。
私はいつもの如く休み無しなのですが・・・・

最近のmiyuはあまり調子が良くなくて、越中おわら節を唄ってもイマイチだったのですが、この日は何とかきちんと唄えて、久々に本番に強いmiyuを見たような気がします(笑)

音響はカラオケセットがあるからそれを使えば良いだろうと言われましたので、お言葉に甘えました。
でも、自前で持って行った方が良かったような気がしました。












市長さんです。




演奏終了後は、皆さんと一緒に御膳について下さい、と言われていたので、大慌てで着替えて会場へ戻ります。
で、幹事のおねーさんの言葉にびっくり、氷見市長の隣の御膳に座って下さいとの事。
市長の隣なんて、私ゃ何を話せば良いのやら、と思いましたが、仕方ありません。

まぁ市長は気さくな方で、いろいろとお話させていただきました。
私の中では、ちょっと市長を見る目が変わりました。
カラオケも無理矢理うたわされたりで、なかなか有意義な2時間でした。
連合婦人会の皆さんも、楽しんでいただけたようで、良い一日でした。


会場は富山湾がすぐそばの小高いところにある民宿です。
晴れていれば富山湾越しの立山連峰が望める事で知られていますが、この日は前日までの荒天が嘘のように穏やかな日で、ばっちり立山連峰が見えました。

宴会の前、午前中は逆光になって、こんな感じで見えます。



宴会終了後の午後は順光になって、こんな感じできれいに見えます。






少し雲はかかっていますが、氷見からこれだけきれいに見える日はあまりありません。
加えて富山湾というと大体高い波があるのが普通ですが、こんな静かな鏡のような富山湾はなかなか見られません。
ラッキーでした。




というわけで、今年は正月から週末丸つぶれです。
今週末もイベントで、3週続けてです。
あまり無理をしないようにぼちぼち頑張ります。



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新春民謡の祭典

2018年01月10日 23時52分24秒 | 民謡・尺八・笛
8日(成人の日)は、毎年恒例の「新春民謡の祭典」でした。






例年は、その年にはじめてお目にかかる方に新年のご挨拶をして、数曲演奏してくるだけの案外気楽なイベントなのですが、今年はちょっと違って大変な一日でした。

話は遡って昨年11月の終わり頃。
鼠径ヘルニアの手術で入院する当日、北日本民謡舞踊連合会の事務局からテープとCDが届きました。
新春民謡のゲスト藤田かおりさんご一行の尺八・笛の伴奏を、民謡舞踊連合会の固定伴奏のメンバーでやって欲しいとのこと。

とりあえず入院の予定がだったので、そのまま病院へ向かいました。
入院中に尺八固定伴奏のリーダーのS氏から自宅に電話があったそうで、退院後に電話をして確認すると、私の担当は「伊予万歳」「伊予節」「阿波よしこの」に決まっていました。
とりあえず年内は再検査もあったりドタバタしていたので、年末から年始にかけて採譜をして練習することにしました。

さて年末に音源をチェックすると、「伊予万歳」は当地で演奏している伊予万歳とは、節も音程も違うし一瞬固まってしまいました。
とりあえず、当地で演奏している楽譜(これも自前です)とはあまりに違いすぎるので、それをもとに違っている所をチェックして楽譜を書き直しました。

「伊予節」は演奏したことがなくて、私のライブラリー(過去約20年分のNHK日本の民謡、民謡をたずねて、を録音したテープ・MD等)から笛の入っている音源を探して、笛の音を拾って譜面を書きました。
音を拾って譜に書くのはそんなに面倒な作業ではありませんでしたが、ライブラリーから伊予節を探し出すのが大変でした。

さて、問題だったのが「阿波よしこの」・・・はやい話、阿波踊りです。
当然笛や尺八の譜面を持っている筈もなく、これまたライブラリーから音源を探し出してきて聞いてみますが、イマイチ笛の音が唄に埋もれて聞き取りにくいし、困りました。
で、恥を忍んで米谷会の大先輩の米谷大輔先生にたずねてみました。
正月早々でしたが、先生の自演の音源と参考資料を送っていただいて、それを元に譜面を起こして何とかこちらも無事完成。
いやはや大変な年末年始でした。


