秘書にゃんこ、「有楽町(東京都 千代田区)」に行って参りました。
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「有楽町」と聞いて、フランク永井さんの「有楽町で逢いましょう」を思い出す方もおいででしょう。
この曲は戦後、闇市の面影を残すこの界隈の「高級化キャンペーン」の一環として、
昭和32年(1957年)、駅前にオープンした「有楽町そごう」の CM ソングとして歌われたそうですよ
(「有楽町そごう」は平成12年に閉店し、現在は「ビックカメラ」)
さて、今日は駅の反対側へ、そして今から300年の昔へとご案内いたします。
いつも通る方も、まだ訪れたことのない方も、そして時代劇がお好きな方も、どうぞご一緒に。
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中央口を出ると円形の庇があり、待ち合わせ場所に利用されているのですが、
おや、何か石碑が建っていて、その横には石組みが。。
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近寄ってみますと、なんと「南町奉行所跡」の文字。
この辺り一帯は平成17年に再開発された際、発掘調査が行なわれ、
石組みは、出土した下水溝の一部を再現したものだそうです。
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出土した石組み材を利用したベンチがあると聞き、
先ほどの庇の下のエスカレーターで地下広場に下りると、ありました
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空いた席を見ると 「卯」と彫られているものの、
十二支にしては石の数が足りず、何を表すのか不明
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同じく今はベンチとして使われているこちらは、江戸の地下を走っていた水道管(木樋 もくひ)
長屋のおかみさん達が、文字通り井戸端会議を行なっていた井戸の水も、実は水道水でした。
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南町奉行所跡から発見された「穴蔵(あなぐら)」を壁に立てて展示
『板材を舟釘で留め、隠し釘となるように端材を埋め、板材の間には槇肌(木の皮)を詰めて防水処理』
『壁板の一辺には水抜き穴があき、そこから竹管が延びて桶に水が溜まる構造』
と、当時の技術が記されていますが、何のことやら??
私は江戸時代に生まれても、たいして役に立たなかったと実感
尚、この穴蔵からは、伊勢神宮の神官が大岡越前守の家臣に宛てた木札が発見されたそうです。
大岡越前守忠相(おおおか えちぜんのかみ ただすけ)といえば、南町奉行所の御奉行様。
実際に名裁きを行なったかはともかく、8代将軍 徳川吉宗が進める「享保の改革」を町奉行として支えたため、
では、「大岡越前」の他に「暴れん坊将軍」など、吉宗が主人公のドラマにも登場します。
前述の「穴蔵」の普請は、何がどうなっているのかチンプンカンプンですが、ドラマとあらば俄然興味が
「御出座~~」で登場した御奉行様が座っていた座敷はどこなのか? お白洲は今、どうなっているのか?
それでは再び地上に出てみましょう。
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大きな円形の庇の前には、ITOCiA(イトシア)の建物。
サミットで警戒に当たる警察官も、世が世なら与力 or 同心
おまわりさんの後を歩いて、ITOCiA の建物を一周します。
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すると、ご存知のドラッグストア
なんと
このお店の奥が、御奉行様が着座された公事場(くじば)なのですよ。
ドラマに登場した架空の医師 榊原伊織も、300年の時を経て薬局になるとは驚いているでしょう。
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さらに ITOCiA の建物を左に曲がります。
ドラッグストアとは背中合わせのお店は Bar
この辺りが、あの「お白洲」なんです
先ほどとは別の同心、、いえ、警察官の姿が。
通行人のお顔を☆で隠しましたが、
決して、ホシ → 犯人 → 下手人 というわけではありませんので、念のため。。
警戒態勢のさなか、にゃんこの写真を撮ってる私の方が怪しい~
ドラマでは建物の外にある「お白洲」ですが、実際は屋根があったり、屋内だったとのこと。
砂利の白は、裁判の公平と神聖を象徴する色だと言われています。
ここで、片肌脱いで桜吹雪を
・・・見せるのは、遠山の金さん こと「遠山金四郎景元」
大岡越前より100年ほど後の御奉行様で、南町奉行の他、北町奉行も務めたそうです。
待ち合わせ時間に早めに到着したら、この辺りをぐるっと廻ってみませんか?
