秘書検定 6*身だしなみ 『ヘアスタイル』

2014-02-28 | 秘書検定


 人は外見か? 中身か? 

稲盛和夫氏の著書の一文 「外見とは一番外側にある中身」を思い出します。

バレンタインデーの手作りチョコを、丁寧にラッピングしてリボンを掛けるように、

努力して筆記試験に合格し、面接試験の切符を手にしたら、見た目にも気を配りましょう。

それでは今日は「ヘアスタイル」についてお話しします。


 《男性の皆さんへ》

 秘書検定の受験者は圧倒的に女性が多く、試験会場でもなんとなく居心地の悪い思いを

されているのではないかと、お察しいたします。

でも数少ない男性受験者だからこそ、面接官の目には新鮮に映ることと思いますし、

ビジネスシーンにおいても、身につけたものが役立つ機会は多いと確信いたします。

さしずめ秘書A子さんとは同期入社で、同じく秘書課に配属されたA男さんというイメージで、

明るく爽やかに、そして上級秘書として、頼もしく落ち着きのある雰囲気を目指しましょう。

 
 さて、男性は髪型に限らず、「清潔感」を心がけてください。

「清潔」と「清潔感」は似て非なるものです。

シャンプーしたばかりの髪は「清潔」ですが、ボサボサだったら「清潔感」には欠けます。

もちろん「清潔」が前提の「清潔感」であることは、言うまでもありません。

お辞儀をしても前髪が顔に掛からない長さに、もみあげは自然に、試験前に調髪しましょう。


 
 《女性の皆さんへ》

 あらためて「集中講義」の3級から1級までのイラストを見てみましたが、

秘書A子さんはいつも長い髪をハーフアップにして、小さめのバレッタで留めています。

先輩や後輩秘書も登場しますが、いずれもショートかセミロングです。

また「面接合格マニュアル」というDVDを見ても、出演者のヘアスタイルはさまざまです。

しかし実際の試験では、前傾姿勢をとり、何度もお辞儀を行ないますので、

その度に髪が顔に掛かっては試験に集中できませんし、面接官も気になるでしょう。

まして第103回の面接試験が行なわれるのは夏ですから、暑さと緊張で汗もかくでしょう。

 
 そこでお薦めは「シニヨン」 ポニーテールをお団子にまとめたヘアスタイルですね。

ある程度の長さがあれば、または伸ばそうとお考えの方には、ぴったりのスタイルです。

お団子にまとめるほど長くなくても、結んだ髪をネットに入れればシニヨンになります。

尚、シュシュやクリップでは、どうしてもカジュアルなイメージに映ってしまいますので、

平面的なリボンや小さめのバレッタの方が、秘書らしい上品な雰囲気に仕上がりそうです。

 
 さて、女性は額と耳を出すと、聡明に見えると言われています。

ショートの方もシニヨンの方も、そしてどちらでもないセミロングの方は特に、

前傾姿勢をとっても、何回お辞儀をしても、立ったり座ったり歩いたりしても、

前髪や横の髪が顔に掛からないよう、ヘアピンやジェルやワックスを総動員して、

すっきりとしたヘアスタイル、そして明るく素敵な笑顔で試験に臨みましょう。


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秘書にゃんこ*羽田空港

2014-02-23 | おでかけ
 
 秘書にゃんこは札幌生まれ

大雪に見舞われた昨年の12月22日(にゃんにゃんの日)に出会い、

その翌日、二人で飛行機に乗って千葉までやって参りました

空を飛んだにゃんこと、その昔、空が職場だった私は、空港が大好き

というわけで、先日は羽田空港におでかけしました。



昔は、パタパタする塔乗案内板を見るとワクワクしたものです。

あ、逆光だから黒いわけではありませんので、、念のため。





空港ターミナルの赤坂離宮でお食事をして、お茶をいただきながらひと休み。

ライチとローズのフレーバーティーは、中国茶というより紅茶の味わいでした。


これからも仕事や勉強の合間に、秘書にゃんことのおでかけをお伝えします


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秘書検定 5*第一印象 『表情』

2014-02-22 | 秘書検定


 秘書検定の面接試験の所要時間は、準1級(3人1組)、1級(2人1組)とも約10分です。

計算上は1人あたり3~5分程度ですが、実際は入室から退室までが面接試験ですので、

1秒たりとも気を抜くことなく、10分=600秒すべてがご自分の面接時間と心得ましょう。

もちろん面接官は、いま目の前にいる受験者をメインに審査していらっしゃるでしょうが、

待機している受験者の姿は、じゅうぶん視界に入っています。

他の受験者が「報告」を行なっているときに、下を向いて自分の報告内容を復唱したり、

先に終えた安堵からキョロキョロしていたりすれば、どうしても目に留まるでしょう。


 それでは10分の間、どのような表情を心がければよいのでしょうか。

「挨拶」や「自己紹介」のように、満面に笑みをたたえて話す場面がある一方で、

「状況対応」や「応対」では、歓迎や恐縮、謝罪の気持ちを表現する必要があります。

また「報告」の内容によっては、笑顔だけでは伝えきれない文章もあります。

したがって、いつでも明るくニコニコというのでは、課題にそぐわないこともあるのです。

ちなみに私の手元にある1級の資料によりますと、「応対のポイント」として、

「状況にふさわしい表情で対応しているか」と記載されています。


 そこで私がお勧めしたいポイントは「口の形」。

誰しも人目のないところでは、顔の筋肉を緩め、口は「へ」の形になっているものです。

「へ」の形はとても楽ですが、そのままでは気難しく不機嫌な印象を与えてしまいます。