公演前日の7日の夜にゲストの皆さんのリハーサルのため会場へ向かいます。
順調にリハは進みましたが、最後の「阿波よしこの」の前に「阿波風景」を入れるとのこと。
それは聞いていなかったので、急遽リハから戻ってからまたまた膨大なライブラリーの中から「阿波風景」を探します。

「阿波風景」はラッキーにも我が米谷会会主、小杉真貴子先生の唄、米谷智先生の笛という音源があったので、大急ぎで米谷智先生の笛の音を拾って三味線譜の下に書き入れて、何とか一夜漬けで事なきを得ました。
当日公演の休憩の間にパッパッと2度ほど合わせていただいての、ほぼぶっつけ本番でしたが、何とか無事に終了しました。
どうもこういうのって心臓に悪いです・・・(^^ゞ
こんな綱渡りみたいな事ばかりやってるから、術後に不整脈が起きたのかもしれません・・・(~_~;)


さて、この日の私の出番はというと、

・岡崎五万石・・・笛
・越中おわら節・・・尺八(miyuの唄)
・関の五本松・・・尺八
・伊予万歳
・長崎ぶらぶら節・・・笛
・花笠音頭
以上、連合会

以下は特別ゲスト
・伊予万歳
・よさこい鳴子踊り
・伊予節
・阿波風景~阿波よしこの

でした。
曲数の割に疲れました・・・



三味線の川崎雅女さんと私。


沖玲奈さん


藤田かおりさん


同じく藤田かおりさん


ステージ袖より、沖玲奈さん


藤田かおりさんとmiyu


川崎雅女さんとmiyu


川崎雅女さんと私





翌日の北日本新聞の記事


大体年の初めからドタバタしていると、年中ドタバタになるのだとか。
てことは、今年も楽譜を書くことに追い回される一年なのでしょうか・・・(^^ゞ

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歳末恒例・長岡すみ子の会チャリティーコンサートに出演してきました。

2017年12月11日 23時38分52秒 | 民謡・尺八・笛
10日(日曜日)は、歳末恒例・長岡すみ子の会チャリティーショーでした。





実は11月半ばからしつこい風邪にやられて外出できず、先月末からは入院生活でまたまた外出できなくて、結局リハーサルには一度も参加することなく本番となったのでした。

それまでの練習日には結構参加していたので、まるでぶっつけ本番というわけでもなかったのですが、ちょっと心配な曲がいくつかありました。

仮釈放中の身(笑)で、なるべく運転は控えるようにとのことだったので、早朝より家内に同行してもらって富山市の会場へ向かいます。
運転中にまた不整脈がおきて、突然気持ち悪くなったりー意識が遠くなったりすると事故になりかねないので、とのことでした。


午前中はリハーサル、その間家内は映画鑑賞へ。
本番は午後2時スタートです。


私の担当は以下の通り。

・伊勢音頭
・ソーラン節変奏曲
・こきりこ節
・宮津節
・美山はいや節
・真室川音頭~花笠音頭
・広島木遣り音頭
・さんさ時雨
・帆柱起し祝い唄
・津軽あいや節・・・太鼓
・宮城長持ち唄
・磯節
・珠洲起舟祝い唄
・尾鷲節
・山中節
・七尾ふり売り唄
・十勝馬唄
・酒造り祝い唄

以上でした。
全体の流れがしっかり把握できてなかったので、ちょっと戸惑う場面もありましたが、何とか無事に終了しました。


数日前に送っていただいた進行表を見てビックリ!
津軽あいや節の太鼓に名前が書いてありました。
まぁ、津軽の太鼓なら大丈夫なので構わないのですが、ちょっとビックリでした。
気持ちよく叩かせていただきました(^.^)

美山はいや節は福井県民謡です。
本番前日に尺八譜を書いて、リハーサルも無しでぶっつけ本番でしたが、何とかセーフでした。
心臓の精密検査をしなくてはいけないというのに、心臓に悪いです(^^ゞ

七尾ふり売り唄もほぼぶっつけ本番でした。
昨年珠洲民謡会さんで一度吹いていたので、これも何とかセーフ。
珠洲では尺八で吹きましたが、今回澪ちゃんの唄だったので、可愛らしく笛で吹きました。

















