Wi-Fiを解約した〜高速ネットも断捨離の時代へ？

　7年続いたWi-Fiを年末に解約した。
　昨年の12月が更新月だったので違約金は掛からない。
　解除の理由は､キャッシュバックがなくなったのと､モバイル回線(mineo)の大容量プランが安くなったからだ。
　それに､ブログを書く様になったせいか読書量(特に数学書ばっか)が増え､YouTubeを含めて動画を見る機会が極端に減った。
　大容量のアプリもゲームもダウンロードしないし､流行りの動画配信サービスも(今の所だが)利用する気もない。つまり､今の私にはWiFiは大方必要ではない。

　ここ数年は(自宅ではだが)､PCを使わなくなった。目が疲れるという理由もあるが､そもそも2台のPCが壊れてるから使えないだけなのだ。
　つまり､PCを使わない(使えない)から､基本的にWiFiは不要なのである。　

　それ以外にも､ここ2年はキャッシュバック(計35000円)のお陰で､月5000円弱のWiFi費(Sonetのギガ放題)が3000円程までに安く出来た。それが今年1月以降の継続契約では､キャッシュバック特典はゼロである。
　モバイル回線は(速度が出ないで悪評判の)mineoだが､20GBプラン(2178円)に変更すれば､超過しても(”パケ放題Plus”が無料で使え)1.5Mbpsの速度が維持できる。
　無料映画をスマホで見たとしても月20GBを超えるか超えないくらい。それに速度が出ないとても7Mbpsは出るから､フルHDはともかく､HD(760p)は十分に対応できる。
　過去に､違法サイト？である”123MOVIES”で､英語のお勉強をしてた頃も､20Gを超える事はあまりなかった様な記憶がある。但し､この手のサイトは大量のデータを一瞬に流し込み､スマホを破壊するらしい。事実､以前使ってたスマホは今や半壊状態である。視聴は自己責任でお願いします。

ギガプラン変更のはずが・・・

　評判のあまり宜しくないmineoだが､今申し込んでもプラン切り替え(1G→20G)は来月以降になると。オーマイガーッ！
　つまり､1GBでこの1月を過ごす事になったのだが。嗚呼〜タイトル通り､ネットも断捨離とするか。
　一方で､WiFiは家にいる時しか使わないし､回線の切り替えも一々面倒で､モバイル回線一本に絞ろうと思った矢先､キャリア勢の料金プランが一気に安くなった。
　mineoら格安mvno各社は､キャリアに右へ習いするように料金プランを安くした。
　｢スマホの更新月がきた｣でも書いたが､昨年一杯でmineoを解約し､UQモバイルに移行するつもりだったが､15GBで2728円と中途なプラン設定と110円スマホ(RedimiNote10JE=Xiaomi)の中途な性能に踏ん切りがつかない。
　それでも､今使ってるP20lite(華為)に比べれば､(防水&防塵&おサイフ付で)3倍ほどのスペックを誇るが､アプリもゲームもしないので今の所は殆ど不自由はしない。

　という事で､月1Gでどれくらい”不自由なのか”を試す為に､またmvnoは(キャリアも含め)違約金が発生しない事もあり､そのまま続ける事にした。
　最近の中華製の激安スマホは､極端にタフな使い方をしない限り､壊れる事はないとされる。事実､今使ってるP20Liteも3年以上が経つが､(性能に不満はあるも)物理的な不具合は殆どないし､電池の持ちも凄くいい。それにタダと言っても同じ様な中華スマホを2台持ちするのも､今更感が拭えない。
　その上､WiFi代金が2月まで引き落とされるのを考えると､今慌ててMNPで機種変すれば､事務手数料(UQモバイルは3300円)も更に上乗せとなる。　
　4月頃の新入学や新社会人シーズンになれば､次世代スマホが色々と登場するだろうから､その時に移行しようかなとも思う。

