人気ないサイコブログですが。バックナンバーを連番で読んでくれた方、本当に嬉しいです。ブログを立てて良かったと思える瞬間です。まさに、私が思い浮かべてたブログの理想ですね。ホントに有難うです。
さて、終わりに近づくにつれ、本の内容もブログもサイコパス同様、無機質になりつつあるのですが。構わず先に進みます。
前回は、リバタリアンとサイコパスとの対比、躁うつ病と犯罪、カルト犯罪とサイコパスとの繋がりについてでした。
今回は、サイコの脳を変える事は出来るのか?ですが。前回では、著者が軽躁病に罹患してる事が判ったし、完全なDNAの精密検査では、著者の共感性ホルモンとモノアミン•システムに何か支障がある事が判った。
そして、今度は人格の検査。人格と性格は別モノで、人格は、情動性•外向性•社交性、それに行動や知識の開放性や意識の様な特性を主とするが。
性格は、人格ほど明確ではなく、ストレスが負荷された時に、苦境にある時に出る特徴とされる。イチローは人格も性格も閉塞性なんですかね、私めと全く同じですな(笑)。松井はその全く逆だと。
つまり、人格は遺伝で性格は環境によって決まるというのが、科学的定義だと。
友人や知人による率直な著者の評価は、マイルドサイコパス、又は向社会的サイコパスであった。楽しい時は一緒にいたいが、苦境にある時は一緒にいたくないと。”魅力的だが狡猾” ”自己愛的で、共感に欠け情緒が浅い” ”人気はあるが上辺だけ”ですと。
好かれてる人ほど嫌われるというのは世の常ですね。
何だか、昨今の人気ブログみたいで。アクセスあるが中身ないと、クリックすれど読まないと。ま、私めに他人の事は言えませんが(悲)。
ファロンの検査結果については、非常に均整の取れた言語性と運動性の脳機能の持ち主で、高い知能(IQ150)と広い社会性、自信、決断、自発性、独立心と、それに適応性は非常に高いとの診断が。しかし、潜在する衝動性に、強い父親像と欠如した母親像に悩まされ、誇大性と自己愛の傾向が強いとも。
それは、妹のキャロルと娘のシャノンの不満の手紙が証明してくれた。つまり、私は”気にもならない”事が出来る人なのだ。対人関係上の情緒的共感性、又は深い結び付きが欠けてたのだ。友人や知人の辛辣な評価は、冗談ではなく本当だったのだ。
著者の、この”感情の欠落”という社会的病質が明らかになっても、周囲の人達の態度に大きな変化はなかったが、数少ない親しい友人は私から離れていった。その友人の言う事と行動は絶対なのだ。より多くの表面的な関係か、数少ない親密な関係か。何だかブログの世界とよく似てますな。
全く辛い立場ですね、ガンバれ、挫けるな、ファロン。俺は君を見放さない。地球の裏側で応援してますぞ。サイコの脳や悪の遺伝子を排除出来る時代がきっと来ると信じましょう。
著者は今まで、友人や知人を”冒険心”という名目で危険に晒し、それを喜んできた。しかし、それもサイコパスの一つの特徴である。彼の復讐はとても”陰気”なもので、巧みに怒りをひた隠し、何年も”先延ばし”にしてきた。そして、彼らが気付かない時に復讐してたのだ。これも”内向的サイコパス”の典型だと。
しかし、ファロンには身体を傷つける事には興味がないので、復習された相手も訳わからず、気が付かない。
特に、復讐を先延ばしにする能力は、J・ファロンの最もサイコパス的特徴だったのだ。
という事は、復讐は時間を置く事で曖昧になるのですかな。だったら、忘れた方が合理的かなと。時間が解決するとは平和的定義なんですね。韓国や中国や北朝鮮みたいに、過去に延々と根を持つ国家というのは、典型のサイコパス的民族なんでしょうか。
”私が告白や後悔や恩寵を求めても、罪を洗い流すどころか、私の行動を変える事すら出来ない。もし一人の罪人がサイコパスなら、その人は”罪を繰り返す機械”である。私達は機械であり、意志の力だけでは自分自身を根底から変える事は出来ない”とファロンは熱く語るのですが。何だか寂しいですな。
”私は自分の行動や物語の筋書きを変える事で、表面的にせよ自分自身を変える事が出来ないのか?単語や定義を変化させる事で、もし物語を作り変えれるなら、サイコパシーはもっと耐え易いものになるのでは?複雑で病んでない自分を、新しい自分を自己描写する事で、自己を変える事は可能なのか?”
このファロンの感情ではなく感傷の吐露というか、運命や遺伝に反発する咆哮というか。実に感動的で熱いですね。彼は全然サイコではありませんな、絶対に。無機質に思えてた彼の物語と人格と熱情が、ここに来て熱く煮えたぎってるのです。
ファロンは、本当に自分を変える事が出来るのか。サイコの脳を抑え込む事はできるのか。悪の遺伝子を制御する事は出来るのか。
何だか、ブログを書いてる方が疲れてきました。GWも終わり、気分も落ち込んでるので、サイコパスにしては短いですが、今日はこれでオシマイです。
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