4月3日(日曜日)
昨年7月の第1回に続いて「ハナマチロマンティスク2」が開催されました。
私はこのイベントの一環で、昨年と同じく三味線体験教室の講師をつとめさせていただきました。
「ハナマチロマンティスク」は、旧氷見市役所の裏手にあった元遊郭の建物を、地元の交通会社が買い取って一般に貸し出ししている「無尽蔵」という建物を中心に開催されました。
昨年の第1回目は暑い中、多くの人で賑わいまして、それに味を占めたのかどうかはわかりませんが今回第2回目の開催となりました。
1回目の目玉は、モデルさんに花魁の衣装を着てもらっての撮影会だったのですが、今回の目玉は人力車でした。
昨年の三味線体験は「無尽蔵」の2階で行いましたが、今回はどうも場所が用意できなかったようで、すぐ近くの「干もの家氷見」さんの奥の座敷をお借りして行いました。
三味線体験は、昨年と同じく「30分でさくらさくらを弾こう!」という企画です。
三味線などの和楽器は、普段なかなか手に触れる機会が無くて、一般には結構敷居の高い楽器だと思われているようです。
確かに数千円で買えるような安価な楽器ではありませんが、入門用でしたら数万円で一式をそろえることが出来ます。中高生のブラスバンド部員に親が数十万、どうにかすると100万オーバーの楽器を買い与えている時代ですので、そんなに高価な楽器では無いと思います。
ただ、興味はあっても実際に習ってみようかというところまでたどり着く道がないのが現実です。
その一助として、格好とか奏法とかの細かいことはあまり気にしないで、とにかく三味線を触ってもらってさらなる興味を持ってもらおうというのが今回の企画です。
と、前置きが長くなりました。
今回、30分ずつ3回に分けて体験教室をしました。
事前に12人の予約が入っていましたが、当日キャンセルが2名、当日受付が2名で結局12名の参加でした。
最初のクラスは当日受付の方も入れて5名。
ちょっと手こずった方もいらっしゃいましたが、なんとか30分でさくらさくらを演奏出来るようになりました。
ギター経験者の方が一人いらっしゃって、さすがに手がよく動くようで余裕であっという間に弾けるようになりました。
ただ、私もそうでしたが、そこからギター癖を矯正するのがなかなかしんどかったです。今回はあくまで体験だったので細かいことは一切言いませんでした。
次のクラスも5名。
このクラスは大変優秀で、20分ほどで皆さん余裕でさくらさくらを弾けるようになりました。講師の私も超びっくりでした。
若い人は皆さん飲み込みが速いです。
さて、3回目のクラスまでの間お昼休みになったので、商店街の許可をいただいて、津軽三味線の路上ライブをやらせていただきました。
氷見市の商店街は閑散としていて人通りがほとんど無くて、寂しい状態でした。
番屋街(道の駅)が、商店街から離れたところにあるので、ほとんどの観光客がそちらへ流れてしまっているのもあります。
何か打開策は無いのかと思いますが、、、
と思いながら数十分の間津軽三味線をかき鳴らしておりました。
たまに通る車から手を振っていただいたりしたのが嬉しかったです。
スタッフの方の話では結構遠くまで聞こえていたそうです。
そういえば約20年前、津軽三味線を習って1年ぐらいの時に、師匠に連れられて高岡市のアーケード(御旅屋商店街)で商店街の許可をいただいて二人で路上ライブをやったことがありました。
ふとそんなことを思い出しながら弾いておりました。
さて、午後からは3回目のクラスですが、4名のところ2名キャンセルがあったので2名だけの体験でした。
体験教室に来られたご婦人のひとりが何故かマイ撥持参で、聞くところによると津軽三味線を30年やっていたのだとか。
そんな超ベテランが何で体験教室へ来るのか・・・ほとんど嫌がらせでしょうか。
長唄や民謡の三味線はこうですよと言っても、津軽三味線の構えと弾き方は全く変わらないし、ほんとうに何をしに来たのか・・・と思います。
先生の名前は言おうとしないし、流派を聞いても知らないと言うし疑問ばかりが残りました。
冷やかし?それとも嫌がらせ???
まぁ、そんなこともありましたが、無事に12名の皆さんに30分で無事にさくらさくらを弾いてもらうことが出来ました。
「無尽蔵」へは時間が無くて行くことが出来ませんでしたが、結構賑わっていたそうです。
是非3回目も開催していただきたいなと思います。
ちなみに「干もの家氷見」さんの前で、私と妻です。
後ろ姿だけだと、合計年齢129歳には思えません・・・(^^ゞ)
藤子不二雄A先生の生家、光禅寺にて、うちの妻とその友人です。
この写真を撮った数日後に、藤子不二雄A先生が亡くなられました。
ご冥福をお祈りします。