病み上がりで朝からこれだけフルに働くとさすがに疲れました。


これにて、今年の民謡関係のお仕事はほぼ終了。
kazahanaの出番はまだまだ続きます・・・。



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藤本秀範雪会おさらい会

2017年11月27日 01時38分13秒 | 民謡・尺八・笛

昨日は、いつもお世話になっている藤本秀範雪先生の会のおさらい会でした。
私は尺八・笛担当です。




尺八を習い始めたペーペーの時に先生の所にお伺いしてから、もう10年を越えました。
その当時のことを知っているお姐さんからは、「はじめはスースーしか音が出なかったのにねぇ・・・」と今でも言われます(笑)
確かにその通りで弁明など出来ませんが、それから10年間必死になって努力しましたので・・・(^^ゞ


藤本秀範雪先生は、会社を定年になられた年に会を立ち上げておさらい会を始められたそうで、今年で御年満89歳。
今でもお元気に会を取り仕切っておられます。
来年は、30回の節目のおさらい会ということで、私は既に尺八伴奏をお願いされております。
加えて先生自身の満90歳の節目の年でもあります。
来年も元気なお姿を見せて下さいね。



さて、事前のリハーサルは一切無しだったので、大丈夫かなぁと心配しながら我が家から車で10分の至近距離の会場へ向かいます。
とりあえず尺八唄の2曲だけは事前に合わせなければと思い、ステージ袖でパッパッと合わせて調子を決めてから本番に臨みます。
こんないい加減なので良いのかよ・・・と自問自答でした(^^ゞ


私の担当は計32曲。早い話全曲です。
休憩は許されません、いつもの如く3時間の罰ゲーム状態でした。
*は笛、あとは全部尺八です。

・ひなぶり三番そう
・出船音頭
・りんご節
・酒屋唄
・五木の子守唄
・四つ竹節
・尾鷲節*
・斉太郎節
・茶っ切節*
・能登麦屋節
・東京音頭
・高岡小唄
・祖谷の粉ひき唄
・十勝馬唄
・斉太郎節
・武田節
・真室川音頭
・弥栄節
・宮津節*
・八戸小唄
・日向木挽唄
・貝殻節
・越中おわら節
・隠岐祝い音頭*
・長者の山
・麦屋節
・広島木遣り音頭
・あがらしゃれ
・おてもやん*
・高岡なき荷方節
・生保内節
・東京音頭


他の先生の発表会では平気で40曲とか50曲吹きますので、それに比べるとまだ少ない方でした(笑)
今ではこれくらい平気で吹くのが当たり前のようになってますが、やっぱり何とかして後継者を育てて少しは楽をしたいと思います。
来たれ若者!


あまりこちらの会では笛を吹いたことがなかったのですが、今回数曲だけ笛で吹いてみたところ、「良かったょ」というお褒めの言葉をいただきました。
そんなことを言うと単純なお馬鹿の本人は調子に乗りますので、あまりそんなこと言わない方が良いと思います(笑)


この日は大体いつも良く吹いている曲ばかりでしたが、しばらく吹いていなくてしっかり練習したのが、「東京音頭」と「高岡小唄」でした。
こんな事でも無いと練習しませんので、良い機会になりました。


朝9時半から12時半までずっと吹き続けだったので、写真なんか取る余裕もなく、おさらい会終了後のステージの様子だけで失礼します。
おそらく集合写真とスナップ写真はいただけると思うので、後日編集して差し替えますので、お楽しみに。



終了後


懇親会の様子


しつこい風邪の治りは依然として遅々として進まず、調子悪い状態が続いていたので、懇親会はノンアルコールビールで酔ったつもりで失礼しました。
本当はアルコールの入った方を飲みたかったのですが・・・

これにて今月の予定はほぼ終了。
来月は何故かkazahanaの出番が集中してしまい、大変なのです。
とっとと楽譜を仕上げて、プログラムを組まなくては・・・(・_・、)

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2017とやま民謡万華鏡

2017年11月24日 22時24分27秒 | 民謡・尺八・笛

昨日は、毎年勤労感謝の日恒例の「とやま民謡万華鏡」のステージでした。
風邪の症状は回復せず、体調が悪い中一日頑張ってきました。

毎年同じ事を書いているような気がしますが、尺八の師匠が倒れた年に急遽ピンチヒッターでこの「民謡万華鏡」に参加してから10回目の参加にになりました。
10年前はあまりにも突然のことで、とんでもなく緊張して吹いていた事を今でも鮮明に覚えています。

