うぇるなび

yoga ayurveda インド哲学 心を豊かにする生活

スタジオヨギーさんでアーユルヴェーダ

2007-08-26 | Ayurveda
スタジオヨギー福岡さんで、アーユルヴェーダの講義をさせて頂きました。

ヨギーさんで開催されているインストラクター養成コースの講義の1コマをさせて頂いたのですが、みんな真剣でちょっと緊張!
アーユルヴェーダをヨガで利用する方法などもお話ししてみました。



『ギー』は防火管理の都合で作れなかったので、直前に

マユーラの森で行った『アーユルヴェーダ食のWS』で作ったギーを試食用にヨギーさんに置いて来ましたので、ヨギーの生徒さんは、聞いてみて下さいね。もうないかも知れないけど。(笑)

ヨギーさん、良い空間だったなぁ。呼んで頂いてありあとうございました。
今後も、アーユルヴェーダWSの企画してくれるようなので、よろしくお願いします。



Jules from New York.

2007-08-21 | Yoga
もう8月もあと10日で終わりです。
そして、9月は弊社の誕生月。
そこで、色々なWSやSALEを考えています。

ワークショップでは、
9月6日の、ハレイシェン先生のティーチャーズトレーニングを皮切りに、ブライアン先生のロミロミ・ホットストーン集中講座、そして、後半9月21日~はNYのジヴァムクティーヨガで『アジャストの神様』と言われるジュールが再来日。

今回は、数日間福岡に滞在し色々なクラスを行ってくれます。






お得意のヒップホップアサナはもちろん、チャリティークラスや、アジャストメントのクラスも。

ちょっと早いけど、11月は南インド ヨガ&アーユルヴェーダツアー、そしてシュミッツ千栄子先生による『アートオブリビング・ベーシックコース』も予定してます。

その他にも、色々な企画も準備中です。

このブログとホームページのチェックは忘れずに!

■今日8月21日19時~城南店でmiyuki先生のチャリティーヨガクラスがあります。
収益金はインドの孤児施設や学校に寄付されます。
皆様、ふるってご参加下さいね。

インドの貧困とYOGAの関係

2007-08-20 | Yoga
NHKの衛星でインドの貧困についての番組があってました。
日本ユニセフ協会大使であるアグネスチャンさんの同行取材だったのですが、インドの悲しい現実を思い出してしまいます。

これは、子供の物乞い。ストリートチルドレンです。


兄妹でストリートチルドレンになってしまった子たち。親の死、家出、虐待など理由は様々、しかし、貧困は共通。


1日100くらいしか稼ぎのない家庭に、3000ルピーの井戸水を売る地主の話。
この家のお父さんに『何か希望あるの?』と聞くと『あまりにも辛い生活で、望みなんかなんにもない。(泣)』。
経済発展を続けるインド。ますます、貧富の差が激しくなって来ている現実がここにあります。

たいていは、低位カーストの人々が貧困から抜け出せずにいるのですが、その人たちに、食事や水、家、教育などを、NGO、宗教施設、YOGAアシュラムなどが民間レベルで支援しているのが実情です。

バラモンの家柄を捨て出家したブッダは、この世の矛盾、カースト制などに矛盾を感じていました。
そしてブッダの教えには、当然カースト制はないので、後にヒンドゥー教から改宗した人が多くいたのだそうです。
その他、ヒンドゥー教からイスラム教、キリスト教などに改宗する人も多く、それらの宗教施設では、貧しい人々に食事をふるまったりします。
インドにあるYOGAのアシュラムでも、同様の活動がほとんどのところで行われています。

マユーラの森でも、アートオブリビング(コースの開催やインドツアーで協力)、AIV(チャリティーヨガなどの収益金で協力している)などのを通じて、インドの子供たちへの教育機会の提供、家の提供などに協力させて頂いてます。(バンガロールの孤児共同生活施設へは直接)

YOGAをしているものとして、バクティーヨガ、カルマヨガも大切なものだと思います。
個人的には、バラモンたちが作ったカースト制度にはどうしても馴染めず、ゆえにヒンドゥーの神々を賛美する事は、私には出来ません。
カースト制のないはずの日本でも、今日は老夫婦が熱中症で死亡していたのが発見されたとかで、老人や中高年に厳しい社会(自殺も多い!)を常々感じて、とても悲しい気分。

