インドに行った事がある人なら経験があると思いますが、あの頑固さ、自己主張の強さには、閉口してしまったことがあるのではないでしょうか?
さて、そんなインド人、一説によると、血液型はB型が多いと言う。
実際、イギリスの血液人類学者A・E・ムーラントらがインド・プラチャルプラデッシュ州のアーリア族を調査したデータによると、B型34%、O型24%、A型26%、AB型16%と、B型が最も多い。
日本人の血液型の割合は、A型38%、O型30%、B型22%、AB型9%と、A型が最も多い。(O・プロコプ,W・ゲーラー著.石山夫訳:『遺伝血清学』学会出版センター)
今から4000年以上前のインドは、インド洋周辺のさまざまな民族と交易をしており、多種の民族による『インダス文明』が形成されていました。
紀元前16世紀頃、イラン方面から移動して来た遊牧騎馬民族アーリア人が侵入・支配しました。
そして、インダス文明を作っていた多種の民族と混血、文化的融合を繰り返しながら、やがて定着。
インド社会の支配階級となり、農耕をもするようになります。
血液型は、O型からA型(農耕民)、B型(遊牧民)、AB型の順で発生したと言う説がありますが、B型は移動する民族のためか戦いが巧く、13世紀のモンゴル帝国/チンギスハーンの例にもあるように、B型の象徴である遊牧民族は、たびたび社会を支配しています。
そして、支配階級は『歴史の改ざん』『自己の神格化』を行い、多くの神話を後世に残す事になります。
インドでは、アーリア人の侵攻後、数々の神話、カースト制(身分差別制)などが生まれてゆきます。
私たちがインドの古典を勉強するとき、そんな時代背景を思い起こしながら学ぶと、興味深いものが浮かび上がって来ます。
また、それは、今の時代にも当てはまる事があり、時間は経っても、今も昔も変わらないことがあるものです。
B型にはかなわない・・・(笑)
yamabech@MAYURA