あれから10年経ちました。
皆さんのおかげで場数だけは、人の数倍~数十倍踏ませていただきましたので、内容はなかなか伴いませんが度胸だけは付いてきました。
10年前のブログを読み返すと、緊張で大変だったのが懐かしく思われます。


さて、富山県の西部と東部で交互に交互に開催されているこのイベント、今年は県西部の開催で、射水市の高周波文化ホールでした。
普段あまり交流のない団体も一堂に会する内容の濃いイベントなのですが、毎回宣伝不足なのか、ちょうど多のイベントと重なることが多いのか、もったいないことにお客さんの入りは低調なのです。
ちょっと目玉のゲストを呼ぶとか、八尾高校や平高校の伝統芸能部も招待すればもっとお客さんははいるのになぁ、と思うのですが、、、って去年も書いたような気がします(^^ゞ


今年は会場が近くて、我が家からは20分ほどです。
海岸線を走って9時前に会場到着。
早速着替えて、踊りの会との合わせからはじめます。
miyuは、今年の北日本こども大賞を受賞したので、越中おわら節を披露です。


開場前の様子






私の当番は全49曲中13曲。
曲順を確認しながら、尺八や笛を持ってステージ裏を上手へ行ったり、下手へ行ったり・・・。
ステージ上でずっと居残りをしたり、これまたステージ上で上手から下手へ移ったり・・・。
おまけに、オープニングとフィナーレもあったので、途中で帰るわけにもいかず・・・。
曲数の割には大変な一日でした。


担当曲は以下の通り、*は笛、他は尺八。

・出船音頭(オープニング)
・万才くずし*
・ポンポコニャ*
・こきりこ節*
・宇和島さんさ
・越中おわら節・・・3人
・長崎ぶらぶら節*
・球磨の六調子*
・南部牛追い唄
・秋田人形甚句
・隠岐祝い音頭*(フィナーレ)


大体前もって一度は合わせていたのですが、一番心配な球磨の六調子だけは、一度も合わせたことがなくて、この日の午前中に二度合わせただけでした。
録りためていた音源の中から引っ張り出してきて、音源に合わせて何度も練習はしていたのですが、どうも学生の頃から変拍子が苦手なもので・・・結構苦戦しました。

練習に使った音源は笛だったので、私も笛で挑戦。
何とか上手くいったと思います、自己満足かもしれませんが・・・。


普段はなかなか一緒になる機会がない、知り合いの津軽三味線の先輩、後輩達も出ていました。






こちらはmiyu







さて、これも去年書いた気がしますが、どうしても書きたいことがあります。
司会のおねーさんの事です。

全く「バカの一つ覚え」の様に、「次は○○会で、○○県民謡、○○節です、ではどうぞ」
しか言わないのです。
踊りの人が全くスタンバイしていないのに、「ではどうぞ」はないでしょう。
その場をつなぐのは司会の仕事、その合間に民謡の簡単な説明とかどうしてしないのですか?

民謡の説明は、今では簡単にネットで調べることができるので、前日にでもパッパッと調べられるのではないですか。そしてそれが司会者の大切な仕事ではないのですか?

おかげで、大体この手のイベントは時間が「押す」事が常なのに、毎年早く進行してしまうのです。
プログラムに書いてあることをアナウンスするだけなら、中学校や高校の放送部の子を連れてきた方がよほどマシです。
プロ意識があるのか、疑います。

去年民謡舞踊連合会の理事にもこのことを言ったのですが、主催の北日本新聞社の人にでも言わないと効果がないようですね・・・ブツブツ。


息子の嫁さんから、「これが効くよ」って言われて試してみました。



昨日よりは多少症状が軽くなったような気がします(~_~;)
週末は某会のおさらい会の尺八です。
もうひと頑張り。

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亀ヶ谷治夫 北日本民謡大賞受賞20周年記念公演

2017年10月31日 23時17分28秒 | 民謡・尺八・笛

10月29日(日曜日)は、いつもお世話になっている亀ヶ谷治夫先生の、「北日本民謡大賞受賞20周年記念公演」でした。
私は尺八、笛、津軽三味線と大忙し、またしても罰ゲームのような週末でした。

