ピーターラビットカフェ 横浜 と 12月に読んだ本

2025-01-08 | 本が好き

遅ればせながら・・・あけましておめでとうございます

 

 

帝国ホテルのお正月ロビー装花(昨日まで)

 

 

横浜のピーターラビットカフェが暮れに閉店すると聞いて行って参りました

営業していた5年間は、そのほとんどがコロナ禍に見舞われ、さぞ大変だったことでしょう。

 

入口から早くもワクワク

 

 

ピーターラビットマニアを自認する私ですが、絵本に登場する昔ながらの絵が好きで、

最近の絵柄にはあまり魅力を感じない中、馴染み深いグッズに出迎えられる嬉しいお店でした。

 

 

ビュッフェスタイルのため、オープン当初はフェイスシールドに手袋が備え付けられていました。

 

 

夢のあるメニュー

 

 

見る物すべてがピーターラビットの世界に浸り、デザートまで美味しくいただきました

 

 

 

大河ドラマの終了と共に『源氏物語』(現代語訳 著:角田光代)全8巻読了

今年もたくさんの本を読み、未知の世界やさまざまな時代にワープしてみたいと思います

 

今年もどうぞよろしくお願いいたします

 

 

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ピーターラビットカフェの可愛らしい洗面ボウル に、

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銀座和光 Kogei Crossroads と 11月に読んだ本

2024-12-02 | 本が好き

小春日和の暖かさに誘われて、銀座和光で開催中の工芸展を鑑賞しました。

 

 

昭和27年に始まった 本店中央のショーウィンドウ ディスプレイ

今回のテーマは「惑」(~12月25日)

 

 

各々異なる分野で独自の世界観を表現する、気鋭の作家4人による展覧会(~12月8日)

 

金箔やプラチナ箔を細長い線状や小片に切って文様を施す「截金(きりかね)」

私は、人間国宝である 故 江里佐代子さんの作品を初めて見たときから心酔し、

間近で鑑賞したくて京都迎賓館を訪れたのは、去年の春のことです。

 

京都迎賓館 藤の間

舞や箏(こと)の演奏、雅楽など、賓客に優雅な日本の伝統文化が披露される舞台。

 

異国の地で急逝した江里佐代子さん。

お嬢さんである江里朋子さんが「作家4人」のお一人で、

これはぜひ拝見しなくてはと、銀座に馳せ参じた次第です。

師匠や環境に恵まれただけでは継承できるはずのない伝統工芸の技術。

優美で荘厳な作品を堪能して参りました。

 

 

いつもの踊り場

円筒形の三愛ビルは跡形もなく、お隣の鳩居堂のレンガ色の壁が見えています。

銀座通りを挟んで向かい側に建つ銀座コアも閉店から久しく、囲いに覆われていました。

 

 

『銀座「四宝堂」文房具店』はシリーズ4冊目

文房具にまつわる話が温かく、銀座の路地裏にレトロな建物とポストを探したくなります。

 

 

『小さな恋のものがたり』でおなじみの、みつはしちかこさん 御年80と83の作品。

絵はもちろんのこと、手書きの文字を見ただけでみつはしさんと分かるほど見慣れていますが、

大病を患って絵も字も書けなくなり、リハビリを重ねてここまで回復されたとのこと。

今回10冊のうち4冊が高齢の方による作品ですが、来し方行く末に何を思うか、

孤独や不安をどのように受け止めているか、少し先の未来を説いてくれているように思いました。

 

 

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灯火親しむべし * 10月に読んだ本

2024-11-02 | 本が好き

唐の時代の漢詩の一部である「燈火稍可親」を書き下すと「灯火親しむべし」となり、

「ようやく涼しくなった秋の夜は、灯のもとで読書をするのがよい」 という意味になります。

そして昨日11月1日は「紅茶の日」

 

 

灯の点いていないキャンドルと、満席で入れなかった「北浜レトロ」の紅茶

 

 

『Bon Chic』* アンティーク系の雑誌で目の保養

『積木の恋』* 本格的 BL 小説と知らずに借りてしまいました(しっかり読了

『十角館の殺人』* どんでん返しの叙述トリック

『毎日の言葉』*「すみません」の語源を調べて授業の参考に

『あなたを待ついくつもの部屋』* 東京 大阪 上高地の帝国ホテルにまつわるお話

『すべての、白いものたちの』『引き出しに夕方をしまっておいた』* ハン・ガン作品

 

 

『家族じまい』 と、サイドストーリーの詩集『いつかあなたをわすれても』

認知症になった女性の夫、娘、姉、姪たちの受け止め方と、それぞれの家庭の事情。

北国の女性が強く逞しく潔い『誰もいない夜に咲く』『霧』も 桜木紫乃作品。

 

