猛烈な暑さの週末、お元気でいらっしゃいますか。
東京都写真美術館(TOP MUSEUM)恵比寿ガーデンプレイス
本日まで開催されていたコレクション展に参りました。
『時間旅行 千二百箇月の過去とかんずる方角から 』
1924年を出発点として、現代までの百年間を収めた内外の作品から の作品を写しました
『パリ市庁舎前のキス』(1950年 ロベール・ドアノー)
『LIFE』表紙(1936~1971年)
『渋谷駅前』(1939年 桑原 甲子雄)
『渋谷駅前広場』(1948年 田沼 武能)
中華料理店と江戸屋の間に京王井の頭線の「澁谷駅」があり、右手には大林百貨店。
現在の渋谷マークシティ辺りでしょうか。
『群衆 上野駅』(大束 元) 夜行列車を待つ人々
『東洋唯一の地下鐵道 上野浅草間開通』(1927年 杉浦 非水)
上野 ⇔ 浅草ということは、現在の「東京メトロ銀座線」の一部ですね。
1927年(昭和2年)の12月30日に開通したためか、ポスターに描かれた人々は冬の装い。
物珍しさもあって、乗車時間わずか5分のために、2時間待ちの行列ができたとか。
『帝都復興と東京地下鐵道』(1929年 杉浦 非水)
「帝都復興」とは、1923年(大正2年)の関東大震災からの復興。
「地下鐵 上野ストア」は、上野駅に地下道ができて日本初の地下商店街が登場した際、
そこに開店した地下鉄直営のストアのことのようです。(メトロアーカイブより)
当時、都民の人口は300万人以下で今の5分の1程度ですが、ポスターから溢れそうな人・人・人。。
ハチ公前で人待ち顔のお嬢さんにはスマホもなく、人の集まる所はゴミが散らかり放題。
今より不便で不衛生で混沌とした時代の一方で、活気や勢いが感じられる大正から昭和。
千二百箇月の人々の営みを、震災・戦災を経て保存されていた貴重な写真の中に見出しました。
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朝ドラや古い邦画見てると、なんか昔すごいやん~人いっぱいやん~て思いますね。
杉浦非水のポスターも展示されてたんですね。いいなあ~去年やったか、関西でも杉浦非水の展覧会があったのですが、行きそびれてしまって。
レトロ感がいいんですよね。
梅雨とは思えないような暑さが続いていますね。
>朝ドラや古い邦画見てると、なんか昔すごいやん~人いっぱいやん~て思いますね。
娯楽も情報も少ない時代、多様性より、みんな一斉に同じものに夢中になれたのでしょうね。
>杉浦非水のポスターも展示されてたんですね。
ご存知でしたか。
私は以前どこかで見たような気はしたものの、初めて作者名と作品が一致しました
>いいなあ~去年やったか、関西でも杉浦非水の展覧会があったのですが、行きそびれてしまって。
レトロ感がいいんですよね。
いま銀座線の一部が、このポスターのようにレトロ感を出しているんですよ。
車内の照明がランプのようなデザインで、壁が木目調なんです。
恵比寿といえば冬のイルミネーションに出かけることはあるものの、
緑豊かな季節に訪れるのは久々のことでした