YOGAやAYURVEDAの『根底』にある、古代の叡智に解決策が秘められているのかも知れないと思う今日この頃です。

アーユルヴェーダ講座~基礎編~ロハス塾

2007-08-19 | LOHAS

久しぶりにアーユルヴェーダの講議をさせて頂きました。
最近、アーユルヴェーダの講議はしてなかったので、前夜から復習なんかしたりして。

歴史や基礎を講議したわけですが、最後に少しだけ脈診の真似事を体験して頂きました。
本来、たいへん難しいものだけに、なかなか苦戦していた様子。

次週8/24(土)は今回の基礎を生活に生かすために『アーユルヴェーダと食』をテーマに講議します。ギーつくりも行いますので、お楽しみに。
そして、そのまま夕方からは、別のところでアーユルヴェーダの講議を仰せつかりましたので、出前してきます。

そして、出前と言えば・・・11月にケララまで出前することになりそうです。
『南インド ヨガ&アーユルヴェーダ リトリートツアー』を企画中。
今回は、インドの南端。ヨーロッパで大人気の南インドのリゾート ケララ州 で開催。
発表までもう少々お待ち下さいませ。


初yogini。

2007-08-17 | Yoga
今やヨガをしている人で知らない人はいないと思われる雑誌『ヨギーニ』。
先日、突然の取材要請を頂きまして、突然に対応するのを得意とするマユーラの森は、喜んで対応させて頂きました。

今回は、火曜日masako先生のクラスが取材にあいなりまして、取材と言う事もあり、UFOを呼ぶお祈りをしてみたり(笑)


そんな怪しい事はありませんが、普通に今日に感謝してエンディングの模様。

終了後、取材に来てくれたM氏とmayulogでも紹介していた、『五行』へお食事。いろんな裏話、楽しかったです。
また会いましょう!Mさん。

なので、次号のyoginiは絶対買って下さいねっ!

洗剤は裏を見て買おう!

2007-08-15 | LOHAS
やってしまいました。私としたごとが。
こんな成分の入った洗剤を買ってしまうなんて。魔がさしたとしか思えません。
ミスターマックスの食器洗剤コーナーに売ってあった、ドイツ製の『この洗剤は河川に流しても100%分解されます』の下に置いてあったこの洗剤。成分も確認したのに、なぜか問題ないと解釈し、安さにつられて買ってしまいました。






この洗剤の、主な界面活性剤は、悪名高きLAS(直鎖型アクリルベンゼンスルホン酸ナトリウム)とAE(ポリオキシエチレンアルキルエーテル)です。ナチュラリストの方には絶大なおしかりを受けそうな商品でございます。

ふたつとも、河川などを汚染した場合、魚などの水中生物に奇形など重大な影響を及ぼします。
しかし、日本の政府は化学物質に関しては世界的にも環境に優しい政策を行っている点もあって、この種の界面活性剤は下水や浄化槽で99%分解されてしまうそうです。
(もし、人体に入ってしまった場合でも、体内への蓄積はされないようです。)

私のように、まかり間違って購入してしまった場合、絶対、河川や海に捨てたりせず、毎回最小限の量で使用し、なくなったら、その容器を使って、石けん系や、生分解性の高い界面活性剤につめかえてはいかがでしょう。

まずは、購入時に成分表をみる習慣からつけたいものです。(化粧品も同様です!)


●参考文献及び推薦サイト

●(財)化学物質評価研究機構「既存化学物質安全性(ハザード)評価シート」
http://qsar.cerij.or.jp/SHEET/F2001_21.pdf
● (社)日本食品衛生協会『洗剤の毒性とその評価』(1983年5月)
● 厚生労働省「水質基準(案)根拠資料一覧」非イオン界面活性剤
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/kenkou/suido/kijun/konkyo.html
● 経済産業省「洗浄剤・化粧品に係る排出量」
http://www.meti.go.jp/feedback/downloadfiles/i31205bj5.pdf
● 環境省「要調査項目存在状況調査結果(平成12年度)」
http://www.env.go.jp/water/chosa/h12.pdf
● 環境省「平成14年度版(2002年度版)化学物質と環境」環境調査実施化学物質一覧
http://www.env.go.jp/chemi/kurohon/http2002/siryo2_h4_8.html
● Dutch Environmental Ministry(VROM), Dutch Institute of Human Health and Environmental Protection(RIVM) & Dutch Association of Soap and Detergent Manufacturers(NVZ)「Environmental Risk Assessments」(1995年)


お盆の話

2007-08-14 | 社会・経済
お盆ですね。ご先祖様に会いに帰省されている方も多いのではないでしょうか?
今日は、このお盆と言う行事のルーツをさぐってみました。

