先週の土曜日、高岡市のお寺で民謡のミニコンサートに出演してきました。
Facebookでは簡単に報告しましたが、詳細をアップします。
北陸秀城会の坪内先生からの依頼で、当初は坪内先生と二人でちまちまと(富山弁で小規模にという意味)やろうかという話だったのですが、何故かだんだんと話が大きくなって、結局は立派なコンサートとなりました。
唄い手さんは贅沢にも、なんと全員北日本民謡大賞受賞者です。
坪内隆悦先生、寺崎美幸さん、本田麻優美さん、佐久間優子さんの4名。
三味線・胡弓に西茂さん、太鼓に大島信行さん、
そして何でも屋の加代の私です・・・今回は音響屋さんも兼任。
会場は高岡市の外れにある臨済宗のお寺さん。
以前に2度ほどお邪魔していまして、勝手知ったるお寺です。
今回は音響を持って行った方が良いだろうということで、当然の如く言い出した私の担当となりました。
江雲庵さんです
鹿は作り物で動くはずがありませんが、疲れてくると動いたような錯覚に陥ります。
音響の設営の時間を見越して、11時に会場のお寺に向かいます。
今回は音響一式、三味線3丁、尺八とフル装備で、FITくんが大活躍でした。
住職の奥さんの父親である、元国鉄マンのS氏の的確な指示で、設営をします。
何とも準備の良いことで、背景用の五箇山の風景を描いた幕を持参されていて、これを使うことに決定。
お寺さんのほうからは赤の毛氈を貸していただき、何と即席の素晴らしい舞台が完成しました。
こんな事になろうとは予想もしていませんでした。
設営の完了した舞台
音響の設営も大変。
なんと120~130人のお客さんでした。
舞台・音響設営後は大慌てで打ち合わせをします。
今回はじめて合わせる唄があったりで、打ち合わせも大変でした。
スペシャルメニューは以下の通り。
・秋田大黒舞(津軽三味線)
・佐渡おけさ(笛)
・南部俵積み唄(津軽三味線)
・お立ち酒(尺八)
・津軽あいや節(津軽三味線)
・津軽じょんから節中節~新節(津軽三味線)
・花笠音頭(笛)
・こきりこ節(笛)
・田主節(尺八)
・喜代節(笛)
・夜網節(三味線)
・帆柱起し祝い唄(笛)
・麦屋節(尺八)
・越中おわら節(三味線)
何でも屋の加代も、さすがにこれだけ取っ替え引っ替えだと大変です。
演奏しながら次は何に持ち替えて、高さはどれだけだったっけ・・・などと考えながらもなんとか無事に2時間のコンサートは終了しました。
実に楽しいあっという間の2時間でした。
オープニングの秋田大黒舞
お立ち酒伴奏中
津軽三味線独奏中
喜代節かな。
帆柱起し祝い唄かな。
終演後皆さんで記念撮影。
最近みんなで記念撮影が定番化しつつあります(笑)
撤収後は場所を近くのホテルに移して反省会。
最近ずっとノンアルコールで酔ったふりをすることが多かったのですが、この日は会場が自宅から近いということもあり家内の送迎があったので、久々に本物のビールをいただきました。
ゆったりとホテルの風呂にも浸かって、良い一日でした。