日々の暮らし*郵便切手

2023-12-28 | 日々の暮らし
 専門学校の授業で「秘書検定における郵便知識」について説明したその日、

タイミングがよいと言うべきか、授業が始まる直前に郵便料金値上げのニュースが報じられました。

封書が現在の84円から110円に上がると聞いて驚きましたが、意外なことに値上げは30年ぶりだそうで、

たびたび上がっていたような気がするのは、消費税の値上げに連動していたのですね。


私は子供の頃から手紙を書くのが好きでした。

良くも悪くも個人情報の保護が希薄だった時代、少女雑誌には「ペンフレンド・コーナー」があり、

今では考えられないことですが、全国の女の子が住所と名前を載せて文通相手を求めていました。

北海道で育った私は、沖縄に住む女の子とお互いに珍しい風景の写真を添えてやり取りしたものです。

今でも季節に合わせて便箋や封筒を選び、きれいな切手を貼って投函する時間を大切に思うのですが、

そんな機会もめっきり少なくなりました。

それでも に行けば新しく発売される切手のポスターに見入ってしまい、気がつけば使いきれない切手が。。



飛行機に関する切手は未使用のまま保管してあります



特にキティちゃんのファンというわけではないのですが、可愛らしくて



ピーターラビットはファンを超えてマニアの域
でも、こだわりがありまして、買い求めるのは「絵本の絵」(左)で、
「最近の絵」(右)は、切手に限らずほぼスルー。



風景や花、フルーツやスイーツの絵柄も、つい「1シート下さい」


値上げされるからと言って、他の品のように今のうちに買っておいても仕方ありませんしね。

全国どこへでも同じ料金で届けていただける郵便の行く末を案じつつ、

メールや LINE では味わえない、手書きの文字ならではの「想い」を伝え続けたいと願っています。

            

今年も、皆さまの貴重なお時間にお立ち寄りくださいまして、ありがとうございました。

どうぞお元気で良いお年をお迎えくださいませ


2016年の暮れに購入した「海外グリーティング切手」
話題になった酉年に親子丼
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それいゆ と 『111年目の中原淳一展』

2023-12-22 | おでかけ
 15歳の頃、竹久夢二に憧れていた中原少年は、終戦のちょうど1年後である昭和21年8月15日に、

季刊誌『ソレイユ』を創刊。(第8号より『それいゆ』)

戦災に打ちひしがれ、日々を生きることに精一杯だった女性の暮らしを「新しく美しく」したい。

病に倒れ病床で描きながら、昭和35年まで刊行されました。

昭和20年代半ばから30年代にかけては、川端康成、武者小路実篤、幸田文など名だたる文士が寄稿し、

原節子、音羽信子、山本富士子、佐田啓二らが、スタイル画そのもののファッションで登場します。

洋服を家で作るのが珍しくなかった時代、型紙や今で言うリメイク方法も掲載されています。

また、女性は結婚したら家庭に入るのが一般的だったため、「新婚・暮らしのテクニック」なるコーナーも。




『それいゆ』(昭和21年~) 『ジュニア それいゆ』(昭和29年~)
ドクターストップがかかり、両誌とも昭和35年廃刊(中原淳一 47歳)


『ジュニア それいゆ』のモットーは、「十代のひとの美しい心と暮らしを育てる」

中原淳一の描くスタイル画を理想とする女の子たちが集い、未来を夢見て少女の時を過ごします。

昭和30年発行の第3号では、浅丘ルリ子さんの特集が組まれています。

中原淳一 画『緑はるかに』の映画化が決定し、2000人の応募者の中から主役の座を掴んだという記事。

15歳の女の子が、長い髪を切ることを厭わず役に合わせてショートカットにしたことも、

その役名「ルリコ」から芸名を「浅丘ルリ子」にしたことも、このたび本を読んで初めて知りました。

『ジュニア それいゆ』の名物企画「ミスター・ミス ジュニア それいゆ」には、全国から読者が応募。

私の母の従妹も「ミス それいゆ」でした。

終戦から10年が経ち、若者に明るい話題を楽しむゆとりが出てきたのでしょう。



「中原淳一ショップ それいゆ」が、まもなく12月26日に閉店します。




広尾駅から歩いてすぐ。おしゃれな街によく似合うお店でした。



電車を乗り継いで横浜へ
『111年目の中原淳一展』(そごう美術館 ~1月10日)



「アップリケは少女のトレードマーク」(『ジュニア それいゆ』より)