前日の土曜日はお昼からリハーサルということで、午前中から会場の砺波市文化会館へ向かいます。
大体においてリハーサルっていうのは、やり直しが多くて本番よりも疲れるのが常ですが、例外に漏れずリハーサルから大変でした。

事前の打ち合わせがしっかり出来ていなくて、楽譜を書き直したり、修正したりしなくてはならないのが2曲ほどあって、この日の晩に大慌てで書き直しましたが、何とか本番には間に合いました。


本番当日。

前日は、三味線の最終練習と楽譜書きで遅くに就寝しましたが、頑張って7時起きで準備をして会場へ向かいます。
楽器は尺八・笛一式と、津軽三味線は長短2棹です。

会場へ着いて着物ケースを開けてビックリ、草履を忘れてました。
どうやら先週の利賀から帰って、着物一式を入れ直したときに忘れてしまったようです。
家内が昼から見に来ることになっていたので、その時に持ってきてもらうようにお願いして事なきを得ました。
たま~に何か一つ持ち物を忘れるポカをやってしまうので、気をつけないといけません。


午前中はゲストの方々のリハーサル。
とは言ってもほとんど私が当番なので、9時前からいきなりフル稼働です。

えらい久しぶりに弾く寺崎美幸ちゃんの「秋田荷方節」とか、これまた久しぶりの谷口寛美さんの「津軽三下り」、そして今回はじめて合わせる中田好美さんの「道南口説」とか、不安材料がたくさんのリハーサルでしたが、何とか無事に終了。
後は本番勝負です。


いつもと同じく罰ゲームのような私の担当は以下の通り。
それでも3曲ほど休みがあったので、パーフェクトではありません・・・(笑)

・福光めでた・・・笛
・嘉瀬の奴踊り・・・尺八
・南部俵積み唄・・・笛
・りんご節・・・笛
・ソーラン節・・・尺八
・長者の山・・・尺八
・津軽甚句・・・笛
・米節・・・尺八
・日光和楽踊り・・・笛
・伊勢音頭・・・笛
・シャンシャン馬道中唄・・・尺八
・安里屋ユンタ・・・笛
・おてもやん・・・笛
・越中おわら節・・・尺八
・真室川音頭・・・尺八
・津軽三下り・・・津軽三味線
・本荘追分・・・津軽三味線
・長崎ぶらぶら節・・・笛
・秋の山唄・・・尺八
・磯原節・・・尺八
・道南口説・・・津軽三味線
・こきりこ唄・・・笛
・帆柱起し祝い唄・・・笛
・五箇山追分・・・尺八
・越中おわら節・・・尺八
・正調麦屋節・・・尺八
・白虎隊・・・尺八
・明治一代女・・・尺八
・からめ節・・・笛
・山中節・・・尺八
・津軽タント節・・・津軽三味線
・秋田おばこ・・・尺八
・秋田船方節・・・尺八
・秋田馬子唄・・・尺八
・秋田荷方節・・・津軽三味線
・男なら・・・尺八
・大漁唄い込み・・・尺八
・淡海節・・・尺八
・黒田節・・・尺八
・さんさ時雨・・・尺八
・喜代節・・・笛
・南部牛追い唄・・・尺八
・武田節・・・尺八
・お立ち酒・・・尺八
・チューリップばやし・・・笛

以上44曲でした。
津軽三味線が5曲ってのがかなり効いてます(笑)
それも休み無しで尺八に持ち替えて、またすぐ尺八に戻るって感じで、実に忙しく動いておりました。
近年まれに見るハードなステージでした。

リハの時は照明が暗転したりしなかったので、わからなかったのですが、ステージがあまりにも暗すぎて大変でした。
先週の利賀で懲りて学習したので、ライトは一応持って行ったのですが、、、
尺八はなんとなく長さや持った感覚でわかるのですが、笛がどの調子の笛なのかわからなくてちっょと苦労しました。

持って行ったペンライトはしっかり働いてくれたのですが、譜面台に付ける昆虫の触角みたいなLEDライトがどうも電池が弱っていたらしく暗くて、暗転になると譜面台に置いてあるスタッフ用のプログラムがよく見えなくてこちらもちっょと困りました。しっかり電池チェックもしておかなくてはね。。。


