うぇるなび

yoga ayurveda インド哲学 心を豊かにする生活

QOD

2011-05-30 | インド
QOD(Quality of Dying and Death)。『死・死に方』の質。

すべての人間に平等なもの。

1つは、1回だけ産まれて来ること。

もうひとつが『死』。

生誕は、多くの人にとって記憶の鞘の外にあって、その一瞬を思い出す事はほぼないが、死はその直前を意識出来ることが多い。

その上、自らその死を選ぶ事も出来る。しかしながら、事件、事故、災害のように不本意に死んでしまうこともある。

どちらにせよ、いつか必ず死ぬのはかわらない。

私は、出来ることなら、死ぬ直前に『良い人生だった』『ありがとう』と言う思いで死ねたら良いなと思う。

そのためには、『今』どう『生きるか』が大切になるように思えてならない。

歳をとると、ブラックホールに吸い込まれる前のように、時間の速度がどんどん早くなる気がする。
一瞬が大切になる。

Shudhananda@MAYURA



こころ

2011-05-22 | 
こころ

お母さまは
大人で大きいけれど、
お母さまの
おこころは小さい。

だって、お母さまはいいました、
小さい私でいっぱいだって。

私は子供で
ちいさいけれど、
ちいさい私の
心は大きい。

だって、大きいお母さまで、
まだいっぱいにならないで、
いろんな事をおもうから。

金子みすゞ

『こだま』の詩の金子みすゞさんの詩。

彼女は26才で3才の娘を残して自死したが、その詩は死後88年経った今を生きる現代人のこころに何かを語りかける。

子供のこころは無限大に大きく、無限の可能性がある。

そのこころを無限に引き出すか、小さくするかは、親次第、まわりの大人次第。

MAYURAで開催している、子づれOKのYogaクラスは、子供との関わり方に一考を与えたいと言うこちらの願いもある。
今月は5/27(金)開催します。

yamabech@MAYURA


手塚治虫のブッダ

2011-05-15 | Yoga
手塚治虫のブッダー赤い砂漠よ美しくーが2011年5月28日より全国ロードショーされるそうだ。

今日、私のYogaスートラの講義でも般若心経を持ち出して解説したが、ブッダを知らずしてYoga哲学は理解できまい。

この映画がどのように若き日のブッダを描くかは知らないが、時間があれば観てみようかと思ふ。

yamabech@MAYURA

色眼鏡 Yoga Sutoras of PatanJali Chapter4-15

2011-05-09 | Yoga
Yoga Sutoras of PatanJali Chapter4-15

vastu samye chitta bhedat tayor vibhaktah panthah.


【訳】事象(客体)は同じであっても、それを受け止める心がさまざまであるから、認識はさまざまに異なる。

【解説】

同じ事象を観ても、人それぞれ観方は事なるもの。
ひとつしかない事象が、たくさんの観方、解釈をされ、あたかもいくつもあるようになります。

心の『色眼鏡』は、真実を見逃してしまうことになります。

それは、自分自身の事も何なのか分からなくしてしまうでしょう。

もう一人の客観的で冷静な自分がいると良いですね。

PS:5/15のスートラは『グナ』をするかも知れません。


shudhananda yogi@MAYURA

顔面麻痺とインターネット

2011-05-06 | ヘルスケア
知人が顔面麻痺になった。

私がクルマを買ったディーラーの営業マン。
確かに右半顔が動かない。

発症から2週間経っているそうだ。

ウイルス性の神経麻痺だそう。
聞くと、発症前2ヶ月は、とにかく多忙だったと言う。

ひょっとすると、強いストレスから免疫力が低下したのかも知れない。

本人が一番心配になっているのが、後遺症。
麻痺が残るのでは?と。
ネットで色々調べて、『なかなか治らないのではないか』と思ったそうだ。

今はネットで何でも調べられる。
しかし、真実の情報が流れている保証はどこにもない。

神経麻痺を得意とする鍼灸師の情報も、自分でも出来る民間療法も。
私ですら、ネットには出さない情報は多い。

虚空の世界は、ストレスで弱った心身にさらにダメージを与えることもある。

たまたま、クルマの点検に立ち寄ったのも何かの縁。

無用な心配を解消して帰って来た。

実は、彼の場合、方法はいくつもある。

Yogaは使わないけど

yayamech@MAYURA


内蔵脂肪は手術の邪魔らしい

2011-05-03 | ヘルスケア
NHKの番組『Deep Peaple』で胃がん摘出手術の名医が話してたこと。

内蔵脂肪が沢山あると、手術が非常にやりにくいそうだ。
血管が脂肪で覆われたりして出血のリスクも増えると言う。
BMI23~24でも、内蔵脂肪で臓器が覆われた男性が増えているらしい。

さらに、手術対象者の高齢化が進んでいるため、余計にリスクが増える。



天からの警告と思って、アイスの食べ過ぎに注意しようっと。
そして、呼吸法もせねば。

yamabech@MAYURA

日本の精神文化。

2011-05-01 | Yoga
東京の知人が、千代田区に住んでいるらしいのですが、日本の中枢機関が集まるこの地域は計画停電がなかったそうで、モノが少ない以外は、普通に生活が出来て影響が無かったと喜んでいました。

同じ千代田区の中心『皇居』では、天皇陛下自ら、第一グループの時間帯に合わせて、お住まいのブレーカーを落としていたそうです。

一方、政治の世界では、もう復興の『利権』争いが始まっているとも言われています。

俗なるものと精神性。

この2極が日本独自の文化を育んで来たのかも知れません。

国難の時には常に『精神性』に救われて来たのも紛れもない事実。

俗なる者は、目先の事柄しか考えられないので、難題が起きた時、混乱してしまうものです。

Yoga哲学では、プルシャとプラクリティーと言う二極が出て来ますが、精神性と現実世界との関係は、日本では今だ実践的に生きていることを考えなくてはいけないと思います。

shudhananda yogi@MAYURA