紅茶が好き*14 タイニートリア ティールーム

2022-11-12 | 紅茶が好き
 穏やかな小春日和の週末、最近スコーンに目覚めたという友人と二人でお茶時間を愉しみました。



三越英国展でおなじみの Tiny Toria Tearoom(タイニートリア ティールーム)



人形町の甘酒横丁に佇む小さなイギリス


 スコーンを初めて知ったのは、イギリス人の男性と結婚した先輩 CA が暮らす香港のお宅でした。

たっぷりの紅茶といただくスコーンは、ケーキよりもしっかりしていて、クッキーよりも食べ応えがあり、

ポロポロ崩れてお行儀よく食べられないのに美味しくて、すっかり虜になってしまいました

香港島の中腹にあるお宅に二度目に訪問したとき、キッチンに入って手取り足取り教わったのに、

今以て先輩の味には程遠く、美味しいお店があると聞けば拵えるより早いとばかりに足を運んでいます。

ご紹介した「タイニートリア ティールーム」と、日本橋三越の「フォートナム&メイソン」、

そして、三越から麻布十番に移転した「ジュリス ティールーム」が私の中でのスコーントップ



バーレイの器を惜しげもなく使うところもタイニートリアの魅力



オーナメントまでティーポットやカップなんです


 スコーンを美味しくいただくには、やはり紅茶が大切です。

しっとりサクサクのスコーンと丁寧に淹れた紅茶を求める旅はまだまだ続きそうですが、

友人も含めて、スコーンが日本に根付いてきたことを、とっても嬉しく思います


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紅茶が好き*13 ホットウォータージャグ

2022-03-22 | 紅茶が好き
 国際線の乗務で初めて香港を訪れたのは、今から40年近く前のことです。

香港といえば現在は中国の特別行政区ですが、当時はイギリスの植民地であり、

公共施設の壁の写真も、通貨のデザインもエリザベス女王 という時代でした。

今でこそ離れた島にある空港も、あの頃は市街地からタクシーで20分ほどの所にあり、

飛行機の脚が高層アパートの洗濯物を引っ掛けるかと思うほどの迫力ある着陸に、

私など(立場をちょっと忘れて)ハラハラドキドキ、そしてワクワク

到着後、そんな私を先輩達が連れて行ってくれたのが THE PENINSULA(香港半島酒店)

「以前は白人しか泊まれなかったのよ」と教えてくれた先輩が注文した紅茶に「謎のポット」が

我が家には今以てそのようなポットはありませんので、秘書にゃんこルームでご説明します。



ティーセットを大きく写してみました。



左端が「謎のポット」で、後に知った正式な名称はホットウォータージャグ

その右の低いポットは紅茶、そしてシュガーポットにクリーマー。

先輩に尋ねましたら、中には熱湯が入っていると言って見せてくれました。

茶葉が入ったままのポットからカップに注ぐと、2杯目、3杯目とどんどん濃くなってしまい、

ミルクを入れるとマイルドになるけれど、薄めて飲むときのために用意されているとのこと。

熱湯はポットではなくカップに注いで、好みの濃さに調整します。

これが私にとって、初めてイギリス式のティータイムを知る機会となりました。


 ペニンシュラホテルといえば、マンゴープリン

ご存知のように東京にも開業したおかげで、いただくことも持ち帰ることも出来るようになり、

サントリーとのコラボで、秘書にゃんこサイズのストラップのおまけが作られるほどの人気。


THE PENINSULA のロゴ入りで本物そっくり


 今日は雪が降って寒い寒い一日でしたので、身も心も温まるような紅茶の話題をお届けしました。

どうぞ皆さま、お風邪など召しませぬようお過ごしくださいませ。


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紅茶が好き*12 ジャンピング

2021-03-28 | 紅茶が好き
 桜の美しい季節になりました。

お花見も以前とはすっかり様変わりしましたが、今年も静かに愛でたいものです。


 さて、札幌の友人から美味しいお菓子が届きましたので、紅茶を淹れましょう。


 紅茶に使う水は、空気を多く含んだものが良いと言われています。

日本の水道水は、酸素も硬度も最適。

ただ、電気ポットで保温してあるお湯など汲み置きのものは、あまり適切とは言えません。

私は水道の蛇口を「シャワー」に切り替えて、勢いよく出た水を使います。


そうそう、ポットやカップを予め温めておくことをお忘れなく。


     
     湯気の向こうに秘書にゃんこ


     
     愛用のホーロー片手鍋。
     やかんでも良いのですが、沸騰したときの泡を見たいものですから。
     大きな泡がポコポコ音を立てているのが聞こえてきそうでしょ


     
     汲みたての水を使うのも、水道を勢いよく出すのも、沸騰させるのも、空気を含ませるため。
     空気を含んだ熱湯を注ぐと、ポットの中で茶葉が「ジャンピング」という上下運動を始めます
     特にこのような丸い形のポットは対流が起こりやすく、ジャンピングを促します

