21日~23日の3日間は、3日で4ステージの超ハードスケジュールでした。
称して地獄の3日間。
まずは21日(土曜日)
氷見市郊外の里山にある古民家カフェでコンサートを行いました。
当初津軽三味線だけで1時間と言われましたが、1時間も津軽三味線だけ聞いていると間違いなく飽きるので、いつもお世話になっている亀ヶ谷先生に数曲、唄のお手伝いをしていただきました。
もともとこのコンサートは私自身の企画では無くて、お店の企画に乗った形なのです。
今年の春先、1月か2月のこと、こちらの店のオーナーさんから突然電話があり、11月頃に店で津軽三味線のコンサートをやってくれないかと依頼されました。
どうやら昨年夏に氷見市内の倉庫で津軽三味線を弾いたときに、こちらの店のお客さんが来ていらっしゃったようで、店のオーナーさんに話を持ちかけたそうです。
いろんなつながりで声を掛けていただき、ありがたいことです。
年間に4回ほどいろんなミュージシャンを呼んで演奏会を企画されておられるようで、今年は箏、クラシックギター、二胡と続いて私がラストだったようです。
お客さんが来る前に入るようにとのことだったので、10時過ぎに自宅を出て、途中お弟子さんを拾って会場へ向かいます。
私の自宅からは車でほんの10分ほどで店に着きますが、特に用事が無い限り走らない道なので、お弟子さんには未知の世界だったようです。
打ち合わせの段階で、音響は使わないで生音でお願いしますと言われていました
やはり唄と津軽三味線の音圧のバランスもあるし、会場も天井の高いお寺の本堂などは違い反響が無いので、音響は使いたいところなのですが。
生音だと三味線もついつい力が入って無理に叩いてしまいがちだし、唄もどうしても力が入るそうです。
でも、結果的には生音で良かったような気もします。
この日のメニューは以下の通り。
・津軽おはら節前弾き
・津軽よされ節独奏
・津軽六段合奏
・津軽タント節(唄:亀ヶ谷先生)
・津軽じょんから節旧節合奏
・津軽あいや節(唄:亀ヶ谷先生)
・津軽じょんから節中節独奏
・津軽三下り独奏
・津軽よされ節
・津軽じょんから節新節合奏
・津軽謙良節(唄:亀ヶ谷先生、尺八は私)
・津軽じょんから節新節独奏
・南部俵積み唄(唄:亀ヶ谷先生)
・津軽甚句(唄:亀ヶ谷先生)
津軽三味線のルーツの話、民謡の伝搬の話など、いろんなトークも交えて1時間20分の演奏会でした。
プロみたいな訳にはいきませんが、50名ほどのお客さんには満足していただけたようで、ほっとしました。
やってる本人も20分オーバーしているなんて思いもしないくらい集中できて、実に楽しい演奏会でした。
店のオーナーさんも大変感激されたようです。
今まではクラシック系の演奏会が続いていて、民謡・津軽系のものは初めてだったようです。
やっぱり間近で津軽三味線を聞くと感動しますよね。
そのうち同じメンバー同じ内容で、違う場所でもやってみたいです。
かくしてこの日のメインイベントは終了。
でもこれで終わらないのです。
一旦自宅へ戻って、翌日の準備のために砺波市へ向かいます。
翌日は午前中が高岡市内、午後から砺波市のイベントなので、あらかじめ午後の部の準備をしておくためです。
三味線は大体調弦して、翌日は微調整で済むようにしておきます。
マイクとマイクスタンドは持ち込みで、こちらもあらかじめセットしておきます。
簡単なマイクチェックをして、会場を出ました。
これで終わりで自宅へ、とはいかないのです。
次は高岡市へ戻り、23日の民謡万華鏡のリハへ向かいます。
リハは午後から始まっていたのですが、私が参加できたのは最後のほうだけ。
あとは23日の午前中に一度合わせるだけで、ほぼぶっつけ本番の曲が多いこと・・・
ま、なんとか皆の足を引っ張らないように頑張るだけです。
これで地獄の3日間の1/3が無事終了。
残り2/3へ続く。