昨日は砺波市内で、東日本大震災チャリティーの民謡ライブ。
2時間で計23曲のステージ、うち21曲に出演してきました。
尺八・笛が20曲、津軽三味線の曲弾き1曲です。
今回は皆さんよくご存じの曲ですべて暗譜している曲だったので、特に譜面は必要なく楽ちんでした。
いつものことなのですが、三味線の音がなかな合わないのでイライラがたまるライブでした。
尺八をチューナーだと思っている人ほど、調弦に時間がかかるのは何か法則でもあるのでしょうか・・・(笑)
高い調子だと、下がるのがあたりまえみたいな顔で弾いていらっしゃいます。
ひとり弾きではないのだから、きちんと修正すればいいだろうに・・・・
最もそれ以前に、曲中に音が下がらないような調弦をしなければ、下がるのはあたり前の話です。
民謡の本籍があるほうの会では、三味線の調弦に少しずつチューナーを使う方向に向いていて、尺八吹きとしては大変有り難いことです。
ステージに上がる前にチューナーで合わせてもらうと、ほぼ100%尺八・笛とピッチが合います。ステージ上での微調整もほとんど必要ありません。
私たち尺八吹きは、日々楽器の癖を把握しつつ、いかにa=442Hzに近づけるかという努力をしているので、442Hzで合わせてもらうと非常にやりやすいのです。
でも昔気質の人にこんな事を言っても、聞く耳持たない人が多くて、困ったものです。
以前某所のボランティア演奏に行ったときに、私たちの前の団体が結構年配の方達で、越中おわらを演奏されたのです。
この団体の三味線、胡弓の方はきちんとチューナーで調弦されていました。
70歳前後の方達でしたが、頭が下がる思いでした。
何だか体力的に疲れたと言うよりも、精神的にぐったり疲れた一日でした。