     砂時計が飲み頃を知らせてくれます


 余談ですが・・・

美味しい紅茶を淹れるために空気を含ませるのは、ここまで。

ポットからカップに注ぐ際に高い位置から勢いよく入れると冷めやすくなるでしょうし、

シャツやネクタイに紅茶がはねてしまいそう


     
     右京さ~ん、まるで ですね


     
     
     おやつと共にいただきます


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紅茶が好き*11 ティーバッグ 丁寧な淹れ方

2020-02-08 | 紅茶が好き
 年が明けたと思ったら早くも2月。

今季は暖冬と言われていますが、それでも一年で一番寒い季節です

そんな時には熱い紅茶でホッとひと息つきたいものですね

ひとり分の紅茶を手軽に淹れたい時、私はティーバッグを使います。

とかくティーバッグと言うとインスタントのように思われがちですが、

丁寧に淹れれば、リーフティーと遜色ない味わいで美味しくいただけます。


 それでは今日は「丁寧な淹れ方」についてお話ししましょう。


     
     まず沸騰したての熱湯を注いでティーカップを温めます。
     カップが温まりましたら、できればそのお湯は捨てて、再度熱湯を注ぎます。
    

 「あら、先にカップにティーバッグを入れてから熱湯を注ぐのでは?」

とお考えの方、確かにティーポットの場合は茶葉を入れてから熱湯を注ぎますが、

お湯の勢いでティーバッグの紐がカップに入ってしまい、慌てた経験がおありでは?(私です

それに、ティーバッグに熱湯をかければ色は出ますが、それだけでは風味は出ません。

     
     
     ティーバッグをカップの縁から静かに沈めます。
     例えて言うなら、お風呂に入るイメージでしょうか
     湯船に飛び込んだり、頭から熱湯を浴びたりしませんものね。
     専用のフタが無ければ、ソーサーを用いてカップにフタをして蒸らします。
      フタをせずにティーバッグを振る 色は出ますが味は出ません。


     
     徐々に色づいてきました。
     適切な抽出時間は、パッケージや袋に記載されています。
     美味しくなるのを待つ時間も楽しいものです


     
     記載されている時間が経ちましたら、ティーバッグを軽く振って取り出します。
      スプーンで押して絞り出す 苦味やエグ味が強く出て、風味が損なわれます。
      色が出るからと言ってカップ2杯分まで抽出する 1袋約2グラムで1杯分です。
          

     
     秘書にゃんこのティータイム
     背景は北海道のお菓子屋さん「きのとや」の箱ですが、
     今日のおやつは同じく北海道銘菓「あんバタサン」(柳月・十勝)
     「なつぞら」の影響で品薄だそうですが、縁あって頂きました

 
 街にはマスクの人が多く、人混みに出掛けることが例年よりも少なくなりそうです。

どうぞ皆様もお体を大切にお過ごしくださいますように。


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紅茶が好き*10 ティーバッグ 形

2019-08-28 | 紅茶が好き
 残暑お見舞い申し上げます

 
 関東地方では今日あたりから猛暑復活

暑さに弱い私は、週間天気予報の気温を見る度にウンザリしていますが、

それでも少しずつ日の入りが早くなってきたように感じては、

熱い紅茶の美味しい季節が訪れるのを心待ちにしております


 さて、「ティーバッグシリーズ」、今回は「形」についてお話しいたします。

もともとは1杯分の茶葉を布で包んで糸で縛った「ティーボール」が原型とされています。

茶葉を量る手間が省け、茶殻の後始末も簡単。

その便利なアイデアは好評を博し、形や材質に改良が重ねられました。

20世紀初頭には、ガーゼの小袋に茶葉を詰めたティーバッグをアメリカ人の茶商が発売。

その後アメリカでは「濾紙(ろし)」が開発され、紙製のティーバッグが主流となります。


     
     手前左:不織布は抽出力に優れ、粉漏れしにくい(WEDGWOOD イギリス)
     手前右:昔ながらの紙製(Dilmah インド)
     奥 左:ナイロン製 三角錐(テトラ)ティーバッグ(LUPICIA 日本)
     奥 右:同じくナイロン製 テトラティーバッグ(AIR DO 機内販売 日本)

 
 最近はテトラ型のティーバッグを目にすることが多いですよね。

実はこれ、世界に先駆けて日本が始めた形なんです。

従来の平らな四角形に比べて、内部の空間が広くて茶葉の広がりを助長するテトラ型。

小さな世界とはいえ、茶葉が動きやすいとこちらまで嬉しくなります


 ティーバッグの誕生で、手間が掛かるため敬遠しがちだったアメリカに紅茶が普及します。

そして、便利な淹れ方を好むのはアメリカ人に留まらず、

なんとイギリスでも、日常飲まれている紅茶の90%がティーバッグと言いますから驚きです


     
     アップルパイとアイスクリーム至福のひととき


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