目黒駅から程近い所に、都心とは思えない緑豊かな庭園と建物。
東京都庭園美術館は、昭和8年(1933年)に朝香宮の自邸として建てられました。
江戸時代には高松藩の下屋敷、版籍奉還により国有財産、軍の火薬庫として使われた時代を経て、
御料地となって朝香宮家に下賜されたのは、大正10年(1921年)のことでした。
久邇宮朝彦親王の王子である鳩彦(やすひこ)王が、留学中のフランスで交通事故に遭い、
駆けつけた允子(のぶこ)妃と共にパリでの生活を余儀なくされた1925年。
時あたかも、パリでは「アール・デコ博覧会」が開催。
会場を訪れ感銘を受けた朝香宮ご夫妻は、ルネ・ラリックらを新邸建設に登用。
ここ都心の一角で、アール・デコ様式の華やぎを今に伝えています。
旧 朝香宮邸で開催中の「建物公開2024 あかり、ともるとき」
展示内容に関わらず、ふと思い出しては訪れたくなる場所ですが、
「あかり」と聞いて居ても立っても居られず、出かけて参りました。
嬉しいことに
11月10日(日)まで開催(月曜休館)
旧 朝香宮邸
香水塔(1932年 デザイン アンリ・ラパン)
大客室から
テーブルランプ
小食堂(朝香宮ご一家の日常の食事場所)
建物の中央にある第一階段
第一階段 2階からの眺め
第一階段下の洗面台
若宮寝室
合の間
若宮居間
妃殿下寝室
妃殿下居間
ベランダ
コーヒーセット
建物の奥にある第二階段
第二階段 踊り場から見える色とりどりの照明
順路に従って見て回ったつもりが迷ってしまい、殿下の寝室や居間の写真が1枚もありません
首が痛くなるほど見上げてばかりいましたので、素通りしてしまったのかも知れません。
またいつか訪れる日の楽しみに、とっておくことにしましょう。
お読みくださいまして、ありがとうございます。
姫宮さまの居間 に、
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