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私が子供の頃、ジン・キニスキーというレスラーがいた。彼が放つ必殺の”原爆落とし”は、私の幼い心を鷲掴みにした。
ルーテーズほどに派手ではないが、まるで精密機械の様にジャイアント馬場の後頭部を、的確に白いカンバスに打ち付けた。
ビッグ馬場は仰向けになったままピクリともしなかった。完全KOである。
彼は典型の菜食主義者だった。今のように”ベジタリアン”という市民権を得た洒落た言葉がなかった時代だ。
当時の欧米人、特にゴツいアメリカ白人レスラーの殆どは肉食獣であった。
勿論、ジン・キニスキーも肉は主食としてちゃんと食ってたらしい。でも他のレスラーと違う所は、それ以上に野菜を食ってた事だ。
お陰で、彼が額から流す血は鮮やかな赤だった。まるでコレステロールゼロのサラサラな血液のように子供の目には映った。
ベジタリアンからヴィーガンへ
それ以来、野菜を食う事も大切なんだなと子供心に認識するようになった。
そういう事もあってか、私にはベジタリアンの気持ちが解らないでもない。しかし、最近のベジタリアンはストイックに徹しすぎた菜食主義で、野菜以外は全く食べないというクレイジーな感覚にはついていけそうにもない。
そして今、そのベジタリアンを見下す様に登場したのが、”ヴィーガン”である。しかし、ベジタリアンならまだ許せるが、ヴィーガンとなると、どうも”アホ臭”となる。
因みに、ヴィーガン(Vegan) という単語は、1944年のイギリスにおいてヴィーガン協会の共同設立者のドナルド・ワトソンにより造られ、ヴィーガン協会は卵や乳製品の摂取にも反対した。1951年、ヴィーガン協会は”ヴィーガニズム”の定義を拡大し、”人は動物を搾取する事なく生きるべきだ”とした。
1960年、H・J・ディンシャーはアメリカ・ヴィーガン協会を設立し、ヴィーガニズムをジャイナ教の”生物に対する非暴力”の概念に結びつけた(ウィキ)。
このヴィーガン全盛期の2007年頃は、多くのアスリート達が実践した。
更に、バランスを充分考慮したヴィーガン食は、心臓病など数多くの慢性疾患に対して予防効果があるとされた。これはあくまでアメリカとカナダの栄養士協会の意見であり、医学界の統一見解ではない事に注意です。
何だかここまで書いて、カルト臭く、インチキっぽく思うのは私だけだろうか?
しかし、いくら大衆が単純でメディアやネットの影響を受け易いとしても、本当の所はどうなんだろうか?
そこで今更感はあるが、ヴィーガンの実態と真相を「インフルエンサーがもたらす危険」から一部抜粋です。
セレブが広めたヴィーガン?
英慈善団体ヴィーガン協会によると、英国におけるヴィーガン(動物由来の食品を全く口にしない完全菜食主義者)の数は、2014年から18年の間に4倍になった。
これには、2014年の「Cowspiracy」(持続可能性の秘密)や2017年の「What the Health」(健康って何?)などの衝撃的なドキュメンタリー番組がヴィーガンへの転向を促したとされるが、実はアリアナ・グランデやベネディクト・カンバーバッチらセレブのヴィーガン推進活動の影響も大きい。
またセレブだけでなく、ヴィーガンのインフルエンサー(影響者)の存在も完全菜食主義の普及に大きな役割を果たした。多くの人は、ヴィーガンになる事で動物の苦しみを緩和し、環境に変化を起こしたいと考え、見事な結束を示してきた。
きちんとした知識を持ち、栄養素を補充すれば、ヴィーガンの食生活を実践しても多くの人は健康でいられる事が分かってる。
しかし多くのインフルエンサーは、ヴィーガンに関し広く認識されてる栄養リスクを誤魔化すか、否定してきた。こうしたリスクを無視した事で、ヴィーガンになった多くの人が欠乏症の症状を緩和すべく、再び肉を食べざるを得なくなったのは全く予想できたし、皮肉な結果でもある。
ヴィーガン、再び肉を食べる(笑)
ユーチューバーのティム・シーフやヨバナ・メンドーサは、ヴィーガンを早くうちから実践してたが、最近再び肉を食べる様になったと明かした。
