Kuniのウィンディ・シティへの手紙

シカゴ駐在生活を振り返りながら、帰国子女動向、日本の教育、アート、音楽、芸能、社会問題、日常生活等の情報を発信。

息子、嵐の踊りで中学校の女子たちのアイドルに!

2009-12-21 | 日本の中学校
今日、上の息子が帰ってくるや否や、「やばいよ!やばいよ!」を連発。
興奮して何がなんだかわからないような感じ。
普段冷静に物事を説明してくれるのに、言葉がうまくでてこない。

息子の話によると、今日の放課後の全校生徒の前での嵐の踊りがバカ受けなんてもんじゃないほどすごかったらしい。
というか、なぜか息子に対する声援の声がものすごかったらしい。
「Bく~ん」という黄色い大声のコールがまず中3の女子全員から連発し、おそらく70、80人の女子の「B君コール」が体育館中にとどろいたことに、息子はかなりびびったらしい。
そして、それがあっという間に中2の女子にものり移り、体育館にいた女子がみんなで息子の名前を大きな声で連呼してくれたらしい。

やはり、いつものバカまじめなイメージを払拭するかのような嵐のかっこいいパフォーマンスがきいたのか・・・
先週の最初の踊りの披露で女子たちの噂となり、息子が踊る場所の前には女子のグループが陣取って、例のピストルを撃つ振りの場面では、ますます黄色い声がキャーキャー上がったという。
先週は、みんなジャージ姿だったのだが、今日はワイシャツのボタンもいくつかはずし、黒いズボンだったので、ちょっと嵐に近づけたか!
いやあ、この演出もにくいなあ。
いつもの息子は、きちんとしたなりを示すクラス委員で、みんなの服装をチェックする側である。
その息子がそういう格好をして、嵐のナンバーをしっかり踊っていたので、きっとみんなから親近感や共感を呼んだのだろう。

帰りの校門の前でも30人ぐらいの女子たちに囲まれて、「あの(ピストルの)振りやって!」と何回もやらされたという。
「まわりで見てた人からは何と思われたかなぁ・・・」と恥ずかしかったようだが、のせられてついついやっちゃったらしい。

とにかく、こんなに大勢の女の子にもてたのは初めてだったので、(普通ありえないよなあ)「そりゃあ、悪い気はしないよ・・・」と気持ちはうれしいのだが、戸惑いも大きく、「精神的に疲れた・・・」とベッドに倒れこんでいた。

私は、いつも勉強面や生活面で一生懸命みんなの世話をしている息子のことを女子たちもよくやっているとわかってくれていたのではないかと思うのだ。
そして、みんなも受験勉強でストレスもあり、それが一気に爆発して、普段のストレスを解消してたのではないかと思う。
そう、何事も恥ずかしがらずに、パフォーマンスというのは思い切りやることが大事なのだ。
アメリカから日本に帰国して1年。
息子は公立の中学ですさまじいカルチャーショックと闘いながらも、ここまでみんなに溶け込んで、「公立の中学もまんざらでもないなぁ・・・」と感じているかも。

「いやあ、ほんといまどきの中学生って予想つかないね!」と昔風の息子は思っているに違いない。

嵐よ、本当にありがとう!国民的アイドルたる所以である。
そして、H君、すばらしい振り付けを考え、息子に指導してくれて、ありがとう!


追伸

明日、息子はクラス委員の学年代表として、集会でみんなの前で作文を発表するらしい。
そのときまた「あの振りやって!」と女子に言われたら、やるのかと聞いたら、「そんなことできるわけないでしょ、集会なんだよ!」とおこられてしまった。
またまた、息子は普段通りのくそまじめなクラス委員にもどっていた。