舞蛙堂本舗リターンズ!~スタジオMダンスアカデミーblog

ダンス(フラ・ベリーダンス他)と読書と旅行とカエル三昧の日々を綴る徒然日記。

脱!毒女

2008-06-02 03:14:07 | 徒然話
私は毒々しい女です。

しょっぱなから緑の字で(携帯から見ている方はフォントが変化されなくてごめんなさい)禍々しく宣言しなくとも、まあ私の姿形を見れば清らかさとは無縁な感じがバレバレかと思います。

それが証拠に私は白など淡い色合いの服が似合いません。
私はただでさえ結婚願望がないところへもってきて、それに輪をかけてウェディングドレスへの憧れがありません。できれば一生、御免こうむりたいところです。
なぜならばあの白はどう考えても私の毒々しさを引き立てるばかりで最も向かない装いだからです。
映画や芝居の悪役の多くは黒や暗い色彩の装いをしていますが、私が芝居で悪役をやるなら絶対に白を着た方が邪悪なムードが引き立てられると、かなり確信をもって断言できます。

私がそれに気付いたのはもう15年ちかく前、小学生の時分に「MILK」の可愛らしい白のパフスリーブのブラウスとミニスカートを試着した時でした。
それはハンガーにかかっているときは大変愛くるしかったのに、私が着たら途端に偽善的なうさん臭さが漂いました。
この一件で私は清らかな色合いを求めるのをやめ、黒もしくは自分の毒に負けない鮮烈な色を着ることにしています。

とはいえ、見た目のアクの強さはどうにもならないとしても、まあできればなるたけ自らの毒を抜きたいと思うのが人情というものです。
というわけで、私はマミちゃんが宇都宮の某ネイルサロンへ巻ヅメを治してもらいにいく際は必ずついていき、デトックス(解毒)を受けることにしています。

巷ではデトックスって言葉がずいぶん流布していて、エステや健康食品のたぐいにもしばしば用いられています。
私が受けているデトックスは一定時間お湯を張った専用の容器に足を浸しておくだけというごく簡単なものです。
どういう仕組みか知りませんが、そうすると体内の毒素が排出され、お湯が次第に濁ってくるのです。

今日もネイルサロンについて参りまして、デトックスを受けてきました。
「受ける」といっても私はその容器の準備だけしてもらったら後は時間が来るまで放置されているんですけどね。

放置されていてすることがないので、私は足を突っ込んだお湯の様子を仔細に観察します。
あれはもはや「濁っている」なんてレベルではありません。
さすが自他共に認める(?)毒々しい女だけあって、開始早々に容器の底が見えなくなり、あとはひたすらドス黒さを増してゆきます。
これはやはり私が毒々しいせいなのでしょうか。それとも普通の人もそうなるのでしょうか。
お店の方によると、お湯の色はかなり個人差があるといいます。では、ほぼ完全な黒になる私っていったい...。

いずれにせよそこまで激しく解毒すればさすがの私もかなり毒から解放されるとみえ、デトックスが終わるといつもなにやら身体が軽やかになった心地がします。
まるで自分が毒々しくなくなったかのような錯覚に陥りすらします。

なのに次回行くとまたもやドス黒くなっちゃうんですよねえ。
私の毒に対抗するにはもっと頻繁に行くよりほかないのか、それとも私の毒がよほど無限なのか...。

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