前回は、金縛りと明晰夢との密な関係について述べましたが。極端な恐怖体験が金縛りを生み、明晰夢は脳がリラックスした状態の軽い金縛りとか言ったような。
つまり、全ては脳が勝手に創り出す幻想だと。そう思えば、なんて事ないんですが。
さてと、今回のテーマですが。
明晰夢は操れるという事をよく耳にする。実際に操れる人もいる。実は私も操れない事はないが、眠りが不安定になり、浅くなり、精神衛生上も脳にも悪いか。事実、専門家も夢を操る事には警鐘を鳴らす。
夢を見ない程の深い睡眠というのが理想的で、たとえ短い時間の睡眠でも”脳の疲れ”は取れると思う。筋肉や神経にも疲れがある様に、この脳みその疲れだが。脳の疲れと言うより”ニューロンの疲れ”と言った方が正確かな。
特に、神経過敏な人や元々自律神経が弱い人、精神が不安性な人、何らかの環境やストレスで精神に異常をきたしてる人、といった人は睡眠が不安定になり、脳の疲れが残ったまま日常生活を送りがちだ。
この脳の疲れが慢性化すると、最悪精神が破綻するかもです。仕方なく薬に頼り、脳がニューロンが麻痺してしまう。
そういう私も脳は疲れやすい方で、脳が疲れると途端に身体が疲れる。数理系ブログを書く時は、流石に脳がパンパンになる。好きで書いてるんだが、200キロのベンチプレスを上げてる気分。勿論挙げれたらの話ですが(笑)。
しかし、お勉強の方は脳が活性化するので、疲れるんだが、起きた時は不思議と脳はスッキリしてる。でもやり過ぎは禁物ですが。
よくアルコールが脳細胞を溶かすと聞いた事があるが、どうやら都市伝説らしい。が、記憶や空間認知には悪影響を及ぼす事があるという。そう言えば当てはまりますな。
でもお酒は睡眠を深くしてくれるので、どっちとも言えないか。イメージ的にはお酒はニューロンをリラックスさせる様な気もしないが。アルコールとニューロンの関係もこれから色々と解明されてくるのでしょうかね。それに若い頃は酒飲んだら余計に目が醒めたもんな。若い頃の無謀な飲酒こそが晩年に悪影響を与えるのだろうか。
慢性的な不安定で浅い睡眠が、脳にダメージを与える事もなくはないと思う。質の悪い睡眠とはこういう事を言うのだろうか。あくまで素人の主観ですがね。
そういう私も精神的には不安定な方で、典型の不安性で鬱系である。しかし、睡眠は爆睡系。晩酌の影響もあるかもだが、酒を飲まなくても何時でも何処でも眠れる。ホント猫に負けないくらいに寝る。こういうのを多眠症ともいうが。逆に睡眠が少ないと非常にストレスが溜まり、身体の具合も極端に悪い。
私にとって睡眠は食事以上に大切なもの。お陰で未だに夜更かしや徹夜も出来ない。夜勤なんて苦痛で、酒飲んで行ってた事もある。全く若い頃はこういった自殺行為を平気でしますな。ハロウィーンで暴走する若者と同じですな。
というのも若くして死んだ親父が、”具合が悪くなったら薬に頼らず寝て治せ”って常に口酸っぱく言ってた。そういう親父もある種の不眠症だったように思う。睡眠不足が癌を誘発し、悪化させたと今でも思ってる。
私は50代半ばまで生きてきたが、大きな病気は殆どない。病院にお世話になる程の病気は一つもないと言っていい。
一度髄膜炎になりかけ、病院にお世話になったが、座薬だけですぐに治った。隣のヘボ医者が風邪と間違えてブドウ糖を点滴しただけで、熱が下がらなかったのだ。
熱が出た時は氷ではなく、水枕でゆっくり冷やす様にとの事だ。私めも氷枕でガンガン冷やしたから、白血球が異常増大し、赤血球を駆逐し、熱が暴走したと。全くお互い様ですな。
それもこれも、十分な睡眠のお陰だと思ってる。兄も母もよく病気した。兄は僅か36歳で脾臓ガンで死んだ。その兄も典型の不眠症だった様に思う。母親も毎年のように何らかの病気をしてる。処方された薬なんて数知れず。それでも80半ばを過ぎて何とか生きてるから、睡眠だけはしっかりと取ってるのだろう。
病気に全くの無縁の私が何故、明晰夢が操れるのか?神様は何を考えて、そういった下らない才能?を与えたのか。夢を操って何がオモロイのか。エロい夢を見るだけで十分なのに。単なる神様の気まぐれか。
ただ私の場合、見たい夢を見る事がしばし出来る事がある。こんな夢を見たいと強く念じて寝ると、結構その通りになる。こっちの方が明晰夢を操るよりずっと効率的だし、身体にも脳みそにも良いかもだ。
勿論、それと反動で、極端に怖い夢も見る。そういった夢ほど現実との区別がつかないから、始末が悪い。
しかし、歳を重ねる程に夢を見なくなった。明晰夢とも金縛りとも殆どご無沙汰になった。睡眠も安定して深くなり、2時間ほど爆睡すれば、脳みそはスッキリだ。とにかく死んだ様に眠る。2時間の睡眠が2年に感じる事もある程だ。ヤッパリ神様は正直だ。
次回は三重夢について語ろうか。
夢は本当に不思議だと思います。
色々な夢を見たことがありますが
現実世界では経験できないことを
夢の中で経験できることは
素敵なこと!?かもしれません。
今では、夢を見ないで熟睡する方が快楽です。
人間歳を取ると変わるんですね。
これからも宜しくです。
私も熟睡する方ですが。夢って不可思議で魅惑的に映るんですが。脳みそが勝手に暴走してる状態ですかね。
脳と夢の関係の研究が進めば、何か面白い事が発見されそうですが。見たい夢を見るって、これこそ夢の夢なんですかね。
2000年ころから脳神経の仕組みが本格的に研究され、睡眠や夢に関しても、これから色んな事が明らかになってくるでしょうが。
明晰夢や金縛りなども本格的な研究が進むでしょうか。安易なスピリチュアリズムはいい加減にゴメンですもんね。
脳の疲れ=ニューロンの疲れ。
夢って、このニューロンが混乱した状態なのかもですね。夢をニューロンと結びつける辺りは転んださんらしいです。
もう少し脳神経学が熟成すれば、安易で好奇なスピリチュアリズムも激減するのでしょうか。でも、転んださんのエロいスピリチュアリズムも非常にユニークです。
夢とはニューロンの疲れ、いや乱れと私は見てます。何か思ってもみない、想定外の事が起きると、ニューロンが異常な反応を起こすのでしょうか。
とにかく、paulサン言う様に、これからの脳神経学の進歩の期待です。