画像は家内に撮ってもらったものと頂き物をあわせてアップします。



オープニング



私の定位置の目線からはこんな感じ。



谷口寛美さん「津軽三下り」





寺崎美幸さん「本荘追分」



中村精子さん「長崎ぶらぶら節」



坪内隆悦さん「秋の山唄」



川西美智子さん「磯原節」





亀ヶ谷治夫さん「こきりこ唄」



亀ヶ谷治夫さん「帆柱起し祝い唄」



亀ヶ谷治夫さん「越中おわら節」



佐藤松子流博義会「山中節」





寺崎美幸さん「秋田荷方節」



川西美智子さん「男なら」





亀ヶ谷治夫さん「お立ち酒」



フィナーレ「チューリップばやし」



女子部です(寺崎美幸さんからいただきました)


以下祝賀会です。












実行委員という名のおバカ軍団でした。







天の声さんと。



小町俊太郎君と。




CD販売ブース。
このCDは私の企画監修です。
この公演に間に合わせるために、6月から暑い中収録に何十回通ったことか・・・。
プレスから上がってきたのがなんと公演4日前。ぎりぎりセーフでした。
最後はこの公演に間に合わせるためちょっとドタバタしましたが、なかなか良いCDになったと思います。
この顛末記は後日ゆっくりとアップしますのでお楽しみに。






プログラムとチラシ。
こちらも私が担当しました。
企画~ワープロ打ちまでが私の担当、後は知り合いのデザイナーに任せてレイアウトを整えてもらい、印刷はネット印刷、という最も安上がりな方法で製作しました。


今回大きなトラブルも無く、無事に公演が終了してホッとしました。
CD制作から印刷物の企画、ワープロ打ちと、夏前からこれらにかかり切りで気持ちの休まる暇がありませんでしたが、これでようやくひと区切りです。
たくさんの方々の助けがあって何とか無事に終了する事ができました、ありがとうございました。

さて、私のほうはというと、来月からはボランティアがたくさん。
さっさとプログラムを組んで印刷しなくては・・・。
散らかり放題の部屋もとっとと片付けなくては・・・。
本業もちょっと忙しくなってきたので、頑張ります(^^)v


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筏井豊華翔プロデュース 民謡舞踊公演

2017年10月25日 01時24分32秒 | 民謡・尺八・笛
先週末は土曜から日曜にかけて、南砺市利賀へ行っておりました。
富山華の会の筏井豊華翔先生プロデュースの民謡舞踊公演です。

私の担当は尺八・笛、そして津軽三味線です。
結構責任の重い担当でした。




総勢数十人の移動なので、バスでまとまって現地へ向かうとのことで、土曜日の朝に高岡市テクノドームの駐車場に集合します。
バス2台に分乗して南砺市利賀へ向かいます。

小牧ダムの手前からR471に入るものと思っていたら、そのままR156を直進。
バスは道の駅たいらを過ぎたところから山の神トンネルへ向かうルートで走りました。
確かに若干遠回りにはなりますが、こちらの方がR471よりも道幅が広くて走りやすいようです。

お昼前に会場に到着、すぐにリハーサルです。


会場玄関





リハ風景


ステージ袖も楽屋も、とにかく狭い、暗い、湿気が多い、という悪条件。
不覚にもライトを忘れてしまい、進行もいまいち把握できてないのに進行表も良く見えません。

そういえば先日のアラピア秋の夜長まつりの時に、ライトを使ってそのままどこかへ片付けてしまったようです。
狭いステージ袖に、何とか尺八と津軽三味線を置く場所を確保しましたが、いろいろと大変でした。


今回津軽三味線は私一人なので、もし万が一パンクしたり等のトラブルに対処するため、リザーブの三味線も持って行きました。
実は今月初めの津軽三味線富山教室の時に、三味線ケースを開けてビックリ、皮がパンクしてました。

たまたま会場が村松屋富山店さんだったので、ラッキーにもレンタルの三味線を貸していただけましたが、今回は利賀なのでそんなわけにはいきません。もしもの時のためのリザーブの三味線を持参した次第です。
結局無事にリザーブ三味線のケースを開けることはありませんでした。



