舞蛙堂本舗リターンズ!~スタジオMダンスアカデミーblog

ダンス(フラ・ベリーダンス他)と読書と旅行とカエル三昧の日々を綴る徒然日記。

シルエットが命です

2008-06-29 23:56:52 | ダンス話&スタジオM
先日のカラオケ発表会アトラクションの写真をいただきましたので掲載いたします

これこそ例の貴婦人ドレス微に入り細に入りシルエットにこだわったおかげでおそろしくスタイルがよく見えますが(ほかのクラスの人に「Mの人みんな痩せた」とかいわれた生徒さんも...)、安心してドカ食いすると服が入らなくなるという恐怖が待ち受けています。
ま、そりゃぜんぶドカ食いする私なりマミちゃんなりが悪いな(笑)。
いくらスタイルがよく見えるドレスだからってそれは視覚の問題で、実際の体重やウェストサイズを減らしてくれるわけではないからね(←当然である)。

もっか「着心地が良いけどスタイルがめっちゃ良く見えるドレス」を研究中です。
それ、とっても難しいですけどね。
今マミちゃんが何か考えてると思います。何時間もファッション雑誌のページをめくってる時は次のデザインを考えてますので。

マミちゃんが読む本といったらファッション雑誌くらいで、それも相性の合う合わないがあるとみえ、決まった雑誌しか読みません。
決まった雑誌の中でも彼女の琴線に触れるのは特定のデザイナーばかりらしいです。

よくパリコレとかの写真をひたすら大量に並べた雑誌があって、マミちゃんはあれがわりかし好きです。
私から見るとそういった雑誌は同じように見えますが(私にとって文字の少ない書籍は書籍ではなく、これらの雑誌はファッション雑誌の中でも特に文字が少ない)、マミちゃんにいわせればただ「同じコレクションから写真を撮って選び出して掲載する」だけでも雑誌によってセンスの善し悪しがあるのだとか。

しかしこれらの雑誌が好きだからといって、マミちゃんは高級ブランドにはとりたてて興味がありません。
マミちゃんにとって重要なのはあくまでもセンス、シルエットの美しさに限るのであって、ブランド名で買うって発想はしないんですね。

ただしこの世にごくわずかだけ彼女がそのブランドに対して愛を持っているケースがあります。
それらはディオールやシャネルやヴィトンのようには名が通ってなくて、名が通ってないために一流とはされないけれどモノはちゃんとしてて、ちゃんとしてるくせに遊び心たっぷりで、持っていてもおそらく日本人の90%は気づかなくて、日本支店の品揃えはハワイあたりのそれとだいぶ違う(そのまま持ってきてもたぶん売れない)のでマミちゃん的には面白くない、そんなブランドばかりです。

これらはブランドの直営店として店を開いていることはあまりなく、セレクトショップの中に紛れ込んでいるのですが、マミちゃんはこれらが紛れ込んでいる店をかなりの確率で嗅ぎ当てます。
そしておびただしい服の中から気に入ったものを無造作に取り出すとたいていそういうブランドのどれかの製品なのですから、この人のセンスというか嗅覚はとんでもなく筋が通ってます。

私は「ほ~ら、やっぱりドコドコの服だァ」と得意げに言ってくるマミちゃんを数えきれないほど目撃し、「アンタはトリュフを探すブタか」と容赦なく突っ込みながらも驚きを禁じ得ません。

この人のもう一つの特技は、ハンガーに吊るされてるだけで着た状態のシルエットがだいたい分るというものです。
私を含め一般の人は吊るされた服を見たらまず色や柄に目がいってしまい、それらが気に入ると試着室に持っていきがちですが、マミちゃんはそんなことはしません。
一緒に大量の服を抱えて試着室に入ると、私はハズレばかりなのにマミちゃんはほとんどハズレがなく、最初から買うことに決めた服しか持ち込んでいないかのようです。
彼女は吊るされた状態を見ただけで、それを着たらどんなシルエットになるか、なおかつ自分に似合うかどうかもかなりのところまでシミュレートするのです。

そういう特技を持っている人間が家族にいると、同じものを買っておけば間違いがないので楽ですが、マミちゃんの場合私が持ってきた服を「だっさ~~~何それセンス悪~~」等と貶し尽くすことも忘れないのが憎たらしいところです。

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