ビジネス文書検定 4*「事」 と 「こと」

2018-04-08 | ビジネス文書検定
 私は文字を書くときや入力するとき、どちらにしようかと迷うことがあります。

たとえば 「事」 と 「こと」。

皆さまはどのように区別して書いていらっしゃいますか?

ビジネス文書検定の試験では、使い方の違いを述べる設問があります。

答えを申しますと、

「『』 は 具体的な事柄 を表すときに使い、

こと』 は 軽い意味 の語として表すときや、抽象的な内容 を表すときに使う」

例としては、

  : 「大変な事になった」 「事と次第による」 「心配事」

 こと : 「そんなことはない」 「私こと○○は」 「必ず出席すること」


 ところが実際には、漢字の 「事」 を用いるケースが多いようです。

その理由として考えられるのは、

 文字数の制限
    メッセージは何文字以内で入力という場合、1文字でも節約したいですよね。

 格式ある文章
    社外文書などで 「そのようなこと」 より 「そのような事」 とした方が、
    なんとなく格式が高く感じられるようです。

 読みやすさ
    ひらがなだけの文より、漢字が入る方が読みやすいものです。 


 「事」 は常用漢字ですので、いずれの場合に用いても誤りではありませんが、

読み手にとっては、同じ文の中では統一した方が分かりやすそうです。

  「聞いた事はあるが、見たことはない」

  「聞いた事はあるが、見た事はない」
  「聞いたことはあるが、見たことはない」


     
     秘書にゃんこ、大好きな を前に嬉しそうな こと


     
     同じお店で 「いちご3倍デー 」 とは、驚きの 出来事   


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