昨晩の夢はとても怖かった。
最後に壇蜜(写真)が登場しなかったら、最悪だったろう。
私はある広い駐車場にいた。仕事の面接を受ける為だ。広い駐車場の奥には大きな高層ビル群が建っていた。その眺めは絶賛に値するほどに爽快だった。
そのビル群の中でも最も高いビルの、その最上階が面接会場だった。
私は大きな仕事が欲しかった。
誰もが羨むような仕事が欲しかったのだ。怪しいと思いつつも、プロジェクトのスケールの大きさに惹かれた私は、勇気を持って応募した。
面接はスンナリと行った。
面接官である役員連中は、私を高く評価してくれた。採用が決定しただけでなく、この私をいきなり役員に抜擢すると公言した。
私は心臓が破裂しそうな感覚に陥った。
これまでの人生で、こんなVIPな待遇を受けたのは初めてだったからだ。
面接官のリーダーは、すっかり有頂天になった私に言い放つ。
”明日はじかじか会長と社長がお見えになる。朝9時までにここに来るように。君には期待してるよ”と。
騙されたと判ってても
私はもう一度、天にも登るような気持ちに浸った。
”今までの俺の暗く惨めな人生とはオサラバだ。オレは明日から生まれ変わる。神様が俺を選択したのだ”
その後、会場では盛大なパーティーが行われた。私は役員連中から残るように誘われたが、まだ本決まりじゃないし、採用される自信もなかったので、途中で抜け出した。
そう、人生の転機において油断は絶対に禁物なのだ。
翌日、私は昨日と同じ駐車場へと向かった。しかし、爽快に聳え立つ高層ビル群は何一つ存在しなかった。
アスファルトできれいに整備された駐車場ではなく、砂利で覆われた物騒な、だだっ広い空き地に過ぎなかった。
見渡しても何もない。すると、空き地の片隅に貧相なプレハブが惨めにポツンと建っているのが目に入った。
仕方なく私は、そこへ向かった。
プレハブの中には年老いた使用人らしき人がいて、面接に来た事を伝えると、とある都合により面接会場が変更されたという。
私はまんまと騙されたのだ。
しかし、騙されたと判ってても、夢を追いかけるのが男と言うもんだ。
私は使用人が教えてくれた変更された面接会場へと向かった。かなり遠く離れた所だったから、着いた時は日が暮れかけていた。
そこには貧相な2階建ての小屋が建っていた。今にも崩れそうな古い建物だった。
やっぱり騙されてたのだ。
悔しさ百倍というより、自分の惨めな運命に呆れた。そして自分を笑った。
しかし私は、恐る恐るその建物に近づいた。
中に入ると、男がいた。
昨日、一緒に面接に来てた男だった。どうやら彼もまんまと騙されたらしい。
話を伺うと、この近くに彼女が監禁されてるらしいとの事だが、全く見当がつかないという。それに、昨日の面接を受けた会社は存在しないダミー会社で、我々は見事に騙されたという訳だ。
するとその時、一台の黒塗りの乗用車がやってきて、この建物に近づいてきた。私たちは寸での所でその場を抜け出し、建物の裏に隠れた。
黒塗りの車の男は女を抱え、建物の中へ運ぶ。用が終わると、その男は車に戻り、そのまま去っていった。
堕ちてきた女
私たちは建物に戻ると、運ばれた女を探した。しかし、どこにもその女の気配がない。
途方に暮れてると、天井からゴトゴトと音がする。私が天井を叩くと、同じリズムで反応がある。
”女は2階に居る”と、もう1人の男がそう叫ぶと、2階へ駆け上がった。
私は、近くにあるパイプ椅子で天井を強く叩いた。2、3度叩くと天井は簡単に崩れた。
そして、生乾きのコンクリートの塊と共に、女がズドンと落ちてきた。
その落ちてきた女こそが、ナンシー・アレンではなくて(笑)、何と壇蜜だったのだ。
なぜ?壇蜜なのか?
二人顔を見合わせてる所で、夢から覚めた。
笑いたかったが、全く笑えなかった。とても怖い夢だったからだ。
全く、夢の中でも夢のような話に騙されたのだ。どうも、毎晩のように、ナンシー・アレンが出てくる夢を見たくて、願いながら寝てるんだが、なぜ壇蜜が?
神様もここまでイタズラされると、少し虚しくなる。
でも、黒塗りの車が来た時は、最悪を想定しただけに、最悪中の幸いといった所だろうか。
でも何故?いまさら壇蜜なんだろうか?
さすがにナンシーアレンは無理でしょう?
でもブロンド娘の代わりに中途な色気オバサンというのも、粋な展開じゃあーりませんか
最悪の夢でもなさそうな気もしますが、もしかしたら落ちてきた壇蜜が最悪だったとか?
私としたことが恥ずかしい限りで・・・
神様もそんな欲に溺れた私にお灸を据えたんでしょうか。
でも天井から壇蜜が落ちてきた時は流石にびっくりでした。実はその後も夢は続いたんですが、殆ど覚えてないのです。
ナンシーアレンだったら、犯してますね(笑)。
なぜ?今さら壇蜜なのか?
設定としても無理がありすぎって感じですが。怖い夢には変わりなかったです。
オバサンアイドルも悪くはないか
でも壇蜜って一緒に面接を受けた人の
女房か愛人なんだろうか?
それともダミー会社の秘密を掴んだ
女スパイだったとか?
シナリオとしては単純だけど
続編を見たいっす
本当は、面接で一緒だった男とは、異なる面接会場に行く間、列車の中でずっと一緒だったんですが、何を話したのか全く覚えてません。
でも、とても怖い夢でした。