先日、千葉県内の看護学校で講義を行ないました
国家試験を終えて、春からそれぞれの病院に勤務される皆さんに、
「患者様やお客様への接遇マナー」について、お話しして参りましたが、
その中に、「こんなとき、あなたなら?」というコーナーを設けました。
「面会時間を過ぎても、帰って下さらない見舞い客」
「何かにつけて、前の病院と比較する入院患者様」
で受付として長く勤める私が、看護師さんが遭遇しそうな事例を用意して、
グループごとに話し合い、ロールプレイングの形で発表していただいたところ、
共に学んだ同期生だけあって息がピッタリな上に、皆さん演技派
講評も忘れて、思わず見入ってしまいました
さて今回は、に関する事例を加えました。
「患者様が病院内で健康保険証を紛失してしまいました。
あなた(看護師さん)も一緒に捜しましたが見つからず、患者様は諦めてお帰りになりました。
その頃、患者様のご家族は、お帰りが遅いことをとても心配していらっしゃいました。
その後、保険証を発見したあなたは、患者様の留守宅に電話で伝えることにしました。
さて、どのように話しますか? 実際に電話をかけるようにお話しください。」
病院からの電話に、良い内容を思い浮かべる方は少ないでしょう。
まして、この事例のように帰宅が遅いことを案じていたなら尚更です。
そんなとき、看護師さんの第一声が低く暗い声であったら、ご家族の不安は高まります。
「第一印象は目から入る情報で決まることが多い」と申しましたが、
電話では、「耳から入る情報」が圧倒的に多くなります。
そこで皆さんには、 「第一声は、明るく高めの声を心がけましょう」と申し上げました。
もちろん看護師さんというお仕事柄、ときには深刻なお電話をかける場合もあるでしょうが、
それだけに、事例のような話題の際には、ニコニコ笑顔でかけていただきたいものです。
ナース像とのツーショットでは、まるでの海苔
【お知らせ】
病院勤務の他に、新学期を迎えて専門学校などの仕事も始まります。
4月からは更新が不定期になりますことを、何卒ご了承くださいませ。 Juliet
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