一年中「読書の日」で「読書週間」、「紅茶の日」のような毎日ですが、やはり秋は格別です。

さて、お次は何を読みましょう

 

 

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読書の日 *『すべての、白いものたちの』

2024-10-27 | 本が好き

読み終えたばかりの本『すべての、白いものたちの』

先日、ノーベル文学賞を受賞した韓国の小説家 ハン・ガン(韓 江)氏の作品です。

 

表紙の左上に書かれたハングルは「白い」を意味する「ヒン」という言葉で、

同じ「白」でも「ハヤン(真っ白な)」とは違い、作者曰く「生と死の寂しさをこもごも湛えた色」

産着、雪、骨、米など「白いものたち」を綴った、とても読みやすい連作散文詩です

 

えっと、、ヨン様のマグは「韓国つながり」とでも申しましょうか。

20年ほど前に友人から贈られたのですが、お顔がぐるりとプリントされているため、

どこから飲んでもヨン様に迫られるようで(迫っているのは私ですが)ドキドキします

折しも『冬のソナタ』の映画化が決まり、ドキドキに加えワクワクしています

 

 

『すべての、白いものたちの』はご覧の通り紙の白さが5種類あり、

それぞれの作品の中でフォントが変わるなど、内容以外にもこだわりが感じられます。

 

 

さて、今日10月27日は「読書の日」

終戦間もない昭和22年(1947年)、「読書によって平和な文化国家を作ろう」という決意のもと、

書店、図書館、新聞、放送などにより「第1回 読書週間」が開催されました。

当初は1週間のみでしたが、素晴らしい反響があり、

翌年からは11月3日の「文化の日」を中心に2週間の開催となり、全国に広まりました。

 

大賞に選ばれた今年のイラストに、同じく今年の標語が描かれたポスター

 

世界の言語の数は、分類の仕方によって5000とも8000とも言われていますが、

その中で文字のある言語は、わずか400ほど。

聞いたことや思ったことが文字にでき、外国の書籍を日本語で読めることに感謝しつつ、

氏の次の作品を読み始めています

 

お読みくださいまして、ありがとうございます。

今日は「全英黒猫の日」でもあるそうです。

にゃんこと本を読みたくなるような 銀座のレトロな喫茶店 に、

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年代別読書量 と 9月に読んだ本

2024-10-02 | 本が好き

専門学校で担当している授業に『文章表現』という科目があります。

文書の良い点は、何度でも読み返せるところ。

ただし、人によって受け取り方が異なるような文では、内容が正確に伝わりません。

「書く」より「打つ」機会が増えたとはいえ、電話の伝言メモなど手書きで残すことも多く、

読みやすい文字で、簡潔な中にも礼儀正しく、何より正確にというのが授業の目標。

その後はビジネス文書の初級クラス へと進みますが、

毎回、授業の最後の5分間ほどを私の朗読に充てています

「目を閉じて情景を思い浮かべましょう」と言うと、そのまま眠ってしまう学生がいるのはご愛嬌

要は、アニメや動画のように、映像が先に目に入って想像の余地のない状況に慣れている彼らに、

耳から入る情報だけを頼りにあれこれ空想してもらうのが、朗読の目的です。

わずかな時間ですから、どんな名作も一場面しか読めませんが、それでもよいと考えます。

「その続きを知りたいから、本を読んでみよう」と思ってくれたら何よりなのですがね。

 

 

図書館の本と区別するために、自分の本には包装紙でカバーをつけます。

 

想像力や読解力を養い、漢字や語彙が自然と身につく良いこと尽くめの読書ですが、

「6割の人が1カ月に1冊も本を読まない」という調査結果が公表されました。

 

「2023年度 文化庁 国語世論調査」(毎日新聞より)

 

読書離れが著しいとされる若い世代も の記事は読んでいるそうですが、

多くの人の  や  を経て発行された と比べるのもどうかと思うのですけれどね。

とはいえ、年齢が上がるにつれて「視力低下など健康問題」が占める割合が増えるのも事実。

友人たちからは「疲れると文字が見えにくくなる」「 の掛け外しが煩わしい」という声も。

読み始めると時間の経つのも忘れてしまう私も、年齢的に気をつけなくては。

 

と言いながら、先月もたくさん読みました

 

 

 

『谷から来た女』(2024年 著:桜木 紫乃)

タイトルの「谷」とは、アイヌの人々が多く暮らす北海道南部の「二風谷(にぶたに)」

表紙のデザインは、本書のモデルとなった女性による『二風谷の夕焼け』

北海道で育ちながら、私が見聞きしていたのは一部であったと思い知る作品でした。

 

 

読書をするときの小さなソファー  

 

 

お読みくださいまして、ありがとうございます

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