断捨離とバックアップ

　そんな中､(KDDIを親会社に持つ)UQモバイル程には安定してないが､そこそこの速度が出る？らしく､格安で評判のよろしいIIjimoのキャンペーンを見た。
　同じmvnoだが､20GBで2068円(税込)で､Redimi9Tの110円スマホが付く。流石､安さの次元がmineoとは1ランク違う。
　5G非対応で､RedimiNote10JEよりもスペックは落ちるが､これも人気の激安中華スマホではある。
　IIjimoを使ってるフォロワーに聞くと､速度は他のmvno各社とそんなに変わらないと。但し､”繰越し”が出来ないのと､超過後の速度が200kbpsに落ちるのが欠点である。
　一方で､mineoの超過後は128kbpsで殆ど使い物にならない。7日の時点でデータ容量が800MBを切った(写真)ので､”パケ放題”(月385円)を追加した。1.5Mbps(制限速度)でもサイトは勿論､動画(360p)もストレスなく展開する。
　但し､3日で10Gという制限(300kbps)があるが､10Gで40時間ほどの動画(360p)は見れる計算なので､何ら不自由はない。

　しかし､移行したくない理由がもう一つ。
　それはバックアップの面倒である。上手くバックアップできるアプリと出来ないのがあり､いまいち信用できない。
　一応､全てのAndroidスマホにデフォルトで用意されてるGoogleバックアップでクラウドが取れるので､そこまで心配する事はないと思うのだが。過去に失敗した経験から､今のうちに少しずつアプリやデータを減らし､必要最小限のバックアップに留めたいと思う。
　極論で言えば､ブログやその他の目的で書き溜めてるテキストだけでも十分だが､趣味で書いたイラストも結構溜め込んでるので､電話帳とパスワード管理に加え､この2つは外せない。あとはアプリとデータの徹底した減量を計るだけである。

　確かに経験から言えば､写真や動画はその大半がスクラップ行きではある。
　時代が変われば大切なものも変わる。古きを捨て新しきを残す。勿論いいものは残すが､(自分に都合の悪い物は切り捨て)人はそうやって生き延びてきた。
　つまり､思い出はダラダラと残すものではなく､記憶を頼りに創り上げるものだ。
　バックアップも同じで､馬鹿正直に全てを残そうとすると大半が失敗に終わる。断捨離とは､思い出とバックアップの為にあるのかもしれない。

　私のスマホには100前後のアプリが入ってるが､その中で日常的に使うのは10前後だろうか。因みに､日本人の平均所持アプリ数は99.3個で､利用アプリは37.5個(2019年)。
　私がよく使うのが､メモアプリの3つとイラストが1つで､動画･音楽･写真は標準でついてるアプリ。それでも知らず内に100を超えてるのだから､如何に無駄なアプリを溜め込んでるかが判る。
　コレステロールや中性脂肪と同じで､すぐに排除しないとメタボになると判ってるのだが､それが出来ない。
　アプリの断捨離も､燃えるゴミやデータのそれ以上に深刻な問題になりつつある。　

最後に〜シリコンバレーの残骸

　Twitterもインスタも､そしてスマホに入ってる無駄に蓄積されたアプリもデータも､”おママごと”の域を出ない事が解った以上､そこに創造も進化も生存戦略もない筈だ。あるのはシリコンバレーの残骸だけであろうか。

　ネットもスマホも慣れてくると､その限界と稚弱性が見えてくる。人類が種として限界があるのと同様に､その人類が生み出したネットやスマホにもやはり限界がある。
　若い頃は､携帯がリリースされる度に心を踊らせたものだ。携帯を変える度に自分が新しく脱皮した様な錯覚に陥ったもんだ。
　つまり､そこには創造らしきものが見え隠れしてた筈だ。
　その後､携帯がスマホに変わり､性能や品質や嗜好が均一化&平坦化すると､何も心踊る事はなくなった。まるで､日本古来の伝統行事や冠婚葬祭に(その慢性的なウンザリ感に)吐き気を催す様になった､今の私と同じである。

　毎年毎年､代わり映えのしない(カメラの性能だけが進化した)スマホが登場する度､今の時代にスマホは必要だろうか？と新たな疑問が湧いてくる。
　そういう意味では､(折り畳みスマホを最初に開発した)サムスンはよく健闘してるとは思う。が､幼稚な自己満足の為に大枚を叩けるのかの疑問も湧く。
　数学も自然科学も､所詮は自己満足の学問である。故に､人類が生み出した文明も文化も言語も､自己満足というツールには変わりはない。だったら､その人類が生み出したスマホも､やはり自己満足の領域を出ない筈だ。
　つまり､自己満足なものほど断捨離の格好の的でもある。
　だったら､超高速ネットも折り畳みスマホも思い切り捨てちゃえ〜と・・・でもそういう訳にもいかんのだなぁ､これが・・・