2人は、再び動物性食品を食べる事で頭がぼんやりする問題の解消、エネルギー向上、睡眠の改善、生理問題の解消など、大きな健康効果があった事を認めている。
勿論2人には、ヴィーガン界からは激しい反発が寄せられた。一方、医学界からの同情の声が少なかったのは、ヴィーガンの食生活が健康に与え得るリスクと影響に関し警鐘を鳴らしてた医療従事者を、インフルエンサーらが率先して罵ってた事を考えれば理解できる。
ヴィーガンを早いうちから擁護してた、エレン・デジェネレスやアン・ハサウェイら多くのセレブも再び肉を食べる様になった。特にハサウェイは、サーモンを一切れ食べた後、”脳が再起動したコンピューターの様に感じた”と語る。
ヴィーガンの課題と欠陥とアホ臭と
長期的にヴィーガンの食生活を送る人が健康問題を経験する原因は、ヴィーガン食では得難い必須栄養素が幾つか存在する事にある。
ビタミンB12は脳や神経機能の鍵となる栄養素で動物性食品に豊富に含まれてるから、別途、補充&添加する必要がある。
また必須脂肪酸であるEPAやDHAは魚や藻類からしか摂取できず、十分に確保するにはサプリメントが必要だ。それにカルシウムや鉄分やヨウ素も懸念事項となる。
ベルギーの王立医学アカデミーはこうしたリスクの為、子どもや10代の若者、妊娠中の女性や授乳中の母親はヴィーガンの食生活を実践すべきでないと警告する。
ヴィーガンから普通の食に戻したインフルエンサーらは、知識不足が原因でこうした教育を提供しておらず、自らの影響でヴィーガンになった数百万人のフォロワーの健康に関し、何ら責任を負っていない。
医療従事者が、欠乏症のリスクを抱える人に善意からアドバイスをする場合、相手から非常に攻撃的な反応を受ける為、こうした人へのアプローチについては、未だに課題が残る。
緩いヴィーガン生活のススメ
ヴィーガンに共通する初期症状には、疲労や睡眠不足や頭がぼんやりする、集中力不足、女性の場合は生理周期の変化などがある。その後、肌や髪質が変化する事が多く、気分の変化や妄想症の様な心の健康状態の更なる悪化が見られる事もある。
初期症状は、ビタミンやミネラルや必須脂肪酸を補う事で解決できるかもだが、深刻な欠乏症を防ぐ為には医師に相談するか、または動物性食品を1週間に1~2日は食べるべきである。つまり、リラックスしたヴィーガン生活のススメである。
典型的な”西洋の食生活”が米国民に悪影響を与えてる事を強調するのは重要だが、動物性食品を排除しても健康に影響が出ないとする考えは正しくない。
この点については、長年かけて医学的に証明されてるにも拘らず、新たにビーガンになった人の精神的&身体的な苦しみを持って、証明されねばならなかったのは残念である。
登録•規制された医療従事者は、安全で栄養学的に正しいアドバイスを提供する義務がある。複雑な医療科学において、”撒き散らし屋”であるインフルエンサーがどれほど強い信念を持っていたとしても、意見と混同すべきではない。
以上、ForbesJapanからでした。
最後に〜好きなものを食べて何処が悪い?
ヴィーガンといっても今は遠い昔の話のようで、ブログにする程の事でもないが。ヘボなカルト信仰を見てるみたいで、どうも魚の小骨の様に喉の奥に突っかかった様な気分だった。
実はそういう私も、健康食品やサプリにのめり込んだ時期がある。
”信じるものは騙される”ではないが、やはりまんまと騙された。明らかに怪しいと判ってながらも、つい手が伸びてしまう。
全くカルト信仰もヴィーガン信者も同じようなもんだろうか?
結局は、ヴィーガンに凝ってたセレブ達も、”アホ臭くなったからヤ〜メた”というのが本音だろう。
”私達、庶民みたいに貧乏でもないし、食にストイックさを求める理由は何処にもないわ”って感じだろう。
”ヤリたい時はやるし、食べたいものは食べる。動物なんて食べられる為にあるの、だって石器時代からそうなんでしょ?”
”ヴィーガンなんて貧乏人の為にあるのよ。せいぜい雑草でも食って長生きすればいいわ”
そういった会話が、セレブたちの口から聞こえてきそうだ。そして、ヴィーガンにうなされた貧しい民の悲鳴がここまで聞こえてきそうだ。
それでも大衆はセレブを信じ、ヴィーガンを信仰し、一気に老け込む道を選択するのだろうか?
