みなさんはオブビリオンというゲームがあることをご存じでしょうか?
世界の名だたるゲーム賞を獲得し「究極の箱庭RPG」とまで賞された洋ゲーの
アクションRPG。国内では昨年にX360とPS3で発売されたのですが
はっきしいって素晴らしいです、このゲーム。
私はX360版を発売日に入手したのですが、今でもちょくちょくと遊ばせて
いただいています。さて中身はどんなアクションRPGかと申しますと
洋ゲーでありがちな一人称視点のアクションRPGで国内の似たようなゲーム
でいうとPSのキングスフィールドのような作りになっています。
当然のことながら洋ゲーのしかもRPGということなのでNPCやらモンスター
はバリバリの洋物テイストで登場します。水滴頭のエルフっぽいのから
ありえないほど目のつり上がった人間、肌が緑や青の異人種までこれでもかって
いうくらい洋物テイスト全開ですw
先に申しておきますと、私自身、洋ゲーというのはかなり苦手な部類に入って
ました。上記のようなグラのゲームには耐えられない人間なのですが
それでもやってます。
なぜにそんな苦手な部類のゲームをやれているのかと申しますと、
「そんなことが全く気にならないくらいに、このゲームの世界が魅力的だから」
これにつきます。
なにが魅力的なのか?そう聞かれると色々あって迷うのですが、まずは自由度の
高さですかね。とにかく、このゲーム色々やれます!!本筋のクエストを進める
ことも出来れば大量に用意されたフリーのシナリオをやるのもよし、そんなもの
無視して世界中を探索してもいいでしょう、究極の箱庭RPGと呼ばれるくらいです
、目に見える範囲全て、世界の果てに当たらない限りどこにでもいけます。
ダンジョンも信じられないくらいの数が用意されてます、正直、かなりの時間
このゲームやってますが全てのダンジョンを発見したという自信がわかないくらい
あるのです!!まともなプレイはしたくないなぁと思う方もいるでしょう。
そんな方の要望にも答えてくれていますよ、寝静まった夜に民家やら商店などに
忍び込んで盗みをする、そんなことは当然のようにできますし、世界に存在する
全てのNPCを殺すことも可能です。そしてそんなダーティなことをしていると発生
するクエストまで存在。ほんとに信じられないくらい自由な冒険を楽しむことが
できるのです。
そんあ自由度の高さが、たぶん最大のウリなんでしょうが私が惹かれたのは、そこ
ではなくグラフィックの美しさ、これがこのゲームにハマった一番の要因かも
しれません。
とにかく、、見るもの全てがきれい、鬱蒼と生い茂る森や淡々と流れる川、
その川の真ん中にある帝都の町並み、遠くに見える美しき山々、上を見上げれば
青空が広がり、夜ともなれば満天の星空に目を奪われる、、、、、
美しいグラフィックというのは時に抜群の臨場感をも生み出します。
あるクエストを進行中のときの出来事、このときある遺跡を探して森の奥深くに
進んでいたのですが一向に見つからない、気づけば陽も落ち周囲は夜の帳に
包まれていました。地図で自分の位置を確認すとかなり奥に進んでいたらしく
近くに街もない状態、これは夜通し歩くことになるなと思っていたところに
突然の雨。ただでさえ寂しい夜の森なのに追い打ちをかけるかのような雨
ゲームながらも、ものすごく寂しくなりとにかく近くにある街道にまで出ようと
地図を確認しながら森の中を進んでいくと地図にはない山道を発見。
そしてその山道の先を見ると一件の家が、「山賊の根城かな、、、」
そんな思いもあったのですがあまりの寂しさから思わず、その家に近づくと
家の前にはりっぱな馬が止まっている、「これって、、帝国のガードが乗ってる
馬じゃ、、、」馬を横目に見つつ家の扉を警戒しながら開けると、そこは一件の
しなびた宿屋。外の馬はやはりガードの馬だったらしく宿屋の店主となにやら
雑談の最中らしかった。思わず安堵する私、森の中の一件の宿屋、、、
これが通常のRPGであれば「なんだ宿屋か、、」程度の思いだったでしょうが
、このときゲームの中なのにものすごく寂しい気持ちで森をさまよっていた
私としてはスゴくほっとした瞬間でした。
これもあまりにリアルなグラフィックだからこそなせることだとおもいます。
なにせゲームとしては初めて「世界の中に吹く風」を感じられたのですから。
オブビリオン、、、洋ゲーではありますが国産ゲームでは考えられない
グラフィックの美しさと自由度の高さ、もし360やPS3をお持ちの方で
RPGが好きな方には是非ともオススメしたい一本です。
貴方もオブビリオンの中で流れる風を感じてみませんか?
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