三味三昧 笛三昧

津軽三味線奏者、笛・尺八奏者、たまに胡弓奏者、なぜかアマ無線家
音楽好き趣味三昧人間「くまりん」のお気楽日記です

稲泉農園CafeOrchardライブ

2017年09月12日 01時40分00秒 | 津軽三味線

ちょっと前のことになりますが、9月2日に氷見市郊外の古民家レストランで「津軽三味線・津軽三味線民謡」のライブを行いました。

場所は氷見市上田の「稲泉農園CafeOrchard」
一昨年の秋に一度お願いされて演奏をしてきたのですが、今年もまた津軽三味線・津軽民謡を聴きたいという声が多かったとかで、2度目のライブをすることになった次第です。

メンバーは前回と同じく、唄は亀ヶ谷先生、三味線は私と私の生徒の十二さんの3名です。


この「稲泉農園CafeOrchard」では2ヶ月に1回程度コンサートをやっておられまして、クラシック系・声楽系の方が多いようです。
そのためか、出来れば音響は使わないで生音でやって欲しいと言うことでしたので、上妻宏光さんではありませんが、生一丁のライブでした。


メニューは以下の通り。

・津軽六段合奏
・南部俵積み唄
・津軽あいや節
・津軽じょんから節新節独奏
・新タント節
・謙良節
・南部牛追い唄
・津軽じょんから節新節合奏
・道南口説
・津軽甚句

では画像を少し。

























1時間を演奏ばかりだと飽きてくるので、今回はMCを長目にして、楽しく民謡ライブを聞いて頂きました。
MCも芸のうちですから・・・(^^)v

津軽あいや節の説明で最近私がよく話すのが、「ハエの風」と「アエの風」の違いの蘊蓄です。
「ハエの風」は南風、「アイの風」は北東の風です・・・何でか~。

牛深港で唄われていた「牛深ハイヤ節」は、一本柱に一枚帆の千石船、通称「北前船」の船頭たちによって各地の港に伝えられました。「ハエの風」と呼ばれる南風が吹くと千石船は九州の港を出航し、日本海を新潟港、酒田港などを経由し北海道の松前に向かいます。

逆に日本海を往来する千石船が南へ下る時に利用するのが「あいの風」と呼ばれる北東の風です。
「あいの風」が吹き始めているのに、私の待っている愛しい人を乗せた船がまだ来ない、どうしたのだろう・・・という歌詞が津軽あいや節の元唄だ、という話を面白おかしくするのです。
毎回なかなか受けます。


今回はちょうどおわら風の盆と日が重なってしまったので、キャンセルが多かったそうで、お客さんは20名ちょっと。
かえって少人数で和気藹々と演奏出来たので、これもまた良かったのかなと思います。

確か前回は音響無しと言うことで、唄の亀ヶ谷先生も頑張りすぎたようですし、私も頑張って叩きすぎたのですが、今回はかなりセーブして演奏しました。
でも音響はあった方が楽なんですけどね。


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北日本民謡舞踊富山県大会

2017年09月12日 00時49分30秒 | 民謡・尺八・笛

8月末から超多忙を極めておりまして、なかなかパソコンの前に座る余裕がありません。
やっぱり私の前世はブリかマグロだったのかもしれません・・・

とりあえず順不同ではありますが、最近の出来事を思い出して書きたいと思います。
まずは超嬉しかったことから。


9月10日(日曜日)

北日本民謡舞踊富山県大会でした。



miyuはこどもの部に出場。
こどもの部は県内各地区大会を勝ち抜いた中学生以下の12人で競われます。

小学校1年生の時からずっと続けて県大会に進んでいますが、小学校6年生になった今年は何故か本人も意気込みが違っていて、指導している私も例年に無く一生懸命暇を見ては練習に付き合っていました。
でも今回は中学生の子も何人かいるし、なかなかの激戦模様。

miyuはずっと一生懸命練習してきた越中おわら節でエントリー。
去年の秋から変声期に入りかなり苦労しましたが、何とか大人の声になって落ち着いてきました。
去年までは1尺5寸で唄ってましたが、低い方の声も結構出るようになってきたので今回は余裕を持って1尺6寸で臨みます。

エントリー番号は8番。
固定伴奏の会議には都合で出られなかったのですかが、尺八の先輩方が忖度して下さったのか、こどもの部の偶数番は私の当番になっていました・・・ありがとうございます。


練習の時の120パーセントとは行きませんでしたが、80~90パーセントの力は出せたと思います。
結果は、めでたくこどもの部優勝でした。
たくさん練習したもんね、良かった良かった(^^)v







ステージ横から撮らせてもらいました。






満面の笑顔ってこのことですね。

県大会のプログラムの表紙の写真に載るのが念願だったのだとか。
来年はしっかり載りますよ。

これが終点では無く通過点なので、さらに越中おわら節に磨きを掛けて頑張ってもらいたいと思います。



この日の私はいつもの事ながら大忙しでした。
アトラクションの尺八・笛が8曲と固定伴奏が12人分。
それに暇を見てmiyuのウォーミングアップのお手伝いと、疲れ果てました。

祝勝会は後日改めてしようということになったので、家内と家内の母と3人でファミレスで食事をして帰ってきました。

これから11月にかけてイベントがたくさん詰まってます。
どうも分身の術が習得できそうに無いので、一日が28時間ぐらいになってくれないものかと思っています。


9月12日の北日本新聞の記事です。

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