そこで口角を少し上げて「へ」⇒「-」に、さらに左右に伸ばして「-」⇒「―」にしますと、

にこやかで、とても穏やかな表情になります。

「―」を基本にしますと笑顔や恐縮の表情も作りやすいので、ぜひお試しください。


 顔にはたくさんの筋肉(表情筋)がありますが、アメリカ人はその60%を使っているのに、

日本人はわずか20%しか使っていないと聞いたことがあります。

面接試験が役割演技だからと言って、オーバーな表情はかえって不自然ですが、

表情にメリハリがつけば、笑顔が一層引き立つことでしょう。

そして、もしかすると、若々しいフェイスラインを保つ効果もあるかも知れませんよ。


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秘書検定 4*第一印象 『笑顔』

2014-02-21 | 秘書検定


 人はわずか数秒の間に、相手の第一印象を決定してしまうそうです。

そして、最初に持った印象は、なかなか変えられないとも言われていますが、

その第一印象を決定づけるのは、目から入る情報によるものが多いようです。

たとえば同じ品物を買うなら、感じの良い店員さんに声を掛けるというように、

たとえば知らない町で道に迷ってしまったら、親切そうな人に尋ねるというように、

人はまず見た目の印象で、初対面の相手を判断してしまうようです。


 さて、秘書検定の面接試験では、係の方が面接室まで誘導してドアを開けてくださいます。

受験者は入口を一歩入って立ち止まり、面接官に向かって挨拶を述べ、会釈をしますが、

この時点で早くも「第一印象の数秒」が経ってしまいます。

まさに、あっという間の出来事です。

その数秒間で、面接官によい印象をお持ちいただくためのポイントはいくつかありますが、

まずは「笑顔」を身につけましょう。


 唐突ですが、ご自分の笑顔をご覧になったことがありますか?

お友達の前では自然に出る笑顔も、初対面の方の前ではいかがでしょう。

戸惑っている笑顔が頼りなく見えてしまったり、

緊張して引きつっている笑顔が不機嫌に映っては、何とももったいないことです!


 それでは早速、鏡に向かって笑顔を作ってみましょう。

よく「口角(口の両端)を上げると笑顔になる」と言われますが、

手やマスクで口元を隠すと、意外と目が笑っていないことがあります。

そこでまず頬骨を上げてみますと、口角も上がり、眉も目もニコニコして見えます。

目が細くなるため目尻に皺ができますが、そこはご愛嬌。

たしかに顔の皺は気になりますが、縦皺とちがって横皺は気難しく見えませんよね。

鏡を見て練習し、自画撮りで感じのよい笑顔が確認できたら、文字通り自画自賛。

やがて鏡を見なくても飛び切りの笑顔になれること、それが「身につく」ということです。

お店で、レストランで、ビジネスシーンで、初対面の方に笑顔で接する機会は数多くあります。

面接室のドアが開いたときに、自信を持って最高の笑顔をお見せできるよう、

ゆっくりじっくり、そして確実に身につけましょう。


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秘書検定 3*わかる できる 身につく

2014-02-16 | 秘書検定

 1級のテキスト 「集中講義」 には、「秘書検定の面接は役割演技」 と記されています。

上司役や来客役の面接官を前に、秘書になりきって演じるということです。


 「報告」 の課題が書かれた用紙は面接試験の直前に渡され、

準1級は2分間で約50字、1級では5分間で約250字を覚えます。

初めて見た文章をその場で記憶して面接官に向かって報告するのは、とても緊張するものです。

でも、合否を決めるポイントは記憶力だけではありませんので、どうかご安心ください。

たとえ丸暗記できなくても、数字を言い間違えてしまっても、

木でいうところの幹がしっかり伝われば、枝葉の部分はさほど重要ではないということです。

ちなみに私が準1級を受験した際の報告課題は、

「洗濯機のふたの裏側にハンガーが付いているため、洗うのも干すのも便利だ」

というような内容でしたが、商品のイメージが湧かず困ったものでした。

また1級では、約10行の文章のうち、2行ほど飛ばしてしまいましたが、

秘書になりきるよう努めことが、合格の基準に見合っていたのだろうと振り返ります。


 では、「秘書になりきる」 とは、どのようなことでしょうか。

それは、筆記試験で知識として理解した言葉遣いや振る舞いを、実際に行なえるということ、

つまり、「わかる」 を 「できる」 にするということです。


 さて、前傾姿勢にしてもお辞儀にしても、意識さえすれば、誰しも 「できる」 ものです。

しかし、初対面の面接官を前にして覚えたばかりの課題を 「報告」 するとき(準1級・1級)、

フリップに書かれている内容に適切な 「状況対応」 を行なうとき(準1級)、

来客へのご案内で、上級秘書にふさわしい 「応対」 を求められるとき(1級)、

それらの対応に全神経を傾けてしまいますと、前傾姿勢やお辞儀、手の組み方にまで

気が回らなくなってしまうことも考えられるのではないでしょうか。


 「意識すればできる」 を 「無意識でもできる」 ように高めることが 「身につく」 ということ。

無意識でもできるようになるためには、意識して意識して意識し続けなくてはなりません。

そのためには、ご自分を知って意識すること、そして時間が必要です。

課題は当日まで分かりませんが、今できることはたくさんあります。

日々の暮らしや筆記試験の勉強のかたわら、ちょっと意識してみませんか?


次回はまた週末にお目にかかります。


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