お盆は「盂蘭盆会」がその語源ですが、その盂蘭盆(うらぼん)は、サンスクリット語の「ウランバナ」の音写語で、「ウド、ランブ」(ud-lamb)の義であるといわれ、これが倒懸(さかさにかかる)と言う意になります。
もともとは、逆さ吊りにされて苦しんでいる祖先を供養するためのものです。
「盂蘭盆会」を、「盆会」「お盆」「精霊会」(しょうりょうえ)「魂祭」(たままつり)「歓喜会」などとよんで、今日も広く行なわれているわけです。

この行事は、本来インドのものではなく、仏教が中国に伝播する間に起こってきたものではないかと言われています。
この「盂蘭盆会」の根拠とされる仏教の経典『盂蘭盆経 』は、『父母恩重経』や『善悪因果経』などと共に、中国で成立した偽経であると考えられているそうです。
本来的は、仏教で僧侶が雨期に一所に集まって合同終業をする『安居』の終った日に、人々が衆僧に飲食などの供養をした行事が転じて、祖先の霊を供養→餓鬼に施す行法(施餓鬼)→苦しんでいる亡母の救いのための衆僧供養という伝説が付加されたとも言われています。

この盂蘭盆会の中国での起源は梁の武帝の大同4年(538年)に帝自ら同泰寺で盂蘭盆斎を設けたと伝えられています。
宗懍が撰した『荊楚歳時記』には、7月15日の条に、僧侶および俗人たちが「盆」を営んで法要を行なうことを記し、『盂蘭盆経』の経文を引用していることから、すでに梁の時代には、疑経の『盂蘭盆経』が既に成立し、仏寺内では盂蘭盆会が行なわれていたようです。
この行事が一般に広がるきっかけのひとつとして、仏教者以外の人々が『中元』である7月15日 (旧暦)を、先祖に供物を供え、灯籠に点火して祖先を祭る風習からではないかとも思われます。
日本では、西暦600年代以降(推古天皇・斎明天皇の時代)に盂蘭盆会を設けたと記されています。

インドでは集まった『僧侶』のために行われていた祭典が、日本に来るまでに『祖先』に置き換わっているところが、何とも興味深い。

ところで、YOGAが瞑想で自分の内側に意識を向けることのひとつの解釈として、連綿と続く祖先の意思がインプットされている自分自身が持つDNAの記憶を呼び戻す行為であるのかも知れません。

お墓や仏壇に手を合わせるのも大切ですが、この機会に、自分の中のご先祖様に意識を向けてみるのも供養のひとつかも知れませんよ。

チャクラって何だろう?

2007-08-11 | Yoga
YOGAって調べれば調べるほど、解剖生理学的に説明出来る部分が多いのですが、チャクラに関しては『神経叢』なのかな?と想像するものの、いまだにどうも理解出来ていません。
そこでちょっと角度を変えて歴史的にチャクラの数を追いかけてみました。

現在、一般的なアーサナを行う『ハタヨガ』系のYOGAは、10世紀あたりに起源を持つ『ナータ派』と言う流れから来ています。創始者はマツェーンドラ、その弟子がゴーラクシャ。当時は苦行(ヨーギー)中心のヨガだったようです。(※それに対し、古代インダス文明の頃からあると言われる瞑想中心(ムニ)のヨガがヴェーダンタ系。近代ではヴィヴェーカナンダ師が有名)

さて、ここでチャクラの数。
7個と記憶している人がほとんどでは?

これは、20世紀前半にカルカッタ判事をつとめたイギリス人『ジョン・ウッドロフ卿(=アーサー・アヴェロン)』が著した
欧米で人気のヨガの古典的解説書『サーベント・パワー』に現れる数。
彼の著書にはタントラ文献の英訳書もあり、インド内外のヨーガ行者、研究家などのほか、心理学者のユングにまで大きな影響を与えています。
しかし、ウッドルフ卿はナータ派の文献は一冊も訳していないそうなのです。

では、ナータ派の師たちはいくつと言っているのでしょうか?
ナータ派の創始者と言われるマツッエーンドラは重要なチャクラは8つだと言っています。
ヒンドゥー密教のシュリー・クラ派は9つのチャクラを定めています。

      
図はナータ派初期の文献を伊藤武氏がイラストにしたもの。28のチャクラが描かれ、手足のマルマ(東洋医学で言うツボ)が脈管(経絡)で結ばれています。
(参考文献・絵:アーユルヴェーダ学会/shanti maegah 伊藤武氏)

昔の方が、チャクラの数は多かったんですね。

ヨガとアーユルヴェーダ。
密接につながる古代インドの貴重な遺産。
特にヨガインストラクターの皆様にはぜひ両方勉強される事をおすすめします。
そして、その前にカラダの仕組みも。

文責:マユーラの森 ojisan