私の担当は以下の通りです。

・伊勢音頭~長崎ぶらぶら節・・・長岡すみ子さんの唄 私は笛担当
・大漁唄い込み・・・村松喜久則さんの唄 私は尺八担当
・白虎隊・・・京極加津恵さんの唄 私は尺八担当
・道南口説・・・京極加津恵さんの唄 私は津軽三味線担当
・八木節・・・村松喜久則さんの唄 私は笛担当
・帆柱起し祝い唄・・・村松喜久則さんの唄 私は笛担当
・下津井節・・・長岡すみ子さんの唄 私は笛担当
・酒田甚句・・・京極加津恵さんの唄 私は笛担当
・津軽あいや節・・・京極加津恵さんの唄 私は津軽三味線担当
・江差追分・・・坪内隆悦さんの唄 私は尺八担当
・新川古代神・・・長岡すみ子さんの唄 私は尺八担当

というわけで、プロの皆さんの伴奏ばかりで大変重要なな役回りでした。


この日は近くの「利賀創造交流館」という施設で泊まりです。
名前は立派ですが、元は「利賀少年自然の家」です。

なので当然酒類の自販機はありませんし、部屋にはテレビもありません。
持ち込んだ酒もあっという間に底を尽きてしまい、おとなしく寝るしかありません。
学生の合宿状態でした(笑)










翌日は本番。

午前中ゲネプロで午後が本番とのことでしたが、チケットが完売したために午前のゲネプロはチケットをゲットできなかった方や、利賀の地元の方を観客席に入れて、ほぼ本番のような舞台でした。
早い話、午前午後と2回公演をしたような感じです。

前日のリハで何とか流れもわかってきていたつもりでしたが、津軽あいや節の出るタイミングがわからず出遅れてしまったのがちょっと残念。
でも午後の公演では何とかリカバー出来たので、良しとしましょう。

さすがに土日でこれだけ動くと精神的にも体力的にも疲れ果てました・・・やはり歳です。
最近疲れがたまってくると「キーン」という耳鳴りがしてむ、まるで危険信号が鳴っているかのようです。
これもエイジングですね。


合宿所にテレビが無かったので、超大型の台風がどこまで来ているか全くわからないまま、公演を続けていましたが、公演終了後に外を見ると大変な風雨になっていました。

無事に里まで帰り着けるか不安でしたが、荒天の中バスは何とか無事に高岡まで走ってきました。
県内では水が浸かったり、土砂崩れしたりというところがあったようですが、我が家は何とか無事でした。

家の前には用水が流れていて、数年前にはその用水が氾濫して隣の家の玄関が水に浸かったことがあるので、雨量が増えて用水の水かさが増すと心配です。


利賀の会場は結構湿気があって、三味線の皮が心配でしたが、こちらも何とか無事でした。
もう水曜日になりますが、まだ疲れが取れません。
週末まで体力を少しでも回復しておかなくては・・・。


翌日の北日本新聞の記事です。





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高岡万葉まつりに参加してきました。

2017年10月09日 01時50分49秒 | 民謡・尺八・笛

昨日は高岡市の高岡古城公園で催されている「高岡万葉まつり」へ。
前日のkazahanaお月見コンサートから頭を「民謡モード」に切り替えて臨みます。

高岡古城公園内の水上ステージで、3日3晩にわたって行われる「万葉集全20巻朗唱の会」の中の芸能発表のアトラクションです。








演目はわずか4曲だけなのですが、尺八担当の私にとってはちょっとうろ覚えの曲が2曲もありまして・・・。
最近歳のせいか、暗譜するのがなかなか至難の業になっています。
老化の始まり、認知の始まり・・・・ですかね、人の名前もなかなか出てこないし、情けないです。


演目は以下の通り。

・万才くずし
・帆柱起し祝い唄
・ポンポコニャ
・黒田節

たった4曲なのに使う笛・尺八は全部バラバラ。
ま、良くあることで仕方の無いことです。

うろ覚えだった「万才くずし」と「ポンポコニャ」。
最悪暗譜が出来なかったときのことを考えて、尺八譜と譜面台は持参しましたが、何とか練習段階でほぼ暗譜が完了、無事に楽譜無しで演奏してきました・・・ヤレヤレ。
せっかく覚えたのに、またしばらく吹くことが無かったら忘却の彼方になるのでしょうね・・・

これにてこの週末のイベントは終了。
9日は久々の完全オフなので家内と映画館デートの予定です。


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