Yoga Sutoras of PatanJali Chapter2-1
tapaH svaadhyaayezvarapraNidhaanaani kriyaayogaH
【読み】タパハ スヴァーディヤーヤェーシュヴァラプラニダーナーニ クリヤーヨーガハ(※便宜的な読み)
【直訳】熱・苦行 聖典を(自ら)学ぶ イシュヴァラ 深い瞑想(従順、誓願など) 実行・行為 ヨーガ
【訳】熱意をもって、自身の学習、イーシュヴァラへの思いを実行することがヨーガである。
【解説】ヨーガを実行するにあたってのポイントが第2章の冒頭にあらわされています。この手法は1章の第1節でも同じでしたね。(『さて、ヨーガの話をはじめることにする』第1章第1節)
実行のyogaとは何か?熱意を持ち続け、ヴェーダ聖典を学び、イーシュヴァラを思い続けることだと。
イーシュヴァラとは何か?ブラフマンでもアートマンでもない、イーシュヴァラ…
あえてこの単語を使っている点は、スートラを紐解くうえでとても大切な要素になると思います。
さて、第2章はsaadhana paada。『目標に導く章、成就のための章』と訳せます。
第1章 samaadhi pada『サマディーの章』でyogaの目標、定義を延べ、それを具体化させる方法論を第2章で明確にしています。
論文のような構成ですね。
第1章でもそうでしたが、さらっと訳して次に読み進みそうな節に重大な意味が隠されている…
そんな、読み解きをすると、また別の面白さが出てくるかも知れません。
文責:shudhanandha yogi@竹蔵 (2012.9投稿分を訂正)