肱雲記さんのブログで見たが、いきなり昇天した。サミュエル・リトルの90人殺害の記事にも仰天したが。それに相当する驚きか。
数年前に、『東京オリンピックの身代金(2008、奥田英朗)』を読んで、深く頷いた事がある。オリンピックって異常なまでの危険と隣り合わせの大イベントだなって。そして、その”危機”がいま現実となろうとしてる。
”都立高校で東京五輪のボランティア募集用紙が配布された。実際に募集用紙を受け取った生徒は「とりあえず書いて全員出して!って言われたんだけど」とコメントし、突然の配布に驚いていた様子です”。(情報速報ドットコムより)
つまり、第二次大戦中の学徒動員に似た事がが、今まさに各地の学校で行われてる。全くボランティアという名の学徒動員ですな。
都立高校の生徒の皆さん、受験で忙しくてボランティアどころではありませんと、凛とした態度でボイコットしましょうね。
ボランディアにはボイコットで対抗するが一番ですよ。タダ働きほど惨めなものはないのですから。オリンピックよりも学歴がモノを言うんですよ。
都立高校の生徒が2020年東京五輪ボランティア申し込み用紙を半強制的に提出させられていると話題になってる。
はじめは”興味のある人だけ”との話だったが、応募者が集まらないので半強制的になったらしい。それで、”とりあえず書いて全員出して”って。ありゃりゃですね。
ま、日本も東京オリンピックもそれだけ追い詰められてるという事ね。めでたし、めでたし、ああ東京都民でなくてよかった。
最初から、東京2020は怪しいと思ってたの。絶対に怪しいと。でも東京都の予算だけでも十分に運営できるんではと、私も国もタカを括てったという事か。
『ブラックボランティア』の著者の本間龍氏は、”ボランティアは自主的にやるもの。条件を付けて集めてる時点で、もはやボランティアではなく労働搾取だ”と非難する。
東京五輪で駆り出されるボランティアは約11万人で過去最大規模の人数だ。
”国家が旗振り役にならないと集まらない規模。スポンサー企業の中には社員を参加させ様としている所もあると聞く。学徒動員どころか国家総動員です”(本間龍氏)。
全くこれじゃ、前述した”東京オリンピックの身代金”をそのまま地で行くようなもんじゃないか。この本を読んだ直後、絶対に2020年は同じ様な事が起きると思ったもの。
そして現実に起きた。これこそが”2020年版東京オリンピックの身代金”、つまり”国家総動員という名の身代金”なのだろう。
無知な若者にタダで労働をさせ、理事だけが美味しい思いをするやり方が好きになれないですね。
東京オリンピックは無事開催されると思いますが、成功には程遠いでしょうね。ゼネコンのゼネコンによるゼネコンの為のオリンピックという名目ですから。
でも日本も東京もここまで堕ちたンですかね。だから言わんこっちゃない、石原前東京都知事に責任の半分を取ってもらいましょうか。司法取引なんかを上手く使ってね。
平成の学徒動員には少し呆れ返りマンな。そこまでJOCは追い詰められてんですかね。スポーツもアマもプロも含めて、不祥事続きですから。
大阪の万博も怪しくなりそうだけど、2020の東京はどうなるんやろか。転んださんの予想を聞きたいです。