人は外見か? 中身か?
稲盛和夫氏の著書の一文 「外見とは一番外側にある中身」を思い出します。
バレンタインデーの手作りチョコを、丁寧にラッピングしてリボンを掛けるように、
努力して筆記試験に合格し、面接試験の切符を手にしたら、見た目にも気を配りましょう。
それでは今日は「ヘアスタイル」についてお話しします。
《男性の皆さんへ》
秘書検定の受験者は圧倒的に女性が多く、試験会場でもなんとなく居心地の悪い思いを
されているのではないかと、お察しいたします。
でも数少ない男性受験者だからこそ、面接官の目には新鮮に映ることと思いますし、
ビジネスシーンにおいても、身につけたものが役立つ機会は多いと確信いたします。
さしずめ秘書A子さんとは同期入社で、同じく秘書課に配属されたA男さんというイメージで、
明るく爽やかに、そして上級秘書として、頼もしく落ち着きのある雰囲気を目指しましょう。
さて、男性は髪型に限らず、「清潔感」を心がけてください。
「清潔」と「清潔感」は似て非なるものです。
シャンプーしたばかりの髪は「清潔」ですが、ボサボサだったら「清潔感」には欠けます。
もちろん「清潔」が前提の「清潔感」であることは、言うまでもありません。
お辞儀をしても前髪が顔に掛からない長さに、もみあげは自然に、試験前に調髪しましょう。
《女性の皆さんへ》
あらためて「集中講義」の3級から1級までのイラストを見てみましたが、
秘書A子さんはいつも長い髪をハーフアップにして、小さめのバレッタで留めています。
先輩や後輩秘書も登場しますが、いずれもショートかセミロングです。
また「面接合格マニュアル」というDVDを見ても、出演者のヘアスタイルはさまざまです。
しかし実際の試験では、前傾姿勢をとり、何度もお辞儀を行ないますので、
その度に髪が顔に掛かっては試験に集中できませんし、面接官も気になるでしょう。
まして第103回の面接試験が行なわれるのは夏ですから、暑さと緊張で汗もかくでしょう。
そこでお薦めは「シニヨン」 ポニーテールをお団子にまとめたヘアスタイルですね。
ある程度の長さがあれば、または伸ばそうとお考えの方には、ぴったりのスタイルです。
お団子にまとめるほど長くなくても、結んだ髪をネットに入れればシニヨンになります。
尚、シュシュやクリップでは、どうしてもカジュアルなイメージに映ってしまいますので、
平面的なリボンや小さめのバレッタの方が、秘書らしい上品な雰囲気に仕上がりそうです。
さて、女性は額と耳を出すと、聡明に見えると言われています。
ショートの方もシニヨンの方も、そしてどちらでもないセミロングの方は特に、
前傾姿勢をとっても、何回お辞儀をしても、立ったり座ったり歩いたりしても、
前髪や横の髪が顔に掛からないよう、ヘアピンやジェルやワックスを総動員して、
すっきりとしたヘアスタイル、そして明るく素敵な笑顔で試験に臨みましょう。
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