京都府助産師会公式ブログをご覧いただきありがとうございます。
気持ちのいい秋風が吹き渡る季節となりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
今年で4回目となります、京都府子育てピアサポーター養成講座「産前産後訪問支援員養成講座」が始まりました。
この講座は京都府が主催し、京都府助産師会が運営している事業で、
妊娠中~出産後に体調のすぐれない方や協力者がいない方など、支援が必要なお母さんを訪問し、相談支援などのサポートを実施する「訪問支援員」さんを養成する講座です。
【京都北部】【京都南部】、各会場5日間の研修を予定しております。
【京都南部】第1日目〔平成29年9月30日(日)京都テルサ〕の講座では、
初対面の参加者の皆様がグループワークなどを通して意見を深め合い、実り多き講座となりましたので、その様子を報告させていただきます。
※なお、掲載している写真は全て参加者の皆様の許可を得ております。
はじめに、京都府助産師会 丹所紀代子会長より挨拶がありました。
午前はじめのプログラムでは、京都子育てピアサポートセンター藤本氏より、今回の「産前産後訪問支援員養成講座」事業について詳しくお話しがあり、
妊娠期からの切れ目ない支援の必要性や行政の取り組みについて理解が深まりました。
次に、NPO法人働きたい女たちネットワーク西村氏より、「今どきの子育て世代の生き方、ニーズを知る」~女性としての多様な生き方を受け止めるために~と題し、
実際に訪問の現場で出会うお母さま方の声をそのまま受け止め、寄り添うことの大切さについてお話いただきました。
午前中の締めは、自己紹介を兼ねたアイスブレイクです♪♪
全員のあだ名&お名前を順番に覚えていくゲームで、脳を刺激しながら、楽しみながら、お互いのことを知ることができ、和やかな時間となりました。
午後のはじめは、再び藤本氏より、京都府で実際に行われている子育て支援関連の政策やサービスについて詳しく教えていただきました。
次に「今と昔の妊娠・出産・子育て事情の違いを知る」~今時の子育て世代の心強い支援者になるために~パート1として、
「妊娠・出産・産後間もない頃、強く記憶に残っている言動・経験」についてグループワークを行い、妊娠期から子育て期に感じる喜びや不安のなどを思い出しながら意見を出し合いました。
最後に味谷助産師より現在の子育て事情についてお話があり、それを踏まえた上で「最近の子育て世代の妊娠・出産・子育てに関する悩みや困っていること」についてグループで考えました。
核家族、少子化、あふれる情報… 自分たちが子育てしていた時とはまた違う「難しさ」を抱えて、お母さん方は子育てしているのかもしれない。
グループワークを通して、支援を求めるお母さんやご家族の気持ちや、どんな支援が嬉しいかなど、たくさんのことを考え、共有することができました。
「少しでも困っているお母さんやご家族の力になれたら」という思いを持った人たちが集まり、この講座が開催されました。
その思いは参加した助産師会メンバーも同じです。第2日目からの講座も楽しみにしております。
~参加者の皆様からのアンケートより~
・養成員の活動主旨がわかったのと、助産師会さん、保健師さん、行政なども一体になってこの事業があるんだなと思いました。このような講座を開いていただいて、参加させてもらえてよかったです。
・自分が気になっていたことも、他の人と同じように気になっていたり、体験したりしていて、経験や想いをシェアできてよかったです。
・今どきの子育てについて、ビックリしたことがかなりありました。
・子育てはそれぞれに価値観や今までの経験や考え方があるので、それはまず置いておいて、今の時代の子育ての悩みに気持ちを向けることが大切と思いました。グループワークでみんなと話せたのでよかった。
・私が出産子育てをした時に比べて、いろいろな事業やサポートが受けられることを知りました。これがどんどん活かされ、新しく家庭を作っていかれるお母さんやファミリーにつながればよいと思いました。周りにいるもの支援する者がその人により良い方法、より楽しく子育て行ける方法をお母さんが自分らしくやっていける方法を一緒に見つけていけたらよいなと思いました。
助産師会(東支部) 林