盛り上がっていたWiz熱ですが、とりあえずまだクリアせずに放置していた「とともの。Final」で妥協してみることにした
ただこの「とともの。」決して褒められた内容ではなく各ナンバリングごとに色々とやらかしていたりするんだよねぇ
記念すべき第1作目はPS2で出ていたWizXTH2のソースコードを丸々流用しており、新作(XTH2の流用とは公式で一切発表されていない)として出されていたにも関わらず、ダンジョンの構造からクエスト内容、アイテムの数値にモンスターまでまんまXTH2というとんでもない内容だったw
これがどこまで一緒かというと、なんとXTH2の攻略本を丸々使えるレベルなんだから流用というよりも完全にガワだけ変えた移植作っていっていいレベルだったのよねw
ただこの移植という事実も完全なものであれば「携帯機でXTH2をやれる」という感じで我慢出来たんだけども、もっさり戦闘にもっさりダンジョン、もっさりUIと超劣化移植だったもんで「なぜにこうなった」感が凄かった
で、この劣化移植を反省したのか続編となる2ではオリジナルの路線に踏み切ってきたんだが……これもこれで新たな問題を生み出した
まず種族、職毎にキャラグラを用意するという大英断に踏み切ったわけだけども、これが全職のグラが準備出来なかったせいか種族毎に選択出来る職業というのが決まってしまい、Wiz系の魅力であったキャラクリの自由度が激減、さらにその種族の特性値に見合った職業を選択出来ない(どうみても魔法系特性値であるノームが魔法職に就けないなどw)という事態も発生し散々な結果に……
ダンジョンもダンジョンで新規で新たに作られたのはいいんだが、何も考えずにただ配置しただけなのか序盤のMAPから大量のダメージ床やらアンチスペル+ディープゾーンといった即死全滅系トラップコンボが配置されていたり、さらには警告文も無しにアイテム、装備無しでは帰還不可(ディープゾーンに囲まれたアンチスペルゾーンなど)な場所まであり超極悪な内容
戦闘、UIももっさり具合は何も改善されておらず、結局前作のマイナス点を何一つ学んでいないどころか、さらに劣悪な続編が完成された……
「劣化移植」「ただの糞ゲー」といった足跡を踏み、もう「見えてる地雷」と化した「とともの。」シリーズだけども、ここでシリーズ展開が終了することもなく強気に3が発売
かなり警戒された3だけども、今回ばかりは前2作(主に2)の反省を生かし、それなりに遊べる内容ではあった
前作で不満続出だった種族制限の付いた職業はキャラグラを数パターンからの選択性に変更したことにより、従来型の制限の無いものに改善
ダンジョンも大量に配置されていたトラップは大分減りかなりマイルドなものになった(相変わらず行き止まりとかは激しく判断しづらいグラではあるがw)
戦闘、UIなどは発売当初はもっさりのままだったけども、その後のパッチで戦闘のもっさり具合はかなり改善された
各種バランス調整などでまだまだ不満な部分は残るけども、前2作に比べるとかなり改善された内容になっており、Wiz系RPGとしてみれば十分遊べる内容となったと思う
そしてWiz系の流れを汲むシリーズ最終章となったFinal(実際は3DSで発売されたとともの。3DのPSP移植版)だけども、前3作の不満点を上手く解消しこれまでの「見えてる地雷」という汚名を返上出来るレベルにまでは到達出来た内容に
Wiz系RPGにあるまじきもっさり戦闘にもっさり移動もかなりスピーディになったし、元々3DSでの発売ということもあってか各種ヘルプも搭載し初心者にも優しい仕様に改善(ぶっちゃけ1作目からやれといったレベルのものだがw)
ダンジョンの凶悪さも鳴りを潜め、これまで理不尽なまで配置されていたダメージ床やらディープゾーンなどはある程度考えられたレベルの配置に抑えられている
相変わらずな戦闘バランスだけども、前3作に比べるとかなりまともになって……いるかな?w(序盤で空気の前衛、鬼体力のモンスターなどはいなくなってるしねw)
とりあえず、こう見るとまともなのはFinal1択(パッチさえ当てれば3もいけるかな?w)な状況なので、しばらくはこのFinalでもやってWiz熱を冷ましつつVitaを勝ったら迷宮クロスブラッドにでも手を出してみようかね
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