黄昏が近づくとフクロウは飛び立つ準備を始めます。暗闇で木に激突。最近は夜目、遠目が効かなくなって来ました。
黄昏れたフクロウ
運命の糸を紡ぐクロト
高速道路への入り口はだいたいカーブを描いているが、いわゆるクロソイド曲線であることが多い。このクロソイド曲線になっているカーブにさしかかるとハンドルを一定速度でまわしていけばよいので急に横に力が加わることは無い。
もしクロソイド曲線を使わず、直線からいきなり円を描いているカーブがあったとする。運転者はそのカーブに入った瞬間、その円にあわせた角度にいきなりハンドルを切らなくてはいけなくなる。いわゆる急ハンドルだ。
これを避けるために高速道路のカーブはだいたいクロソイド曲線を描いてゆっくりとカーブがはじまり、一定の半径の円になり、またクロソイド曲線を描きながら直線道路につながる。
運転者の操作で言うとこうなる。直線からカーブにさしかかるとじわじわと一定速度でハンドルを回していき、一定の半径の円の部分ではハンドルをきったまま固定し、またじわじわと一定速度でハンドルを戻していくということになる。
ところがこの横浜町田インターチェンジへ保土ヶ谷バイパスの横浜方面から入ると、一定の半径の円の部分の先が、さらにハンドルを切らなくてはいけないようなカーブになっている。これは驚くはずだし、車の挙動も不安定になる可能性がある。
このクロソイド曲線は他にもいろいろな場面で使われている。たとえばジェットコースターもそう。ループ形がはじめてアメリカに登場したとき、直線からいきなり円になっていてムチ打ち症患者が続出したらしい。現在ではクロソイド曲線を導入していて急激なショックが加わることを防いでいる。
最近ジェットコースターにも事故が相次いだが、これはどうも設計の問題と言うよりも人災に近い。設計が高度になればなるほど限界の性能に近くなる。誤った操作をすれば事故がおきやすくなると言うことだ。
Ref:クロソイドはギリシャ神話の「運命の三女神」の一人、運命の糸を紡ぐクロトからきている。
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