ここ数日、何故感染者が減らないのか?バカな頭で自分なりに色々と考えた。
昨日も”COOL JAPAN”ブログで述べた様に、感染者が減らない原因としては、政府の対応が遅すぎたとか、検査の母体数が少なすぎるとか、高度な筈の医療機関が意外に貧弱だったとか、専門家が意外にもアテにならなかったとか、感染者の半数以上を占める経路不明者の感染元の特定が進んでいないとか、様々な事が挙げられる。
しかし、本当にそれだけだろうか?
データは嘘をつかない?
GWの入り口というのに、東京の感染者は2日続けて160人超えだ(5/3は91人)。うち半数弱は経路不明者だが、それ以外は市中感染による濃厚接触によるもの。
何故?東京だけに感染者が集中し、自粛要請中も感染者が減らないのか?
それは、それだけ隠れ感染者が東京には多く存在するという事だろうか。
事実、人口が1400万人の東京都の実質感染者数(4568人、5/3現在)が、スタンフォード大が推測する公表値の50倍~85倍とするなら、22.8万〜38.8万となる。またWHOが言う様に、人口の2〜3%なら28万〜42万人なので、東京都の場合は2つの数字がほぼ一致する。
しかし、日本のケースを考えると。公表されてる感染者は1万5057人、その50〜85倍は75.3万〜128万人。一方、日本の総人口約1.25億人の2〜3%なら約200万〜375万人。
この2つの数字の差は、①日本では欧米に比べて感染者が少ない、又は②PCR検査の数が絶対的に不足しているのいずれかだろう。
ただ、GWの入り口で東京都だけが感染者が急増したのは、それだけではないようにも思える。
因みに、北海道ではコロナ渦の第二派が来てるとさえ言われ、連日30人から40人超えの感染者数を記録している。
データが嘘をつかないとしたら、嘘をついてるのは我ら人間の方なのか?
東京都民は本当に自粛を守ってるのだろうか?我ら大衆は人との距離をきちんと保ち、日常生活を送ってるのだろうか?
いや、”3密”とは本当に有効なのか?
人手はどこで増えた?ビッグデータの分析
大型連休の期間に入り、SNSには人の多いスーパーや観光地の様子が連日のように書き込まれてる。
ひょっとして、3月下旬にも指摘された感染への警戒感の“緩み”が起きてるのではないか?
NHKがビッグデータを分析し、各地の人出を詳しく調べてた所、東京、渋谷、新宿都の繁華街では4/25からの土日は最も多かった土日と比べると83%減少した。これは自粛の傾向が続いてると言える。
しかし、商店街や郊外の大型モールでは自粛の効果は出てはいない。
特に、公園•河川•敷運動施設や海水浴場、ゴルフ場や観光地やパチンコ店では、3倍以上の増加が指摘された。その中でもゴルフ場やパチンコ店は、県をまたいでの移動が見られる。
ある医師は、次のように警告する。
”人出が増えている場所が公園などの屋外が多い。それは多くの人が、屋内で起きる密集•密閉•密接の「3密」を避ける様に気を使ってるからではないか。
それは、3密でなければ大丈夫という思い込みです。1つの密でもリスクがあると認識すべきで、屋外であっても人が集まり会話をすれば、2つの密で中リスクとなる”
つまり、ちょっとした油断が集団感染を引き起こすという典型だ。
でも、それだけだろうか?もっと根本的な問題がある筈だろう。
コロナ渦でも通勤者は減らない
そこで、寄せられたコメントに、”日本全土に緊急事態宣言が出され、イベントやカラオケや飲み会等の「3密」は自粛が進んでるのに、電車通勤の「3密」は殆ど無視されてる。これには、タテ社会の職場構造や‹仕事=電車通勤>という昭和の価値観が根強い事が挙げられる”とあった。
これは日独ハーフのサンドラ•ヘフェリンさんのコラム”コロナでも通勤者は減らない〜日本の残念な事情”ですが、とてもユニークな視点だと思う。以下、一部抜粋です。
英国の世論調査会社が行った国際調査(3/13〜4/13)によると、日本で”通勤通学を避けている”と答えた人は僅か18%、26カ国中最低である事が判明した。
80%の人が”感染を恐れてる”と答えてるにも拘らず、なぜ日本では今もなお通勤を続ける人が多いのか?