もうこうなったら
宗教団体として公認すべきだ
でもグレタも劣化したな
やはり肉は食わんと一気に老化する
環境も大切だけど自分のことはもっと大切だよ
グレタちゃーん
懐かしい!荒法師ジン・キニスキー!確か、殺人狂キラー・コワルスキーも菜食主義者だったはずです。どちらも力強く怖かった記憶があります。
ヴィーガン話ではなく、レスラーに反応して思わずコメントした次第です。
では、また。
ジンキニスキーも天国でアホ臭って笑ってんのかな
デックザブルーザーに肉を食わずして俺に勝てんのか?このバカがって怒鳴られそう(懐)
ビーガン連中は代替え肉なんぞ食って自己満足に浸ってるらしいが、環境問題に配慮する自分がカッコいいと思ってるだけ。
実際に環境問題よりもタンパク質不足問題のほうがずっと深刻だろうにね👅
結局、Veganなんてファッションの一部
それよりも老化のほうがずっと心配だ。
イメージ悪すぎるのよ〜
ヴィーガンのイメージガールにはね
これまた懐かしい。
でも彼も菜食主義者だったんですね、知らなかったです。
ヴィーガンの話題では誰も読んでくれないと思って、ジンキニスキーを一番に持ってきました。結構知ってる人多いですね。
こっちこそ懐かしかったです。
ハリウッドの俳優やセレブがイメージアップのために言ってるのを、大衆はそのまま鵜呑みにするんですかね。
そういう私は酒呑みなので、肉と野菜は絶対に欠かせません。もしビーガンになったら1日で病気になります。
それに環境問題もここまで大騒ぎすると、辟易してきますね。ヴィーガン対策のほうが環境問題よりも深刻なのかな。
在日タレントにソニンというのがいたけど、ビーガンを実践してきれいになったってあったけど、逆に痩せて汚くなったみたい。ファンだっただけに少しがっかりだけど。
サイトをググったけど、ビーガンによる老化の原因は糖化と脂質不足とビタミン不足にあるらしいです。特に糖化は恐ろしいですね。肉抜きだと満足感を満たすために炭水化物やお菓子ばかりを食っちゃう。牛肉の赤身が身体に良くないというけど、ポテトチップスに比べれば全然身体にいい。
グレタさんもそうだけど、ビーガンって頭の悪い人が多い気がする。
私も子供の頃はお菓子ばっかでしたが、肉もよく食ってました。特にクジラと青魚はよく食ってた記憶があります。お陰で病気しない身体になりました。
そういう意味では両親に感謝です。
私もtokoさんと同じ考えで、ヴィーガン族って頭が悪いのでは?と勘ぐりますよね。
ヴィーガンは、厳密には食生活だけでは無くて、衣食住から動物由来のモノを避ける人々の事です。シルク、ウール、革製品(つまり革靴やバッグなども)、毛皮なんか、もってのほかですよね。ウールは羊の毛を刈るだけだから、良い気もするんだけどな。でも、ヴィーガンでなくとも、リアルファーのコートを欧米で着たら、かなりコワイ事になるようですよ。動物愛護は、日本より進んでますから。私はダウン着ちゃいますし、布団も羽毛です。
今流行のいわゆるヴィーガンは、世界中の伝統産業を全否定な気がして気になります。養蚕、酪農、漁業。これが成り立たないと、蚕が害虫になり、海の汚染を気にしなくなり、牛が殺されるのでは?なんて。そして、インフルエンサーやセレブの方々は、そこまで徹底している気もしないので、なんちゃってヴィーガンなんじゃないかな?ローラだって、ウールのラグ敷いて、革のカバン持ってそうだもん。イメージですが。そして、ヴィーガンの団体も、なんちゃってだと薄々は知りながら、有名人を宣伝に使っているんじゃないかな?と。
でも。私は精進料理は、素晴らしいのでは?と思っています。これぞ伝統的ヴィーガン!鰹出汁すら使わず、古来から残っている料理。まあ、今のお坊さんに、何年も精進料理だけを食べ続けている人がどれだけいるかは疑問ですが。
そのお坊さん達ですら、きっと袈裟はシルクだったりするんです。衣食住から動物性のモノを排除するっていうのは、本当にどうかしていると思います。私も野菜が大好きですが、買ったお弁当に肉が入っていたら、残さず頂きます。
もし、その人達が犬を飼っていたら、それは愛護なのか?エゴなのか?ホントもう、分からなくなりますよ┐(´ー`)┌
動物愛護も度が過ぎると何とやらですね。
でも精進料理はどうでしょうか。野菜は大好きですが、栄養失調と貧血になりそうで、病気になった時が少し怖いです。
肉を食うと言っても、鳥か魚ですから、どうなんでしょうね。健康維持って難しいですね。
コメントどうもです。
私は玄米ご飯を食べていた時、日焼けしたと間違えられるくらい顔色が悪くなりました。玄米の中の成分に栄養の吸収を阻害する働きのあるモノが入っていて、体質によって合わない人がいるようです。
でも、象が転んださんは、小豆を食べているではないですか!貧血の心配は無いのでは?