ファッションに留まらず、日々の暮らしを工夫しながら丁寧に過ごした少女たちは、

『ジュニア』の「ボーイフレンドとの付き合い方」という記事を、ドキドキしながら読んだのでしょうか。

そして『それいゆ』が導く生き生きとした夢と美の世界に、どれだけ多くの女性たちが憧れたことでしょう。

時代は違えど、「女の子らしさ」「女性らしさ」に共感することの多い、師走の一日でした。


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日々の暮らし*ラベンダーのハンドクリーム

2023-12-17 | 日々の暮らし
 たしか石野真子さんだったと記憶していますが、デビュー当時を振り返って、テレビでこんなお話を。

「早く顔を覚えてほしかったので、歌うときの振り付けを、手が顔の近くに来るようにしていました」


確かに人の視線は、毛先(髪)や手の先、足の先(靴)に行くと言いますものね。

長く病院に勤めていた私は、コロナ以前から手洗いや消毒の頻度が、おそらく一般の方より多く、

もちろん家では水仕事もありますので、手荒れをしないようにと、いつも気に掛けていました。

だって、手は隠しようがなく年齢を語ってしまうのですから。

いえ、若作りするより年相応でと思いますし、手だけ若返ったところで抗いようもないのは承知の上で、

お世話になっている手を労わりたい気持ちと、常に見える手に自信を持ちたい女心、、でしょうか。

ドラッグストアでハンドクリームの棚の前に立てば、迷うほどの品数が並んでいますが、

病院では匂いに敏感な方もいらっしゃいますので、微かに香る品を選んでいました。



愛用のハンドクリームのラインナップ
富良野のファーム富田の大きなサイズはキッチンの近くに置いて、すぐに使えるように。
小さなタイプは、同じくユースキンのラベンダーハンドクリームと共に、バッグの中に。
ほんのり色づく資生堂の「PRIOR おしろい美肌ハンドクリーム」で外出前の紫外線対策。


いずれも品質は言うまでもありませんが、大好きなラベンダーの色と香りが、

目にも心にもリラックス効果を与えてくれているようです。

そうそう、先日 NHK の健康情報番組で、ハンドクリームの効果的な塗り方を説明していました。

指の関節も手首のシワも横向きなのだから、それに沿ってハンドクリームを塗りましょうと。

思えば私は、指先に向けて縦向きに、そして両手をグルグルしながら塗っていましたっけ。

もちろん指1本ずつ、そして爪の周囲もお忘れなく。



ファーム富田のアロマオイルで、足元灯は仄かに明るく。
ラベンダーのカップは茶こし付き。


今週は師走らしい寒さの到来。

ラベンダーに癒されて、もうすぐ仕事納めです。


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青い翼の仲間たち

2023-12-12 | 飛行機が好き
世に数多の小説家あれど、知り合いは唯一人。

いえ、残念ながら「知り合いだった」のは、全日空の機長だった内田 幹樹(うちだ もとき)氏だけ。

もっともっと書きたかったであろうと、著書を読んで偲びました。



『パイロット・イン・コマンド』国際線の機内で発生するアクシデントに、手に汗握るデビュー作。
『機長からアナウンス』リアルな内容に、気持ちは遥か昔へタイムスリップ。


パイロット時代の内田キャプテンには、古き良き時代のエピソードがあります。



『無敵のスッチー』(作:keiko)


イラストレーターの keiko さんも、全日空時代の同僚です。



『無敵のスッチー』『不滅のスッチー』『伝説のスッチー』などのシリーズ
全日空の昔のロゴ(ダヴィンチマーク)と制服はアイシングクッキー
こちらも後輩 CA の作品で、教室を開いたり企業と提携したりと活躍しています。


心温まるお話や接遇のお手本のようなエピソードも結構ですが、

keiko さんの作品に登場する、思わず笑ってしまう話の方が性に合っていて、

実はスッチーシリーズにも、私の「やらかしたこと」がいくつか登場します。

その中のひとつが、CA の OG 会の会報『白鷺』に、keiko さんの作品と並んで掲載されました。



新人の頃お世話になった「インストラクターへのラブレター」という企画に寄稿


先日、羽田空港で飛行機を見たためか、多才な仲間たちのことを綴ってみたくなりました


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秘書にゃんこ*AIR CABIN と 羽田空港のクリスマス

2023-12-07 | 飛行機が好き
YOKOHAMA AIR CABIN

一昨年の春に開業して以来、テレビの旅番組などで何度か見ていた都市型ロープウェイ。

師走とは思えない暖かさに誘われて、JR 桜木町駅と運河パーク駅を結ぶ600メートルほど、

およそ5分間の空中散歩を楽しみました



運河パーク駅を出発して最初に見えるのは、みなとみらい方面。
右側の、白いヨットの帆の形をした建物はヨコハマグランドインターコンチネンタルホテル。
そして大観覧車コスモスロック21



すれ違うゴンドラの向こうに聳え立つビルは、横浜ランドマークタワー(70階)
1993年に開業し、2014年に大阪あべのハルカスが完成するまでは日本一の高さを誇っていました。
その右側に、まるで波のように並ぶ白いビルは、3棟あわせてクイーンズスクエア。


下の道路を歩きながら見上げますと、ゆったりのんびり漂うような AIR CABIN ですが、

実際に乗ると全方向に見所満載で、片手にスマホ、片手ににゃんこと大忙しでした。


さて、久しぶりに横浜を楽しんだ後は、羽田空港へ



第1ターミナル 赤組さんのテーマは「スイーツ」
クリスマスクッキーなどのオーナメントはドイツの専門店ケーテ・ウォルファルト製



第2ターミナル 今年の青組さんのテーマは「ウィンタースポーツ」
スケートやスノーボードのオーナメントで彩られています(12月25日まで)



不足気味だった「ヒコーキ成分」を補給するために、デッキから望みました。
AIR DO機の遥か向こうに、スカイツリーがご覧になれますか?


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宇宙船の基地のような AIR CABIN 乗り場にワクワクして、
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