ビジネス文書検定 8*ご自愛ください

2018-07-27 | ビジネス文書検定
 暑中お見舞い申し上げます


 猛暑に台風に、気持ちも体も休まる間がない今年の夏ですが、

「第115回 秘書検定」 は、今まさに面接試験の真っ只中。

「第64回 ビジネス文書検定」 も、9月の受付を前に準備に余念が無いことでしょう。

受験生の皆様には、お体を大切になさいまして、試験に取り組んでいただきたいものです。


 さて、この 「お体を大切に」 という言葉。

「秘書検定」 や 「ビジネス文書検定」 の試験問題では、社外文書などを手書きする際に、

「ご自愛ください」 と書き改め、最後に添える言葉として登場することがあります。

一般的にも暑中見舞いなどに使われますね。

「猛暑の折、くれぐれもご自愛くださいませ」

立秋(今年は8月7日) を過ぎて投函する残暑見舞いなら、

「残暑厳しき折、ご自愛なさいますようお祈り申し上げます」

といったところでしょうか。


相手への気遣いで文書を締め括るのに相応しい言葉ですが、気をつけたい点があります。


  「お体をご自愛ください」  「ご自愛」 = 「お体を大切に」 という意味のため。

  病気の方に使うのは、日々ご自分の体と向き合っている方には失礼な場合もあるため。

 
 たとえば私が病床にある知人に手紙を送るとすれば、「ご自愛ください」 とは書かず、

そして、「がんばってください」 「お早いご快復を」 など、励ましが急かす言葉に聞こえないよう、

「またお便りします」 「皆様によろしくお伝えくださいませ」 のように記すと思います。

そして目上の方にとっては 「ご自愛」 は珍しくないでしょうから、

「お体をおいといくださいませ」 と、大和言葉でしっとりと締めてみるのも良いかも知れません。



     
     エディブルフラワーに彩られたフレンチトーストを、
     都心とは思えない緑豊かなカフェでいただきました


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