ちなみに私は炊飯器を持ってないので、ご飯やアンコは土鍋で炊いてます。電気ポットも有りませんよ〜。白いご飯、家ではあまり食べません。
貧血ではないんですが、週に2回は鳥レバを食ってます。理由は安いというだけで、食べ過ぎはよくないそうです。
肉はビタミンやアミノ酸も含んでるので、ラードにさえ気をつければ、人が思うよりか健康食ですよね。ほどほど健康であればと思うので、食生活はいい加減です。
コメントどうもです。
それを知って、一時期牛レバーを探した事があります。今まで、どこかのデパ地下で、一度だけお目にかかった気がします。
手に入りづらいのだろうと最近は諦めて、フラつきが酷いときはレバニラか焼き鳥を買って食べてます。ビーツの美味しさにも気が付き、たまに豆乳とポタージュ作ります。美味しいですよ。
でも、象が転んださんのブログに、牛ののお話がありますね。あまりグロテスクだと怖いので、読んでませんが。牛レバーは手に入っても食べない派ですか?
ただ鳥レバに比べると、舌触りが雑で脂肪が多いのが私には欠点ですかね。
牛タンは大好きなんですが、豚タンの存在を知り、豚タンをよく食ってた時期がありました。
自然の食品を健康にいい悪いで決めつけるのもなんですが、食いたい物を食うっていうのも悪くはないようにも思いますが。難しい所ですね。
基本、食べたい物を食べる、で良いと思います。どうしても美味しく感じない、と言う食べ物には、アレルギーがあるかも知れないし。本能的に、そう感じているのかな?と思います。
健康に良いと言われているものが、全ての人に当てはまるものではないのは、当たり前の事ですもんね。
何をもって健康に良いかという定義も、専門家によってバラバラですし、単なる栄養学だけでは捉えきれないのも事実です。
メディアは大げさに報道しますから。
特に、NHKの「ためしてガッテン」には注意ですかね。
貧乏人は雑草食っていろみたいな事書いてますけど、貧乏だとヴィーガンにはなれません。本当の貧乏な人達はみんな栄養価の低いホルモンや薬品で大きくされた安い肉でお腹いっぱいにするんです。海外はお野菜の方が高いんです。本当のヴィーガンは質の良い野菜をたくさんとって健康を維持します。書いてらっしゃる通り病気になりやすくなります。
ヴィーガンになる理由は動物愛護だけではなく、健康理由、それぞれ身体に合う合わないもあります。
私はヴィーガンではありませんがお肉は毎日食べません。なるべく植物性のもので生活しています。それは消化が良く、身体が楽ですし、リカバリーが早いからです。お肉を食べる時はもちろん美味しくいただきます。私もたくさんヴィーガンの友達がいますが中には確かに老けて性格の尖った人もいます、でも性格が穏やかでイキイキしたヒトもいます。それは肉食のヒトも同じ事。ヴィーガンだからじゃなくてその人の性格です。
ヴィーガンがだめ、肉食がダメと色々意見はありますがお互いそんなもの本人次第です。
実際やってみて無理であれば調整すれば良いんです。身体に合わない人もいるでしょうし。
読んでいて今の時代の本当のヴィーガンの人たちの事知らないでしょうと思いました。ヴィーガンになるのは流行りだからというだけで出来るほど簡単では無いです。
だったら無理せずに普通の食事をすればいい、ただそれだけの事です。