先日、知人から表題のような、「全文引用一行レス」というメールを受け取りました。
本人は特に気にせずにこのようなメールを送ったのだと思いますが、私にとっては不愉快この上ないメールでした。
一昔前、「パソコン通信」等と呼ばれていた時代には、「全文引用一行レス」っていうのは最低の文章と言われて、集中砲火を浴びたものですが・・・・。
とは言っても、最近はこんな「全文引用一行レス」とは何のことかピンと来ない人も多いのかもしれませんが・・・・。
確かにパソコンのメールソフトや携帯のメールには、本文を引用する便利な機能が付いています。相手のメールを見ながら返信メールを作ることが出来るので、私も使っています。
が、試験の添削では無いのですから、送信時には引用文は原則削除するのがエチケットでは無いでしょうか。
以前は、ネットでのエチケット、「ネチケット」などと言われて、このような引用文の扱いや、メールの返信で自動的に件名に付く「re:」の扱いなどがよく話題になっていました。
引用文は相手の失礼にならないように最低限に限定して、返信時に付く「re:」は削除して新たに件名を付ける。
などというようなことが、ネットでの常識だと言われていた。
文章の引用は不可という厳しい掲示板やメーリングリストなどもありました。
最近はどうでしょう。
「全文引用一行レス」はあたりまえ。「re:」は消すはずもなく・・・・
「re:おはようございます」や、「re:ありがとうございました」なんて、平気で横行しています。
悲しいことに実際これに違和感を覚える人も少ないようで。
まるで文句言いの爺のようですが、私のような、20年も前の「パソコン通信」や「パケット通信」等と呼ばれていた頃からの人間は、断じて許せません。
そうそう、私が返信に「re:」って付けるときは、相手のメールにムカッと来ている時、意識的に付けることがあります。
普段は必ず「re:」をはずすか、携帯メールで用件のみの一行メールの場合などは、件名無しで送ります。「re:こんにちは」よりは良いと思いませんか。
爺の戯言でした。