黄昏が近づくとフクロウは飛び立つ準備を始めます。暗闇で木に激突。最近は夜目、遠目が効かなくなって来ました。
黄昏れたフクロウ
ザ・シューター 極大射程

ボブ・リー・スワガーは引退したスナイパー。ワイオミングの山奥で愛犬サムと暮らしていたところにアイザック・ジョンソン大佐が訪ねてくる。全米を遊説する大統領に対する暗殺計画が発覚したという。そしてスワガーに狙撃を受ける可能性のある都市を割り出して欲しいと言うのだ。
狙撃のあるのはフィラデルフィアと予測したスワガーは大統領暗殺を阻止するため協力することになるのだが、暗殺者の汚名をきせられ追われることになる。
誰が何のため自分を利用したのか?潔白を証明するために真相を暴こうとするスワガーにジョンソン大佐一味が迫る。なんとしてもスワガーを葬り去りたいようだ。
ボブ・リー・スワガーにマーク・ウォールバーグが扮している。彼を見たのはミニミニ大作戦以来。原作のイメージより少し若いような気がする。と言うのもはじめてアイザック・ジョンソン大佐と彼の山荘で対峙した時どうも貫禄負けしている。もっとも後半ランボー顔負けの戦闘シーンになるとぴたりとはまるからキャスティングは難しいものだ。
スワガーの味方になるニックは原作とはかなり役柄が異なる。原作に忠実であろうとすればするほど差異を指摘されることになる。このように全く違った設定も戦略としては正しいのかもしれない。
ダビンチコードでは読んでから見るか、見てから読むかどちらを勧めるか悩んだが、この映画は観てから原作を読むことをおすすめする。二度楽しめることは間違いない。
それにしても「極大射程」という日本語題名だが意味不明。本の題名がそうだったから仕方が無いのかもしれないが、何とかならなかったものだろうか。それにポスターの写真や「合衆国vs孤高の狙撃手」と言うキャプションではタフガイが大暴れするアクション映画としかとられない。もともと非常に良くできたミステリー小説だったのだが、うまく伝わっているのだろうか、、、劇場公開は6月1日から。
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