新型コロナ感染を防ぐには、「3密」を防ぐ事が大事だと言われる。新型コロナの登場によってできた俗語とも言えるこの「3密」とは、”換気の悪い密閉空間”、”多くの人が集まる密集場所”、”近距離で会話や発声をする密接場面”を指す。
この「3密」に当てはまるカラオケや飲み会は自粛が続き、コンサートやイベントの多くが中止や延期を発表。いうまでもなく、感染の拡がりを懸念しての決断だ。
しかし、”電車に乗っての通勤”はそれほど問題視されてはいない。
コロナ禍で多くの事が”叩かれがち”の中、電車の中も「3密」に該当するのだから、”社員に有無を言わせず出社をさせている会社の企業名”などがSNSでもっと問題になってもいい筈。しかし、”けしからん”という声はそれほど聞こえてはこない。
なぜ電車通勤だけは許容されるのか?
その理由の1つに”仕事が大義名分になっている”事が考えられる。
上司から、”仕事が回らないから出勤してほしい” ”テレワーク体制が整うまでしばらく我慢して”などと言われれば、断りたくても断りづらい。結局、”仕事だから仕方がない”と後ろ向きな気持ちで電車に乗ってる人も多い。
2つ目の理由として、”仕事とは電車で通勤して会社でするもの”という感覚が今も日本人の中に根強く残ってる事。
昭和の時代から多くの日本人にとって、”仕事をする人=電車や車に乗って会社に通勤する人”でした。
今はだいぶ改善されてはいるが、一部地域では未だに”電車通勤しない人=仕事をしていない人”という有り難くない方程式が残っている。
現場至上主義の功罪
その答えの1つに、日本古来の”現場至上主義”的な考え方にあると、サンドラさんは語るが、少し違うかなという気もする。
ただ、”仕事は現場でする”ものという意識が強すぎて、自由度を奪ってる気はするし、稚弱な体育会系主義が抜けきれないといえばそれまでだが。
この現場至上主義の根底にあるのが、”現場を見て体験し、現場で何が起きているのかを把握し、現場の悩みに耳を傾けてこそ良い仕事ができる”という発想だ。
この”皆で集まり同じ場所(現場)で仕事をする”というのは、今のコロナ禍ではもっともやってはいけない事だ。
欧州では、コロナウイルスが登場する前から、家から仕事をする人は珍しくなく、コロナの前から在宅ワークが導入されてた国々では、元々が”出勤至上主義”ではなかった。
一方でドイツは退勤管理が厳しく、意外にも出勤を重視する企業が多かったが、コロナウイルスが登場してからの切り替えは早く、現在は在宅ワークが主流となっている。
日本人は、”我々は毎日電車に乗って大変な思いをして通勤をし、仕事を最優先に考え真面目に仕事してる”というプロ意識?が強い。
確かに、在宅勤務のフランス人の家に電話をすると、子供が出た。欧米的な感覚だと目くじらを立てる様な事ではないが、日本だと”職場なのに子供が電話に出るなんて、仕事をナメてる”という反応になる。
どうも日本では、在宅ワークはネガティブなイメージしかなく、妬みの対象になるようだ。
仕事だから仕方がない?
