『一切の生きとし生けるものは
幸福であれ 安穏であれ 安楽であれ
一切の生きとし生けるものは幸であれ
何ぴとも他人を欺いてはならない
たといどこにあっても
他人を軽んじてはならない
互いに他人に苦痛を与える
ことを望んではならない
この慈しみの心づかいを
しっかりと たもて』
中村元
生誕100年となる故中村元先生訳ブッダのことば(スッタニパータより)です。
相手目線で物ごとが観れるようになることは、パタンジャリのヨーガ哲学にも通じますね。
shudhananda @ mayura
今日は、インドで昔から伝わる『グルプールニマ』(Guru Pūrṇima)の日。
歴代のグル(精神的指導者・導師)へ、感謝の想いを捧げる日です。
インドでは、グルからグルへ、大切な教えを口伝で、体験で、伝えて来ました。
その大切な教えは、人々の心を、この日の『満月』のように、まんまるに満たす教えでもありました。
その大切な教えを、時を超えて伝えてくれた、古の多数のグルたちに感謝する日なのです。
2011年の東北大震災でも、先祖たちの言い伝えを守り命を救われた人も多いと聞きます。
現代の私たちは、目先のことにとらわれ、大切な先人たちの叡智を無視し、苦悩と迷いを自ら作り出しているのかも知れません。