Kuniのウィンディ・シティへの手紙

シカゴ駐在生活を振り返りながら、帰国子女動向、日本の教育、アート、音楽、芸能、社会問題、日常生活等の情報を発信。

志望校一次試験突破!~二次の面接に向けて気合を入れる

2010-02-12 | 日本の教育一般
いよいよこの2月の2週目は、首都圏の私立や国立の最難関校の受験ウィーク。
うちの息子も1校だけ受験した。
先月の滑り止め校の2日間の受験で慣れたようで、思ったよりも緊張せずに志望校の一次試験を受けられた模様。
当日は送り出した親の私のほうがそわそわして何も手付かずのような感じだった。
そうしたら、息子と同じ学校を受ける友達のママ友から受験の様子を知らせてくれるメールが入った。

「まさに「お受験」の異様な光景でしたよ。塾の先生、関係者が1000人くらいいる中の入校なの・・・」ときた。
受験者が2000人以上いるわけだから試験会場は数千人の人々で溢れかえって混乱状態なのだろう。
一目その様子を見たかった・・・と残念がる私。
と同時に難関校受験の厳しさを思い知る。
首都圏11の最難関校に合格できるのは、受験生のたったの1%だと塾の資料に書かれている。

さて、当日受験した息子の話では、今までになく極限にまで集中していたらしく、周りの生徒たち、指示する先生たちの顔など何もかもまったく記憶にないらしい。
いつも細かにいろんなことを頭に刻み込んでいく息子がここまで集中するとは・・・
「一大勝負!」と試験に臨んだのだろう。

帰ってきて、やはり淡々としている。
「数学がかなり難しかった・・・国語と英語は楽だった・・・」
私がわかるのは英語のみ。
思わず英語の答案用紙をチェックしてしまった。
読解はしっかりできている。
息子が言うには、英語の読解ではもう間違う気がしないという。
しかし、習っていない高校レベルの一部の熟語や文法ができていない感じ。
うーん、おしい!
ということは、国語でどのくらい数学の分をカバーできるかだ。
息子は数学がどのくらいできたのかまったく予想がつかないという。
私はいたく心配になった。

息子も「(合格の)ボーダーラインかもしれない・・・」と表情が暗くなる。
親子でもやもやした黒い霧がかかったような心で過ごす3日間。
その中で、主人は1人「合格してるよ!」とノー天気で、笑顔。
この人の神経はどうなっているんだ!
難関校受験の大変さをまったくわかってなく、関知していなかった父親というのは、こういうもんで、こういう人が家族に1人は必要なのだろう。

私は落ちた場合のことをあれこれ考える。
高校受験は心臓に悪いなあとつくづく思う。
息子は公立の英語の過去問があまりに簡単で驚いている。
暗い心でも着々と公立の試験とその後来週末にある中学の学年末テストの準備をしている。
公立の試験にも学年末テストの準備が役立つらしい。

そして、朝早く一次試験の合否を電話案内で聞く息子。
はじけたように「受かった!」と受話器から飛び出す息子。
私は呆然とし・・・「うっそ~!」信じられない。
あわてて私も確認する。

「よしっ!これで最難関の部分を突破した!かじりついてでも(2次試験)合格してやる!!」と自分自身にはっぱをかける息子。
2次試験は面接である。
息子の得意とする分野ではあるが、おごらず落ち着いて面接にのぞんでほしいもの。
受験の残りの日々は少なくなってきたが、気を許さず再び受験生の体調を整えられるよう気を配らなくてはいけないと気を引き締める母である。