コロナ禍にある今の日本では、在宅ワークを歓迎する会社がある一方、”仕方なく”在宅ワークを導入してる会社も少なくない。
日本の会社では社員数の多い所だと”1つの大部屋で大勢の社員が机を並べて仕事するスタイル”が主流だ。
これは前述の”みんな同じ職場で”というのが重んじられた結果ともいえるが、”誰かがサボっていないか”を監視をする役割もある。
つまり、日本の上司は部下をあまり信用していないと。
日本では”仕事”という大義名分がある為、電車の中の3密が見過ごされがちだが、大義名分という意味では”大部屋での仕事”の3密に関しても同じ事がいえる。
飲み会などの”遊び”の際にコロナに感染した人はSNSなどで叩かれるたが、3月にNTTコールセンターで働く社員の感染が発覚した際は、”大部屋で働くスタイル”を叩く投稿はあまり見られなかった。
それは世間の見方が、”仕事なんだから3密になるのは仕方ない”という無意識のバイアスがかかってるともいえる。
社会に”3密は避けましょう”という共通認識がありながら、そこに仕事が絡むと、割と早い段階で”3密でも仕方ないか”という発想になるのは、私も含め全員が意識する必要がある。
最後に〜”3密”ではなくて”2m−5m−10m”
流石にドイツ人と思わせるコラムですが、”集団”で仕事をする癖がついてる日本人に、いきなり”自宅で一人で仕事をやれ”と言っても無理でしょうね。日本人にとって通勤も立派な仕事ですから。
私も経験あるんですが、長距離通勤の場合、仕事で使うべきエネルギーの半分以上を通勤で浪費します。極論を言えば9割ですね(笑)。
製造業も工場出勤が基本ですが、機械を自宅の小屋に運んでくれと本気で思った事がある。
都心の予備校に3時間近く掛けて通ってた頃も、”在宅浪人”の方が金も掛からずずっと成績が伸びたんじゃないかって。
日本人に通勤通学の癖が治らないのは、その国民性によるもので、職場での一糸乱れぬ統率性こそが、”経済大国ニッポン”を生み出したとも思う。
一方で、”COOL JAPAN”に寄せられたTOITAさんのコメントに、”通勤の3密を避けられないのは、経営者と政府がウジウジしているから企業活動の停止が出来ないのだ”とある。
結局、経営者のウジウジ感と政治家の(利権に対する)ガツガツ感の融合が招いた惨劇とも言えますね。
また、”静止してる人は2m、歩いてる人は5m、走ってる人は10mの「2−5−10」を合言葉にすべき”ともあった。全く同感ですね。
つまり、「3密」の定義を”2m−5m−10m”に更新する事も、集団感染を防ぐ大きな要素となる筈だ。
それに3密と言うと、”壇蜜”を思い出すから、説得力が薄いと感じるのは私だけだろうか(笑)。
このデータを見ると、福岡は”40%削減”くらいでいいんじゃないでしょうか。
一方で東京都はロックダウンをした方がとも思いますが。
故に、地方は規制を緩和し、経済活動を復帰させてもいいかなとも思うんですが。
入院2856(63%)、退院1567(34%)
大阪府が感染累計1656、
入院891(54%)、退院716(43%)
福岡県が感染累計647、
入院276(43%)、退院347(57%)
日本全体で見ても累計15254
入院10199(67%)、退院4496(29%)
これらを見ても明らかだけど
都市毎にこれだけ違う。
入院≦退院が最終目標だけど
福岡県は既に達成してるし、
大阪はもう一息だ
転んだが言うように都市毎のモデル
を作り直すべきだろうね
東京五輪が中止になったら議員総入れ替えでしょうか。
応援しますlemonwaterさん議員に成って下さい。
政府が打ち出すマニュアルも英語用語もウンザリかな。
因みに福岡県は久留米市が脚引っ張らなければ、とても順調に減ってきてます。東京都には悪いですが期待したいですね。
このままじゃ東京オリンピック開催も確実に無理っぽですね。
外食チェーンの大半は壊滅し、サラリーマンという名の電車男も消滅するのかな。
それに”テレワーク”という言葉もおかしい。せめて在宅勤務とかね。
何度繰り返しても
東京のコロナ死はドンドン増え続ける
電車止めなきゃ死者も止まらない
パチンコ店だけじゃなく
電車を動かせない様にして
休業補償を次々とやらないと
直ぐにコロナ死が今の十倍に
なっちゃうよ~
外国籍(不明含む)が半数を超えるとされますが、政府が詳細な情報を公開してくれればね。中国共産党と同じで隠滅と捏造が・・・
仕事をする時は最低でも2m以上は離れましょうね。それしか言えません。
情報も、裏付けが必要では。報道で日本(東京)で何人と発表してますが、日本人が何人と言ってないところ気になりますね。水間条項tvを見ると参考になります。