「これにて一件落着」
お読みくださいまして、ありがとうございます。
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「有楽町」と聞いて、フランク永井さんの「有楽町で逢いましょう」を思い出す方もおいででしょう。
この曲は戦後、闇市の面影を残すこの界隈の「高級化キャンペーン」の一環として、
昭和32年(1957年)、駅前にオープンした「有楽町そごう」の CM ソングとして歌われたそうですよ
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(「有楽町そごう」は平成12年に閉店し、現在は「ビックカメラ」)
さて、今日は駅の反対側へ、そして今から300年の昔へとご案内いたします。
いつも通る方も、まだ訪れたことのない方も、そして時代劇がお好きな方も、どうぞご一緒に。
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中央口を出ると円形の庇があり、待ち合わせ場所に利用されているのですが、
おや、何か石碑が建っていて、その横には石組みが。。
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近寄ってみますと、なんと「南町奉行所跡」の文字。
この辺り一帯は平成17年に再開発された際、発掘調査が行なわれ、
石組みは、出土した下水溝の一部を再現したものだそうです。
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出土した石組み材を利用したベンチがあると聞き、
先ほどの庇の下のエスカレーターで地下広場に下りると、ありました
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空いた席を見ると 「卯」と彫られているものの、
十二支にしては石の数が足りず、何を表すのか不明
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同じく今はベンチとして使われているこちらは、江戸の地下を走っていた水道管(木樋 もくひ)
長屋のおかみさん達が、文字通り井戸端会議を行なっていた井戸の水も、実は水道水でした。
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南町奉行所跡から発見された「穴蔵(あなぐら)」を壁に立てて展示
『板材を舟釘で留め、隠し釘となるように端材を埋め、板材の間には槇肌(木の皮)を詰めて防水処理』
『壁板の一辺には水抜き穴があき、そこから竹管が延びて桶に水が溜まる構造』
と、当時の技術が記されていますが、何のことやら??
私は江戸時代に生まれても、たいして役に立たなかったと実感
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尚、この穴蔵からは、伊勢神宮の神官が大岡越前守の家臣に宛てた木札が発見されたそうです。
大岡越前守忠相(おおおか えちぜんのかみ ただすけ)といえば、南町奉行所の御奉行様。
実際に名裁きを行なったかはともかく、8代将軍 徳川吉宗が進める「享保の改革」を町奉行として支えたため、
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前述の「穴蔵」の普請は、何がどうなっているのかチンプンカンプンですが、ドラマとあらば俄然興味が
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「御出座~~」で登場した御奉行様が座っていた座敷はどこなのか? お白洲は今、どうなっているのか?
それでは再び地上に出てみましょう。
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すると、ご存知のドラッグストア
なんと
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ドラマに登場した架空の医師 榊原伊織も、300年の時を経て薬局になるとは驚いているでしょう。
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さらに ITOCiA の建物を左に曲がります。
ドラッグストアとは背中合わせのお店は Bar
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この辺りが、あの「お白洲」なんです
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先ほどとは別の同心、、いえ、警察官の姿が。
通行人のお顔を☆で隠しましたが、
決して、ホシ → 犯人 → 下手人 というわけではありませんので、念のため。。
警戒態勢のさなか、にゃんこの写真を撮ってる私の方が怪しい~
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ドラマでは建物の外にある「お白洲」ですが、実際は屋根があったり、屋内だったとのこと。
砂利の白は、裁判の公平と神聖を象徴する色だと言われています。
ここで、片肌脱いで桜吹雪を
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大岡越前より100年ほど後の御奉行様で、南町奉行の他、北町奉行も務めたそうです。
待ち合わせ時間に早めに到着したら、この辺りをぐるっと廻ってみませんか?
「これにて一件落着」
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お読みくださいまして、ありがとうございます。
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